どうして婚約破棄してくださらないのでしょう?

アソビのココロ

第1話

 世の中何が流行るかわからないというのは、まことにその通り。

 ピビア王国では貴族の婚約破棄が大流行中なのであった。

 何故か?

 幸せになりたい令嬢が多かったから。


 どうして幸せになりたい令嬢が婚約破棄されたがるかって?

 落ち着いて考えてみるとすぐ理解できる。

 婚約している令嬢とはいかなる状態を指すか?

 一人の令息に自らの占有権を与えてしまっているのだ。

 しかも大体のケースでは、当人同士の感情を無視している。

 見栄とか家の都合とか年周りがいいからとかの理由で結ばれているだけ。


 『貴族とはそういうもの』と決め付けられ、好きでもない相手とくっつけられて何が幸せか?

 令息はいい。

 男は生物学的に種を蒔き散らすことが有利であるから。

 令嬢は違う。

 女は生物学的に貴重な種を後生大事に育む畑であるから。


 ある令嬢Aが公開婚約破棄された。

 直後はショックだったものの、すぐに気付いた。

 あれ、楽なんじゃね? と。


 好きでもない相手と一緒にいなくてもよくなった。

 うまくいかないことで自分を責める必要もなくなった。

 結構な慰謝料ももらった。

 おまけに周りの皆が自分のことを気遣ってくれる。

 なあんだ、天国じゃーん。


 ストレスから解放された令嬢Aは、奇麗になったと評判だった。

 多くの令息から婚約の申し込みを受け、最も条件のいい相手を選び取った。

 ニッコニコである。

 令嬢Aは友人達に言った。

 婚約破棄って決して悪くないわよ、と。


 令嬢Aが王妃となったことから、婚約破棄をチャンスと前向きに捉える令嬢が増え始めた。

 令息達は婚約破棄されそうな令嬢の情報を集めだし、またチャンスを逃さぬため自分磨きに精を出すようになった。

 婚約破棄後に幸せになる令嬢を扱った人情劇がヒットを重ねた。

 また服屋や食堂、エステショップなどで婚約破棄割引を行い始めた。


 かくして婚約破棄された令嬢に優しい社会が構築され、婚約破棄されると幸せになるとまで言われるようになったのだった。


          ◇


 ――――――――――ピビア王国第一王子スカイラー視点。

 

「スカイラー様。どうしてわたくしを婚約破棄してくださらないのですか?」

「えっ?」


 僕の婚約者のアグネス・コールマクレイ公爵令嬢までが、こんなことを言い出した。


「どうしてって、婚約破棄する理由がないから」

「まあ、スカイラー様はわたくしを幸せにしてくださらないのですか?」


 婚約破棄したら幸せになれるというのは、あながち否定できないのだ。

 何故なら言い出したのが母上で、確かに今でも父上とラブラブだから。

 王国も平和に治まっているし。


「僕は全身全霊をかけてアグネスを幸せにするよ」


 だってアグネスは繊細なブロンドも小鳥の囀るような声も可愛くて、最高の淑女とされていて。

 ……ぶっちゃけ顔が最高に好みだから。

 どうして婚約破棄なんか考えるだろうか?


「でも婚約破棄されないと幸せになれないでしょう?」


 それはどうだろう?

 一度婚約破棄されると人生経験を積む上に選択肢が増えるので、よりよい相手に巡り会える確率が高いのではないか、というのが現在の通説ではある。

 ただ僕は立太子間近の第一王子だよ?

 アグネスがいかに公爵令嬢と言ったって、僕以上の相手って誰がいる?


「ねえ、スカイラー様。一生のお願いです」

「……アグネスにそう言われちゃうと弱いなあ」

 

 アグネスは婚約破棄されることに憧れてしまっているんだろう。

 まあ一度婚約破棄して、婚約し直せばいいか。

 慰謝料も僕のポケットマネーを全額払えば何とかなりそう。

 それよりもあの時婚約破棄しなかったからどうのこうのと、後々までグチグチ言われる方がよろしくない。

 ここは僕の度量を見せて、アグネスの要求を入れる場面だな。


「わかった。アグネスを婚約破棄してあげるよ」

「まあ素敵! スカイラー様ありがとうございます!」

「いや、まあまあ」


 こんなキラキラした瞳でアグネスに見られたのは初めてだ。

 婚約破棄してよかったなあ、とその時は思っていた。


          ◇


 ――――――――――一ヶ月後。


 どうしてこうなった?

 アグネスを婚約破棄したら、即行で貴族学院を中退して護衛騎士と結婚(婚約じゃなくて結婚)、コールマクレイ公爵領に引っ込んだ。

 護衛騎士とは前から好き同士だったけど、アグネスが僕の婚約者だったからどうにもならなかったんだって。

 ええ?


