第5話 ネバナラヌ教

わたしは「ネバナラヌ教」が嫌いだ。


ネバナラヌ教の信徒も嫌い。





残念なコトだけど世界はネバナラヌ教信者であふれかえっている。


かれらの布教活動はわたしにとって全く価値がないんだけど、そう感じているコトを確認もせずにズカズカと布教してくるから、とても煩わしい。





ネバナラヌ教信者の特徴をまとめておくね。





こうしなくてはならないという信念がある

自分の信念を他人にも共感してもらいたがっている

アドバイスするのが超好き

自分が提供する情報は他人にとって役立つと信じている

最後まで面倒みてくれるわけじゃない





恥ずかしいけどわたしは、これらの特徴に一つも当てはまらない。





信念とかないし。





だいたい他人と積極的に関わりたくない、というか全力で誰にも関わりたくないと思ってるから。


ネバナラヌ教信者の気持ちがぜんぜん理解できないのだ。





求めていないアドバイスって本当に迷惑だと思わない?


わたしの性格が悪いだけなのかもしれないけど、助けるんならちゃんとして欲しい。


中途半端にアドバイスだけ残していなくなるとか、ダレトクなのって思う。





結局、誰かにアドバイスしたとか、いい情報教えてあげちゃったとか、自己満足を満たす為にヤってるコトだと思うんだけど。


そういうコトをいうと、怒り出すのもマジで勘弁ね。





あとネバナラヌ教信者に、簡単にだまされる人も寄ってこないでね。


誰かに教えてもらった近道でオレツエーしてるの、みっともないなって思ってるから。

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