『絆《きずな》』の設定 ※途中書きです。
シュンたちのプロット内容を変更する可能性が高いです。申し訳ございません。
・番外編 (『縁』からの続きの物語)
ヒートしてしまった体を休めていた機械仕掛けの男神。
約百年後、魔王という存在が現れたのを確認する。
男神は魔王を利用しようと考えた。
魔王に世界にある強大な魔力を与え、異世界同士を繋ぎ、力のバランスをとった。
身の丈に合わない強大な魔力を持ってしまった魔王は暴れ狂った。
魔王が力を貯め込み過ぎて契約している眷属の魔族が暴走。
人が被害に遭い始める。人と魔族の間で戦争が起こる。
元・守衛だった男は、郊外に住んでいた。
妻と双子の兄弟の四人家族。
双子の兄は「シュン」、双子の弟は「ショウ」。
二人は仲が良くて、いつも一緒に外で遊んでいた。
5歳の時、二人は「フィオレ」という少女と出会う。
それから数日後、ショウはたまたま足を骨折してしまう。
ショウが家のベッドで療養していた時、母親が持ってきた本を読む。
彼が最初に読んだのは、伝記を小説にしたもの。
実際に使われた上級魔法が物語に出てくる。
しかも、登場人物、特に勇者たちが格好良くて、彼は憧れを持つ。
その本の巻末には、「作品の書かれている魔法は、実際に使われたものだった」と書かれていた。
足を治した彼は、「実際に魔法を使ってみたい」と思い、図書館に通い詰める。
その間に、シュンとフィオレは、お互いのことを好きになっていた。
ショウは恋愛よりも本に走り、幼馴染に対して恋愛感情がなかった。
ショウは、その後も本と魔法が大好きになり、毎日遠くの図書館に通い詰める。
遠くの図書館で少しでも長く本を読むため、スピードを上げる魔法は最初に覚えた。
三人は学生になり、中等部時代にレオとセイラに出会う。
シュンは勇者になるため、ダンジョン攻略を始める。フィオレもついていった。
ショウは本で覚えた魔法を試すため、たまに二人のダンジョン攻略についていく。
レオとセイラも時間があれば、みんなのダンジョン攻略に付き合う。
シュンはダンジョン攻略を繰り返し、学校を卒業後には勇者となる。
ショウは本を読み続けて国家試験を受け、兄が勇者になると同時に、国公認の賢者となる。
ショウは賢者になり、勇者になったシュンに振り回される日々を送る。
そして、迎えた二人の誕生日。
シュンはショウと話をした後、弟のために一人でダンジョン攻略に行く。
いつもは、フィオレがついていくのだが、弟へのプレゼントを取りに行くため、シュンが一人でダンジョンに向かっている。
ダンジョンから戻ったシュンは弟のために杖をプレゼントした。
──兄さんは、本当にどこからか不思議なアイテムを持ってくるなぁ。
いつもショウは感心する。
そして、ショウの方は自分で創った剣を兄にプレゼントした。
魔王が強さを増し、遠くの国で討伐隊を編成することになる。
その国こそ、主人公の住む場所だった。
勇者たちがパーティーを組む。
※男神が召喚術師のことを忘れてしまったため不在。
幼馴染み三人と学生時代からの親友二人。初めて会った斧使いの男性。
旅をするパーティー。
ダンジョンの種類。
・勇者 火山
・賢者 図書館
・弓使い 森林
・刀使い 巨大な滝
・魔法使い 天空
・斧使い 街中
・召喚術師 海中 ※男神に忘れ去られている。
シュンにグイグイ先導され、ショウがパーティーをまとめつつ、魔王城へと進んでいく。
魔王城の前で、シュンたちは魔王と戦闘する。
魔王との戦いの最中、力を使い果たしたフィオレだったが、シュンからもらった髪飾りが光りはじめ、弓矢になる。
髪がほどけて傷つきながらも弓を握りしめ、矢を放つ。
致命傷には至らなかったが、魔王にダメージを与え、時間を稼ぐ。
その間に、ショウが強化魔法を極限まで高め、シュンに託す。
シュンが魔王に剣を突き立て、力を一気に開放する。
そして、シュンたちは魔王を倒した。
しかし、魔王でバランスを保っていた世界は、再びバランスを崩す。
静寂が訪れることなく、魔力の渦が主人公たちを襲う。
別の空間に飛ばされそうになったところで男神に捕まり、異世界へと飛ばされてしまった。
男神は「シュンたちの力と武器、異世界の勇者たちの力を封印した武器でバランスを取ろう」と考えた。
賢者のアイテムがない世界になっていたせいで、賢者のショウだけが残され、他の仲間は異世界へと飛ばされた。
異世界に勇者という存在は、もういなかった。
不思議な力を持つ存在も、ほとんどいない世界。
男神は勇者たちの記憶を曖昧にして、世界に取り込む。
本編
『縁』から約百年後の世界。
(物語は魔王を倒した後の世界から始まる。
シュンと仲間たちが魔王との戦いにより異世界に飛ばされてしまった。
異世界の住人として世界に受け入れられてしまった彼らは、記憶を失っていた。
元の世界に残されたショウは通信を試みるが、ほとんどの言葉がシュンに届かずにいた。
ボロボロになった世界の復興に力を貸しつつ、シュンに話しかける日々が続く。)
瞬たちは高校の教室で、今日も話をしていた。
平凡な日々。気がかりなのは、毎日のように不思議な夢を見ることだ。
それは、うたた寝をした時にも見てしまう。
瞬は夢の中で、不思議な声を聞く。
夢の内容は、自分と似ている誰かが何かと戦い、仲間と談笑している。