 他にもお妃教育が辛くてたまらなかったとか、なのに僕に全然気付いてもらえなかったとか色々言われた。

 言ってもらえないと気付かないよ!

 だってアグネスは完璧な淑女だもん!

 内心の苦しさなんか顔に出さないもん!


 とにかく父陛下にはこっぴどく怒られた。

 僕がちゃんとアグネスの心を繋ぎとめておけなかったからだって。

 ぐうの音も出ないわ。


 母上には慰められたけど。

 アグネスちゃんは愛に生きるのが幸せな子だったのよって。

 将来の王妃向きではなかったようだから、僕のせいばかりではないって。

 かもしれないけど、僕が失恋したのは事実なんだってば。

 はあ、涙ちょちょぎれる……。


 とにかく僕に残されたのは、アグネスとコールマクレイ公爵家の後ろ盾を失ったという現実だ。

 アグネスに代わる存在なんてなあ。

 僕の次の婚約者は難航すると思われたけど、実際はそうでもなかった。


「ワーサ? 聖女ワーサですか?」

「そうだ。文句は言わせん」


 聖女とは言っても平民じゃないか。

 いや、貴族の婚約者候補にアグネス以上の令嬢なんかいないから、目先を変えて国教会勢力と庶民人気を取りに行ったということはわかるよ?

 でも好きで好きでたまらなかった最高オブ最高のアグネスから、人生のパートナーが平民に格下げって、どんな罰ゲームよ?


 はあ、嫌だ嫌だ。

 人生うまくいかないもんだ。

 すっかり気分はブルーだった。


 聖女ワーサが勉強も魔法も極めて優秀な、ちょっとした超人だってことは知っている。

 まあスペック的には僕に相応しいと見られてるんだろうなあ。

 粗野な平民ではあるけど。


 遠目で聖女ワーサを見たことはある。

 黒いおかっぱ髪が特徴的な、小柄な少女だ。

 聖女ワーサも特待生として貴族学院に通っている。

 でも学年が違うし、僕は生徒会、ワーサは国教会の聖務で急がしいから接点がない。

 今度顔合わせすることになったが、憂鬱だ。


          ◇


 ――――――――――聖女ワーサと会う。


「殿下、ここの串焼きはおいしいんだよ」

「む、そうか」


 顔合わせの日、何故か聖女ワーサと下町デートだ。

 お上品にお茶飲んでたって面白くなくない? というワーサの提案でそうなった。

 いや、護衛も大変だし、下町を歩くなんてこと滅多にないんだが、ワーサがいれば大丈夫なんだって。

 メチャクチャ強いから。

 ええ?


「二本で六〇〇ゴールドだよ」

「はーい、六〇〇ゴールドね」

「おや、殿下が出してくれるんじゃないのかい?」

「殿下ねえ。前の婚約者のアグネスさんに慰謝料払わなくちゃいけなくて、文無しなんだよ」

「おやおや、世知辛いことで」


 アハハと笑い合う。

 考えてみれば、今までの人生で自分をネタに笑いを取ったことなどなかった。

 新鮮な感覚だ。


「おお、熱々で美味いな」

「でしょ? シンプルな料理は素材の良し悪しで決まっちゃうよね」


 そういうことじゃない。

 毒見を終えた冷め気味の料理よりずっとおいしいということだ。

 聖女ワーサは毒消しの魔法も使えるということで、買い食いも許可が出ている。

 聖女ってすごくね?


