服屋再び

サカ発情ればフツーな感じにヤれるようになったらしい。


素晴らしい!


つか膜再生してたの忘れててめたくそ痛かったわ・・・エルフ大変だなコレ。


いや前世でもフツーにめたくそ痛いっつー奴もいたし・・・種族特性じゃないのか?


この男も「おまえ・・・初めてなのか」つってからむちゃくそ野獣化しやがって・・・まあよかったしいいケド。


初心者にはトコトン優しくない世界ね。



ガニ股でよろろ、とギルマス部屋を出てから回復魔法に気づき癒す。


城のお姉さま方と共同開発した継続常時発動型の清浄魔法を股間で発動させ、もはやナニが出ようが洩れようが無敵の気分で階段を下りてゆく。


マジすごいよこの魔法は!


「あ、ありがとうまたくるね」


Dに手を振る。


「ん、うちのギルマスは・・・どうやら気に入ったようだね、よかった」


振り返してくれる。


ゾンビーナにも手を振る。


入口を指し、応えてくれた。


出ると、もう夕方の日差しで街は茜色に染まっていた。


服屋いくか・・・大通りに出、そのまま直行しようと出た脚を串焼き屋の香が引き留める。


「二本くださーい」


「あいよ」


「金貨でいい?」


「釣いらねーならなw」


「何本買えるの?」


「20本だな、だが店仕舞い前じゃなきゃそんな売れねーぞ」


「何本迄おk?」


「んー、10本だな。それで五本分の釣りなら出せる」


「じゃーそんでお願い」


「あいよ、っと!まいどー」


金貨一枚渡し、焼き置き10本、葉っぱで包んだのと白いジャリ銭を渡される。


金貨一枚一万円だとしたら串焼き一本五百円くらいかな?


食いながら歩く。


うーむ、肉と塩と油・・・それとメイラード様て感じだな。

フツーにうまい。


葉っぱから油がもれて手が汚れるのが・・・あ、キレイキレイ魔法常時発動!


うーん快適。


お、救世主発見!


「おーい!またぱんつ買いに来たよー!」


「あっ!おま・・・ちょっとこいよ」


「なーに?やっぱ足りなかったん?」


店に入りかける救世主を止める。


「ちょっと串、串あるから!あんたもどう?」


「ああ、もらうか。・・・おっと」


ヒゲと服に油が垂れる。


「キレイになれ~」


パタパタ。


「おっ、あんときの魔法か・・・もぐもぐ・・・便利だな」


あ、そうだ。ここのお姉さまにも教えなければ。


「お金の当て出来たからすぐ払えるよ?どんくらい足んなかったの?」


なーんか服とか新品は高級外車並みの値段とかなろう系で読んだ気がすんのよね~。


「ああ、足りないってワケじゃないんだが、あの金貨は返す。助かるぜ」


「なに?臭かったの?」


骨から貰ったんだし臭いということは無い・・・と思う。


イケボの骨・・・イケボーン・・・くぷぷぷぷ


「いやあ、なんかすんげー価値のある金貨らしいぜ!大声じゃ話せねえけどよお」


いや、声めたくそでかいから。胴間声(常時腹式呼吸で喋る男性のイケボ)だし。


「使えんのかわかんねーから鑑定屋もってったらあいつビビっちまってよお、なんでも取り合って国が亡ぶくらいの価値があるんだってよwwガハハッ!!!」


あぁ、ヨタ風に演出してるってワケなんかな。


「あー、なんかノド乾いちゃったね」


水でも出すか・・・ん?水素と酸素の化合物出せんなら炭酸とか・・・いや、ビール出せない?


「ビール出ろ~ぱたぱた」


前世のスゥパゥアヂョルラァァアアイの500缶が二本、ゴン、ガンと自販機を連想する音と共に極めて雑に出現した。


でた?!マジで?!??!?!!??!ヒャッハー!!!!!酒じゃあああああ!!!!!!!!!!!!


「なんだソレ・・・鎧か?」


「鎧?!え?着るモノに見えるのかコレ・・・はい」


「いや、ちょうどお前のサイズの篭手に・・・お、冷たいな」


ばしゅっ、と開けてぐびびび~~~~っといく。


「えぇええ?!ひょっとして虫かコレ?体液吸ってんの?」


「ブバア―――――!!!!!!!」


思わず吹いてしまった・・・もったいない。


「まぁ飲んでみ。話はソレからよ」


酒に御大層なうんちくなんかいらねえのよ!


肉を齧り、ビールを飲る。


最高・・・体が小さいせいか、500缶もリッターくらいに感じるし・・・


「ああ、幸せ・・・ぐびぐび」


肉と酒と男があればもうなんもいらねーですわ。


あ、魔法のお陰よ。

魔法最高!!!!!!


「ん?酒か・・・味が落ちる直前のワインに・・・んぐっ」


お、無駄なテイスティング止めて一気に行ったな。


「・・・・・・・・・・ブッハァ―――――!こりゃあ、なんだ・・・神の酒か?!」


もっかいガッコンと出して、渡す。


「そ~まそ~ま、はい。ガンガンいっちゃおうぜ」


肉はもう無いが。


西洋人やUSの人等には日本のビールは評判悪いとか聞いたがここじゃいけそうだな。


・・・いや、そういやツベで超々美少年白人が日本スゴイシリーズ系動画で自国で飲む日本のビールは最悪だが日本で飲むとめたくそに冷えてて泡もクリーミィでもうコレ以外ビールとは考えられなくなるて絶賛してたっけか。


美しすぎる兄ちゃんやった・・・こっちにもいないかなあんなの・・・


でも日本スゴイシリーズだからな・・・


逆Ver(Sion)で日本人が海外行くと、アメリカでは温いビールを出されユーロでは常温のビールを出される、イエロー差別か?!て現地の人種の友人連れて騒ぎ行ったらコッチではそんな味が無くなる迄冷やさないとかそもそも初めから常温で飲むタイプとか優しく諭され土下座して帰ってきましたとかブログで見た懐い・・・



隣で嗚咽が聞こえる。


なんだ?!


「すごい・・・酒が、これほどの・・・神よ!」




うわ、できあがっちゃったよ・・・


まだ昼間なのに・・・




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ビール飲んだセリフがまた異邦ダン様よりパクってしまったのではとチェックに行く度に読みふけってしまうを繰り返し半年経ってしまったのであきらめて疑わしいとこを書き直しました。

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