第11話 好きと嫌い

恋愛の話。





好きになると何でもOKになってしまう。


一度好きになったら嫌いになれなくて、今までずっとそうだった。


だから別れ話はだいたい向こうからいわれる。


自分から終わらせたコトが一回もない。


だって好きのままなんだもの。





何をされても好きなので、結局相手がハメを外すコトになっちゃう。


そんなんだから駄目になるんだって、友達にいわれる。





でも、ほんとにそうかな?って思う。





わたしという人間はそういう性質なんだから、そんなわたしを気に入ってくれて、そんなわたしの幸せを考えてくれる人となかなか知り合わないだけじゃない?


理想形って人それぞれだろうから、わたしの理想形が他のだれかの理想形と違うコトは、普通にあると思う。





嫌いになっただれかのコトを好きになるなんてコトも、一度もない。


嫌いになったらもう見たくもないから、印象が変わるコトもないし。





だれかと付き合う時、この人はいつまでわたしのコトを好きでいてくれるかな、って考える。


あなたが思っているより、わたしはあなたのコト好きなんだけどな、って思ってる。


---

つづき

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る