「さて、遅くなると怒られるかな。今日楽しかったよ」

「僕もだ」


 そう、意外なほど刺激的で楽しい一日だった。

 聖女ワーサに会うまでは、どんなくだらない日になるかと思っていたのに。

 この黒髪の少女のおかげだ。


「どしたの殿下。ぼーっとしちゃって。疲れちゃった?」

「いや、ワーサは髪の毛が短いなと思って」

「あ、殿下は長い方が好き?」

「どちらかと言えば」

「ごめんね。あたし魔物退治とかも行くから、髪の毛長いと邪魔で都合が悪いんだわ」


 思わず息を呑む。

 そうだ、ワーサは戦う聖女でもあるから。


「すまん。埒もないことを言った」

「いや、あたしこそ殿下の婚約者らしくなくて申し訳ないね」


 国のために働いているのはワーサではないか。

 自分のことだけしか考えていない僕自身が恥ずかしい。

 もっと学び、精進せねば……。


「じゃあ王宮に送ってくね」

「うむ、次の顔合わせは王宮図書館でどうだ?」

「いいの? 蔵書量がすごいって聞いてるから、一度見てみたいと思ってたんだ」


 ハハッ、やはり勉強家なんだなあ。

 見習わないと。

 聖女ワーサのニコッとした顔はとても魅力的だ。


          ◇


 ――――――――――王宮図書館にて。


 今日は聖女ワーサと図書館デートだ。

 ワーサは宮廷魔導士には知り合いがいるらしく、時々挨拶している。

 何かこう、モヤモヤする。


「この辺が貧民街になっているの」

「ふむ?」


 先日の下町デートが思いの外楽しかったので、その話題から入った。

 そうしたらワーサが王都の地図を持ってきて説明してくれるのだ。

 僕は貧民街のことなどほとんど知らない。


「あたしは貧民街の生まれらしいんだけどね」

「少しは聞いている」

「まあでも巡り合わせよく、国教会の孤児院に預けられて。国教会は生まれながらにして平等っていう理念を掲げてるから、孤児にも優しいんだ。ツイてたね」


 現在の国教会がまだ国教じゃなかった時代、平等という理念が過去には王族貴族に受け入れられず、迫害された歴史もあった。

 現在では庶民層を手懐けるのに都合がいいとされているが。


「あたしはたまたま聖女じゃん? 何のためかなあ、何ができるかなあって、いつも考えていたんだよ」


 聖女ワーサの意識は高い。

 本当は将来統治者になる僕が考えねばならないことなのに。

 妙な焦りが生まれた。


「で、この貧民街の位置に注目してくれる? 地理的には各王都門から一番遠い、不便な位置でしょ?」

「うむ、だからこそ貧民街になってしまうのだな」

「一方で魔術的には瘴気が溜まりやすい構造だと思うんだよね」

「何と! だから再開発がうまくいかないのか」

「あたしはそう考えてる」


 聖女ワーサの見識はすごいな。

 単純に地理的な問題だけじゃなかったのか。


「貧民街をどうすればいいかは大きなテーマなのだ。ワーサの考えを聞かせてくれ」

「通りの突き当りに門を作れば、瘴気は抜けるようになるよ。これは絶対に必要」

「しかし……ちょうどその辺りの王都郊外は、魔物が多いんじゃなかったかな?」

「多いね。だからハンターギルドを作ればいい」

「ハンターギルド……つまり騎士や憲兵でない、魔物狩り専門の戦士のための組織か」

「そうそう。単に門を作ったってダメなんだよ。雇用を作らないと貧民は救われない。魔物を狩る人、回収してきた素材を扱う人、食堂・宿屋・道具・装備品他の商売なんかだね」


 魔物退治の得意なワーサらしい発想だな。

 武器使用の緩和は、法律も改正しなくちゃいけない。

 いっぺんに治安が悪くなることもあり得る諸刃の剣でもある。

 ある程度の統制が必須となるから……。


「つまり徹底して国主導でやれ、とワーサは言いたいんだね?」

「うん。こういうことに関われるかもしれないと思うと、あたしは嬉しいよ。殿下の婚約者になれてよかった」


 あのニコッとした笑顔だ。

 じっと見つめてしまう。

 ワーサは元婚約者のアグネス以上に美人なんてことはないけど、より惹きつけられる。

 何故だろう?


「……僕の元婚約者アグネスは、幸せになりたいから婚約破棄してくれって言ったんだ」


 ワーサに全然関係ない話をしてしまった。

 他の女性について話すなんて失礼かな。

 どう思うだろう?


「聞いてる。アグネスさんはあたしに殿下を譲ってくれたんだねえ」

「僕はアグネスのことが本当に好きだったんだ。ともにピビア王国を支えていくものと信じていた」


 ワーサの興味深げな顔だ。

 こんな話されたって困るだろうに。


「アグネスが去って、次の婚約者が平民で。嫌だったんだ。でもまだ二回しか会ってないのに、僕の横にいるべきなのは君だったのかと、無節操なことを考えている」

「嬉しいな。あたしも殿下のお嫁さんになりたかったんだよ。ずっと夢だと思ってたけど」

「そうなのかい?」

「うん。殿下は覚えていないかもしれないね。でも会って話したのは今日で三回目なんだ」

「えっ? 二回目じゃなくて?」


 初回はいつだ?

 聖女に会ったなら記憶に残っているはずだが。


「一〇年くらい前かな。まだあたしも聖女認定されてなかった頃。孤児院に慰問に来てくれたことがあったでしょ?」

「ああ……」


 なるほど、慰問の時に会っていたのか。


「殿下はいい国にしたいって言ってたよ。そして本を読んでいたあたしに声をかけてくれたんだ。協力してくれって」


 多分協力してくれというのは、孤児院にいた皆にかけた言葉だと思う。

 本気にしたのはワーサだけだったんだろうが。


「嬉しくなって、力がうわーっと溢れて何でもできる気になって。考えてみればあの時に聖女の力が覚醒したんじゃないかと思うんだ」

「何と、不思議なことがあるものだな」

「だから殿下の婚約者になれたのは運命なのかなあ、って」


 恥ずかしそうに目を伏せるワーサは可愛い。

 こっちまでドキドキしてしまう。

 僕はアグネスのことを好きだと思っていたけど、ここまで感情を揺さぶられることはなかったな。


「今、婚約破棄がブームでしょ?」

「ああ」


 アグネスとの苦い思いがちくっと胸を刺す。


「あれは婚約破棄された令嬢側の幸せだけがクローズアップされるけど、必ずしもそんなことないと思うんだ。婚約破棄した側だって、幸せになりたくて婚約破棄するんだろうし」

