終章丨禁止条項の追加

【坊や、本当に禁止条項を追加することができるよ。もちろん支払い条件もある】

前に交流した情報を伝えると、黄天は俺にこう言った。

「それで、代償は何?」

【8年寿命だよ】

「いい。世の中がもっと清らかになるためなら、八年なんて何でもない」

【本当に理想主義者だね】

「それでは、始めよう」

【しかし今、すべての性別意識を禁止しており、あとは暴力的な作品を作る能力しかない。戦闘的な作品を作れないようにするのか?】

「いいえ、禁煙する。麻薬を含む中毒性のあるものはすべて禁止する」

「……でも、前はそう思ってなかったでしょう。」

「できないの?」

【真理のボタンは私たちの手にあり、坊やが代償を支払うことを望んでいればいい。N1とN2の受容体と中枢神経系を変えて、ニコチンなど中毒性のある物質を無効にすればいい】

分かることは多いね。

【でも、今から禁止したら、羽衣に疑い直されるでしょう?そんな話をしたばかりだというのに、すぐに変わるなんて、疑いが強すぎるよね】

「疑われるよりも、寿命を減らすよりも、人間に生命権を持たせ、正しいことをさせ、世界を清らかにすることが、最もすべきことだ」

何でも価値がある。

なぜなら——俺の事業は正義だ!

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