〜第10話 転生者は意外といる〜
今更だが俺は転生者である
前世は地球と言っていたが正確には前々世が地球である
実は200年前にも一度この世界に転生していたりするが、その時はイキリ太郎かと思うほどに俺Tueeeをしていたが普通にボコボコにされて殺されたりしている
そのため「あれ?俺普通に弱くね?」と判明し神界での修行...半分というかほぼ、女神の我儘に付き合ってからもう一度この世界への転生を果たしたのだ
一度目の転生の時には単純に俺Tueeeを目指していたので前世知識最強!!をするつもりはなかった、そのためか今回の転生では前世(前々世)知識最強をしようとしたのだが...そう、すでにリバーシや和食があったのだ、これには泣き崩れた
まぁ、転生者が他にもいるというのは良いことでもあるんだが
とまぁ、その元凶であるカスタリア伯爵卿がいる邸にきたのだが....
「ここが辺境伯邸ですか、すごいですね」
「あぁ」
昼食を取り終わった後、俺たちは辺境伯邸へときていた
流石に城を和風にするような感性は持っていないのか王国式建築である
それでも
「ーーあのカルストールに彼女が出来たとは...」
そう突然声をかけられて振り向いたらカスタリア伯爵家の当主である、サキ・フォン・カスタリアとその妻であるルナ・フォン・カスタリアが立っていた
銀色の髪に白目。年齢はおそらく20代だろうか男の俺がいうのもおかしいがイケメン大学生に見えなくもない。
「なんだよ、おかしいか?」
「そりゃ珍しいさ...本音を言うならパーティーメンバーたちとイチャイチャでもしているかと思ったけどね」
「色々あってな」
「色々、ね」
「エルア、この人は?」
「失礼、私はサキ・フォン・カスタリア、この辺境伯領の当主でございます。そしてこちらは私の妻のルナ・フォン・カスタリアです」
「初めましてルナ・フォン・カスタリアです」
「は、伯爵様?!」
シアが驚き頭を下げようとした
「公式の場ではありませんし構いませんよ」
「は、はぁ」
「大丈夫だシア、こいつは貴族としての
「ーー王国ではこれでもマシな方だぞ」
「....」
「冗談だ、ところで何日泊まるんだ?」
「何日がいいんだ?」
「数日だな、頼みたいことがあってな」
「そうか...じゃあ先にシアを泊まる部屋に案内してもらえるか?」
「では私がシアさんを案内しましょう」
「ーーっ」
やっぱり他の人間のは抵抗があるのだろうか、不安な顔をしてこちらを見てきた
「一応この人たちは信用できるから大丈夫だと思う」
「そうですかーーールナさん、お願いします」
「ルナで構いませんよシアちゃん、色々お話ししましょうね〜」
「は、はい」
そうルナはいうとシアに近寄りながら案内しに行った...そういえばあの人、可愛いものには目がないんだっけ...ちょっと心配になってきたな
「さっ、久しぶりにあったんだ...セバス、面談室の準備を頼めるか?人払いを頼む」
「かしこまりました、どうぞこちらへ」
そう執事に案内された部屋に対面で座った
「ーーーところでパーティーで色々あったみたいだが」
「あぁ、軽くいうと追放されてな」
そういうと何かを察したのか哀れみの表情となった
「追放...そうか、それで傷ついた心を
「ーーーは?」
「まぁ、安心しろお前を追放した勇者パーティーはどうせ
「ーーー何言ってるんだお前」
「それにしても...どうせあれだろ、パーティーでは荷物役兼雑用をしていたんだろ?」
「それは... まぁそうだな」
まぁ勇者パーティーと言っても王子のごっこ遊びみたいなもんだしな
実際神託が降りた教国は認めていなかったし
「そもそもパーティーメンバーの奴らと恋仲になってねぇよ」
「....お前ほんとに日本人か?」
「日本人をなんだと思ってる?!」
「ふっーー」
そう聞くとサキは鼻で笑った
「成人男性の将来の夢ランキング1位ーーー異世界でハーレムを築くことーーだ」
「ーーーーはい?」
「ちなみに日本じゃないぞ、世界だ」
「ーーそうですか」
だからこいつ貴族とはいえ、四人も妻がいるのか...
「安心しろ、お前のほうが多くなるぞ」
「ならねぇよ?!心読むなよ!!」
「フラグだな」
「ーーー」
あれ?確かにフラグな気が....
―――――――――――――――――
Q これはフラグでは?
A フラグですね
Q はい、言質とりました
A ーーーはい?
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