「ふむ?」


 あれ? ワーサの言う通りだ。

 アグネスに頼まれて婚約破棄した僕のケースが特殊だっただけだな。

 じゃあ一般的には令息側もハッピーエンドが多いのか?


「当人同士じゃない思惑が先にある歪んだ関係を清算して、見つめ直そうっていうことだよ。あたしも婚約破棄は悪くないと思うんだ。こうして殿下と出会えたし」

「でも、ワーサだって政略で僕の婚約者になったんだろう?」

「違うよ。殿下が婚約破棄したって聞いて、立候補したんだよ」

「そうなの?」

「うん。王妃様が『ナイスロマンだわ』と乗ってくれて」


 ああ、母上は自分が婚約破棄劇のヒロインだから、恋愛ロマンが大好きだもんな。


「殿下のこと大好きだから、とっても嬉しいの」

「ストレートに来るなあ」


 婚約破棄は皆が幸せになり得るのか。

 僕が聖女ワーサを選んだわけじゃないけど、ワーサが僕を選んでくれたんだ。

 全てのわだかまりが解けたような。


 アグネスが譲ってくれたという聖女ワーサの言葉が、今こそ腑に落ちた。

 僕はアグネスこそ真実の愛だと思っていたけど違ったんだ。

 彼女はすごく努力をしていたけど、それこそが負担になってしまっていた。

 僕とともに立つ王妃にはなれない人だった。

 今、僕の前で笑顔を見せている聖女ワーサこそが運命の人。


「お妃教育頑張るね」


 マナーと王家独自の慣習以外は必要ないって聞いてるよ?


          ◇


 ――――――――――後日談。


 ピビア王国第八代国王スカイラーと聖女王妃ワーサの治世は、必ずしも初期から順調とは言えなかった。

 その平民に厚い政策が領主貴族の反発を招いたのだ。

 また聖女が王妃になったにも拘わらず平等社会が実現されないことに、国教会急進派も不満を募らせた。

 聖女王妃ワーサの快進撃が始まる。


 ワーサは平民の絶大な支持をバックに国教会穏健派との信頼を回復し、急進派を解体した。

 これ以降ピビア王家と国教会は蜜月の時代となる。


 ワーサは反乱を起こした諸侯に対して、自ら平民兵を率い討伐に当たった。

 その手法は降伏しなければ極大魔法『神の雷』を落とすという暴力的なものだったが、いくつかの大貴族が歴史上の存在になると反乱は沈静化した。

 当初こそ素人同然だった平民兵も、反乱の終わり頃には聖女王妃に従う忠実で勇猛な無敵の兵と化していた。


 ピビア王国の王権は絶大なものとなった。

 それはピビア内乱の際には静観していた周辺諸国の警戒を呼び起こす。

 対ピビア同盟が成立するが、王スカイラーは皮肉に笑った。

 貴族と平民、どちらの人数が多いと思っているのだ。

 平民層を完全に味方に付けているピビアが負けるわけはなかろうが、と。


 王スカイラーが大規模な宣伝戦略を開始、各国平民層が自らの搾取されている立場を知り暴動を起こすと、各国王家はその対応に追われた。

 聖女王妃ワーサ率いる無敵軍は、動揺している各国の騎士団を、卵を潰すような容易さで次々に撃破していった。

 ピビアが各国を攻め滅ぼすと、統一王朝が創始される。


 統一王朝で貴族の数は従来の五分の一以下に激減した。

 行政機関と立法機関は分離され、立法機関議員は身分に拘わらず選ばれることとなる。


 王スカイラーと聖女王妃ワーサはいつも仲睦まじく、二人の方針が乖離することはなかった。

 最大多数の最大幸福を実現できると考えるほどおめでたくはなかったが、近い考え方を持っていたのだ。

 優しい時代の実現の途中だった。


「陛下は頑張ってると思うよ?」

「それを言うならワーサもだろう」


 婚約破棄全盛時代は終末を迎えた。

 残った貴族も名ばかりのものとなり、政略的な婚約自体が少なくなったから。

 自らパートナーを選ぶ時代になったのだ。


 王スカイラーと聖女王妃ワーサは抱きしめ合う。

 二人は幸せで、それ以上に満足感に包まれていた。

 ともに白髪に覆われるまで、二人は一本の道を辿った。

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