コント「カフェ店員」

ヤンデレ作品大好き家族

コント「カフェ店員」

お客さん(以下、客)「雪降っとる…。昼なのに寒いな…。スタバ寄るか…。」

店員(以下、店)「いらっしゃいませ~。ご注文は、何になさいますか?」

客「えっと、カフェラテのMで。」

店「カフェラテの…Mで。ホットorアイス、どちらになさいますか?」

客「じゃあ、ホットでお願いします。」

店「(大声で)ありません‼‼‼」

客「(5秒間黙って)…へ?」

店「だから、ないんです‼‼」

客「いやいやいや、何言ってんの!? 普通はあるでしょ⁉」

店「カフェラテあると思わせて、すいません…。」

客「じゃあ、何で聞いたの?ホットorアイスか…って」

店「少しでもスタバの雰囲気ふんいきを味わってほしくて…」

客「ダメに決まってるでしょ‼それ、余計に怒られるやつだからね?」

店「はい…」

客「ってか、ここスタバなの?」

店「はい。スタバですよ。」

客「絶対、ウソだ!カフェラテ置いてないスタバなんて、あれへんからね⁉普通…」

店「はい。スタバです。スター“バックレ”コーヒーです。」

客「全然ちゃうやんか‼‼‼ なに⁉スター“バックレ”コーヒーって⁉」

店「文字通り、従業員が“バックレ”します。」

客「ダメじゃん!カフェとして、成り立ってへんやんか!」

店「まあ、そうですね。大体ワンオペになってます。」

客「お、おう。なんかごめん。」

店「いえ、大丈夫です…。」

客「でも、無いんだったら無いって言って下さいよ!こっち、分かんないから。」

店「いやです。」

客「何でだよ⁉ 一応、わたし、客なんだよ?(圧)接客をちゃんとやって!」

店「ハイハイ…。」

客「じゃあ、別のものにするわ…。ブラックコーヒー…」

店「ありません‼‼‼(即答)」

客「…エスプレッソ…」

店「ありません‼‼‼(即答)」

客「コーヒーフラペチーノ‼‼‼」

店「そもそも知りません‼‼‼」

客「じゃあ、何だったら売ってんの⁉×2」

店「牛乳、血液、墨汁ぼくじゅうです‼‼」

客「魔女の家か‼‼ ここは!」

店「それしか、売ってません!」

客「ヤバすぎるだろ!このカフェ!」

店「仕方が無いんです。これは、店長が決めたことなので…。」

客「じゃあ、店長呼べ!」

店「私ですけど?」

客「オメェかよ!今すぐメニューを変更しろ!」

店「変更したくないです!」

客「意味ねぇ‼‼」

店「だって…。」

客「だって?」

店「…いえ、で…どれ選ぶんですか?」

客「話、聞いてます?まだ、こっちの話終わってないんですけど?」

店「早よ、選んで下さい!他のお客さん、だいぶ待ってますよ‼」


客は、後ろにある無の空間を、しばらく凝視ぎょうしした。


客「いや、誰もおらへんけど?」

店「ですよねー。」

客「ってか、牛乳しか頼めへんやんけ!」

店「お客さん…情けないです。」

客「は?」

店「男なら、血液の1つや2つ飲めないって言うんですか?」

客「飲まへんし、飲めへんし、飲みたないわ!」

店「美味しいんですけどね。」

客「逆に血液頼む人とかおるん?」

店「私です。」

客「お前、どんだけ狂ってんねん!」

店「まぁ、よく言われます(/ω\)」

客「全くやっていることが人じゃない…」

店「えぇ…私じゃないので」

客「そうだろ、お前もにんg…、え?人間じゃない?」

店「フフッ…フフフ…ンフフフフフ~」

客「ちょっ!?待て!人間じゃないってどういうことだ!?」

店「私の…血を…飲んでほしい…。」

客(ヤバイヤバイヤバイっ!、どうすればいい!?はっ!これだ!)

店「だから、あなたを…。」

客「十字架ビーーーーㇺ!」

店「ギャーーーーー‼」

客「た…たすかった…。」

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