第4話 会話をしなかった1日

休みの日とかだけどね。


家から一歩も出ないで済む状況が好き。


家から出たら、次のタイミングにつまらない理由で外出しなくていいように色々準備する癖がある。





できるだけコンビニは行かない。


高いし。


やっぱ地元スーパーでしょ。


安いし。





飲み物とスナック菓子と加工肉とレンジ調理のみで完成する系は、しっかりリサーチしといて。


丸一日一人で過ごす時の基本だから。





あとカードないんならiTunesカードとか10,000円分くらいは常備しといて。


最悪、見つけてどうしても読みたい漫画とかどうしても遊びたいゲームとかあったら必要なので。





あと地味にウェットティッシュ。


ほんとこれいるから。


ベストなのは赤ちゃんホンポとかで売ってるほぼ水のみのお尻拭き。


アレ最高。


最強。





そういう日々の引きこもり準備を怠らないわたしは、いつでも引きこもるコトができる。


でも引きこもっていても誰かと話さなくちゃならなくなるコトもあったりして気が抜けない。





予定にない来訪者は必ず無視する。





どうしても伝えたいコトがあるなら置手紙とかして。


電話、LINE、Skypeも基本テキストだけ。


反応しない時はそういう時だって察して。





誰とも会話をしなかった、っていう贅沢を満喫しているんだからさ。


---

つづく

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る