〜第11話 どうせ瞬殺するでしょ?〜
「さて、本題に入ろうか」
といきなり真面目な顔になり腕を組んだ
「カルストールにはとある討伐依頼をしたい」
「討伐依頼...俺に頼むということは強敵なのか?」
「あぁ、ギルド本部から派遣された神創級冒険者パーティーが敗走したんだ」
「それは...強敵だな」
「そうだ、だが王国騎士団の派遣を頼んだとしても神創級冒険者パーティーの方がぶっちゃけ強い」
う〜ん、それは悲しい
がそれほど神創級冒険者パーティーは強い、1パーティーで1つの小国を滅ぼせるくらいだ
神創級冒険者はまだいないがパーティーでなら王国には帝国と同様に5パーティー存在しているが、教国は8パーティーとかなり多い
こう言ってはなんだが、存在しているというより保有しているの方が適切な気がする
「それで、魔物か?」
「それがな、神創級冒険者パーティーによると吸血鬼との情報だ」
「吸血鬼...か、まだいたとはな」
吸血鬼はこの世界の人間からしたら殲滅対象となっているそのため、昔には吸血鬼狩りという吸血鬼に対する専門職がいたが400年前の前魔王軍最高幹部にいた吸血鬼が最後だと教国で発表されていたはずだが...
「吸血しているところは発見できていないが、
「
つまり前魔王とその最高幹部ということだが、前魔王は勇者が討伐しているし最高幹部の6人中5人は人類連合軍に討伐されていて、残った者が吸血鬼というわけだ
「
つまり神位魔法による大結界を破ったことがあるのだ
「そうだな、始祖魔法による大魔法が発動したら神へさえ攻撃できると
御伽話ではなく実話なのだが、それを言う意味はないだろう
「でもよ....どうせ瞬殺するだろ?」
「ーーーは?」
なんでそうなる、瞬殺ってそんなチート主人公じゃないんだから
「始祖魔法といえど、本物の勇者様には勝てないだろ...お前が使うシンイマホウ?で瞬殺して「あれ、俺何かやっちゃいました?」って言うんだろ、どうせ」
「偏見酷くないか?」
「まあ、この話は置いといて報酬の話をしようか」
「......いくら神創級冒険者パーティーが敗走したと言ってもそこまで取るつもりはないぞ」
「お前ならそういうと思った...で、金貨500枚でどうだ?」
金貨500枚つまり5白金貨であり、日本円にして100億円という価値になる
100億円と聞くと報酬が良すぎるように聞こえるが
「でもいいのか?俺は一応幻想級冒険者なのだが...」
そういうと、一枚の紙を渡してきた
「ーーー吸血鬼討伐依頼、達成報酬金貨500枚と神創級冒険者へのランクアップ?」
「そうだ、ギルドの奴らを説得させるのにかなり時間がかかったんだぞ」
「そうか...そういえばこの吸血鬼による被害はどのくらいなんだ?」
そう聞くと「やっぱり聞いてきたか」という様な表情をした
「これがな、不思議なことに被害はゼロ...ギルド本部からの情報だから正確性は高いと思うぞ」
「ーーーそうか」
「まぁ、悪い吸血鬼を討伐してくれればいいさ...んじゃ話はこれで完了かな.......さて最近は本も売ろうかと思っていてね」
そうニヤニヤしながら出してきたのは小説の様だった
「ーーーあの、手短にお願いします」
そう進言をしたが、長くなりそうだなぁと思い話し合うのだったーーーー
―――――――――――――――――
Q イチャイチャ会まだですか?
A あと三話後ですかね?
Q 三話の間にヒロインが3人増えるんですよね?
A ーーーはい?
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