〜第20話 シア・カルストール〜

「今まで止まった宿のどれより凄いですね」


「そうだな、まさかこれほどとは」


あの後、数日泊まる部屋に入ったのだが文明が地球で言うところの中世頃としてはかなり豪華な部屋である

もしかしたら貴族邸の部屋をイメージしているのかもしれない、それもかなり上流貴族の


「ベットもふかふかですね!!」


「....うん」


満面の笑みで報告してくるシア、最高に可愛い

確かにベットは柔らかいのだが、どうしても日本の頃を覚えている身からすればそれほど柔らかくはない...むしろ硬い

こう言う時こそサキの出番ではないだろうか?

前世知識最強をするならそこもしっかりして欲しい


「この上にある円状の魔導石はなんでしょうか?」


「多分明かりを出す魔導石かな?魔力を送ることにより色が変わるみたいだ」


試しに魔力を送って見ると、昼間のような明るさからだんだんと暗くなり夜特有の安心感まで感じた


「凄いですね、魔導石をこんなふうに活用するとは」


「こういう細かい所まで快適に過ごせるように施されているのが良いんだよな」


「今日もここで一緒に寝るんですよね...」


「ーーそ、そうだな!....それともベット広いし別々に寝るとか」


「それはだめです!そ、その一緒に寝たいと言うか...」


「....」


思わず顔を隠してしまった

シアからそう言われると嬉しすぎるんだが?天使か?天使なのか??


ふと顔を見合わせるといつのまにかマントを脱いだのか、長い耳の先まで赤くなっており尻尾の様に動いていた....一応恋人関係だし触っていいよね?


「ーーひゃっ」


耳を少し撫でるとそう可愛らしい声が聞こえた

うーん、尊い

やっぱりエルフは良い


「ーーーそのっ....エルアはこの耳を見て....どう思いますか?」


「ーー可愛いと思う」


ここで「なぜそんなことを聞くのか?」と投げかけない、聞いてくる理由はちゃんと認知している


「ほ、本当ですか?」


「あぁ、本当だ」


「じゃ、じゃあ....その....(耳を)舐めて...ください」


ーーーーえ?良いの?

なんだか不可侵領域に侵入したみたいで申し訳ないのだが...


「シア...」


「は、はい」


シアを優しくき寄せるとラベンダーの様な香りがした


シアが怖がっていないのを確認してから、優しく舐めていた(耳を)


しばらく経っただろうか抱き合っているためシア....お互いの心臓が高鳴っているのを感じる

き上がる庇護欲ひごよくと無茶苦茶にしたいと言う欲望....


「ーーーエルア、好きです」


そうシアは顔を赤くしながら、そして俺に体をあずけながらつぶやいた


「ーーっ....俺もだ」


あー、先に言われてしまった...ちょっと悔しい


「ふふ、両想いですね」


「だな」


「ーーーーーエルア....その....服、がしてください」


「良いのかい?」


「ーーはい...ちゃんと、意味わかってます」


「....」


まじ?許可貰っちゃったよ?!



この勇者、結婚式はエルフ式で行いたいと言っていたのだが湧き上がる欲望を前に願望ははかなったのである。

所詮しょせん男....いや欲に忠実ちゅうじつであるエルアはゆっくりとシアの服を脱がして行ったのである



「ーーーどうですか?」


服を脱がしたシアが来ていたのは、おそらくユニクッコロセで買ったであろうネグリジェだった

サキがこの世界で初めて考案したであろうネグリジェはとてつもなく扇状的で....

いや、言い直そう

シアが来ているネグリジェはシアの美貌びぼうと相まって物凄く官能的に思えた


「可愛いぞ....その....最高だ」


そう感想を言うと嬉しかったのか、それとも照れくさかったのか耳が上下に動いていた

可愛い


しかしまぁ、こうも可愛いといじめたくなるもので...


「シア」


「はい」


「さっき意味わかってるって言ってたけど....説明してみて?」


うわ、めっちゃ最低なこと言ってる

これが本当に勇者か?


「ーーっっ!!」


「無理かい?」


「ーーーわ....私を....エルアの.......ものにしてくださいーー」


「ーーーーあぁ」


ベットに横たわったシアにおおかぶさり、そううなずいた


「その....優しくするから....」


「ーーはい、全部エルアのものにしてくださいーーーー」


そうシアは胸が苦しくなるほど高鳴っている心臓を感じながら最愛の人に言ったのだったーーーーーーーー




―――――――――――――――――


Q 大丈夫かな?規約違反でBANされないかな?


A めっちゃギリギリ攻めてるけど...多分大丈夫でしょ....(感覚麻痺)


Q 利用規約1時間読んだから大丈夫か!!


A はぁ?

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