(旅に出ていたころのショウの姿をシュン視点で描く)
自分と似ているけれど、違う存在。
今まではうまくいっていた仲間との間も、次第にギクシャクしていく。
「誰か」が足りない。──そう、「誰か」が足りない。
当たり前にいて、いつも仲間たちと一緒にいてくれた、大切な誰かが──。
次第に聞こえなくなっていく声に、焦りを感じていく。
早くしなければ、取り返しがつかなくなる。
──もう、ダメかもしれない。
「諦めたくない」と思った時、両耳に青い耳飾りを付けた一人の少女が現れる。
少女は「この世界の過去の賢者・リアナ」と名乗る。(『縁』のリアナの分身)
彼女のしている耳飾りと色違いの──赤い右耳用の耳飾りを託される。
瞬は少しだけ思い出す。自分と似ていたショウの存在を。
リアナの導きにより、この世界の「剣の間」に通される。
そこに、「あちらの世界の剣」と「この世界の勇者の剣」があるという。
敵が現れ、ショウからもらった剣を咄嗟に異空間から取り出す。
剣を使って戦いながら、ショウとの過去を思い出す。
・シュンが怪我をしたショウの見舞いに部屋を訪れた時。(もうそろそろ足が治る頃)
「ショウ、大丈夫か?」
「あ、兄さん」
「──本、面白いのか?」
「うん、面白いよ。本が好きなんだ」
・シュンとフィオレがダンジョンに向かって走っていく時。
「二人とも、そんなに焦らなくても大丈夫だよ」
・学生時代、本を熱心に読んでいるショウに話しかけた時。
「賢者になるんだ」
「そっか。じゃあ、俺は勇者になろうかな?」
・パーティーを組む時。同じパーティーに入って欲しいと頼みに行く。
「兄さん、言いたいことがあるんでしょう?」
ショウは笑っていた。
「わかるのか?」
「僕は、ずっと一緒に住んでる弟だからね」
(パーティーを組みたいと思っていることを見透かされていた)
(ショウの普段の一人称は「僕」。仕事だと「私」)
・ダンジョンの「耳飾りの間」にて、シュンが賢者の耳飾りに証を刻んだ時。
「これが勇者の仲間の証なんだね」
(賢者の耳飾りは左耳用のみ存在していた)
・フィオレと付き合うことになった時。
「実は、フィオレと──」
「フィオレと付き合うことになったの?」
「ああ! ──知ってたのか?」
「まったく。兄さんは──遅いくらいだよ」
(フィオレに告白するのが遅いことを指摘するショウ。両思いなのをみんな知ってたのに。
二人に恋愛感情はあったのに、恋愛よりも冒険に重きを置いていた兄に少し呆れる。
「フィオレも、よく待っててくれたなぁ」と、しみじみ思うショウ)
回想から戻ると、「この世界の勇者の剣」と「あちらの世界の剣」が祭られている場所に出る。
そこで、男神が襲ってくる。(穴が開き、ケガをしている男神)
剣を使って、いなしつつ、「あちらの世界の剣」を取る。
まだ魔力の戻っていない男神との戦いに勝利する。
(魔王のいなくなった後始末、シュンたちをこちらの世界に飛ばし、記憶を曖昧にして、世界に取り込んだ時に使った魔力が、まだ回復していなかった)
「この世界の勇者の剣」が、赤い賢者の耳飾りへと吸い込まれていく。
ショウとの記憶を取り戻したシュンは、赤い耳飾りのおかげで通信ができるようになる。
兄の物語
異世界での情報集めやアイテム集め。ショウとの通信。
『絆』の武器は、地下の「武器の間」に眠っている。
建物が建っていても、それよりも更に地下に空間がある。
異空間に近い存在で、機械仕掛けの神が作ったもの。
「武器の間」で二つの武器を回収する。
武器を仲間に渡して記憶が戻る。また仲間になって欲しいと誘う。
勇者のパーティーの証を武器に付与し、契約 (絆)を結びなおす。
契約 (絆)を結びなおした仲間は、記憶を絶対に忘れない。
ダンジョンで、すべての武器を回収する。
男神を倒し、リアナたちの杖 (スイカヅラのヘアピン)を回収する。
赤い耳飾りとリアナたちの杖で、二つの世界を繋げ、異世界に転移する。
リアナの分身が、こちらの勇者たちの武器を使い、二つの世界を断絶する。
弟の物語
シュンとの通信に成功する。
復興活動を一度やめ、手がかりを集めに、リアナたち故郷の村に向かう。
そこで、一人の少女・コチアと出会う。
村の守り神「シマエナガ」と「キタキツネ」の力を借り、情報とアイテムを集める。
異世界の人たちを召喚する方法をハリアが残した書物から読み解いていく。
「杖の間」にて、召喚術師の杖を手に入れ、コチアの杖となる。
少し遠くの城下町で、ハリアの遺したスイカヅラのヘアピンを発見する。
シュンからもらった杖と、もう一つのスイカヅラの杖を魔法で合体させる。
二匹の召喚獣 (シマエナガとキタキツネ)、賢者と召喚術師の魔力、召喚術師の杖、合体させた魔法の杖、賢者の赤い耳飾りを使って、シュンたちを召喚する。
異世界のダンジョン
ダンジョンの種類。※それぞれの過去を思い出すシーンを追加する。
・勇者 花畑 リアナが懐かしがる。
・弓使い 島の洞窟 暖の気配を感じる。
・刀使い 雪山 氷弦の気配。なぜか泣きたくなる。
・魔法使い 夜空 舞夜の気配。
・斧使い 砂浜 イフサーンの気配。
・召喚術師 思い出の建物 学校 整実の気配。
・賢者 草原 ゆかりの気配。
双子の兄弟の時系列
兄 フィオレ(急に付け始めたイヤリングを気にしていた)
休日、遊園地に誘う。
夕方まで遊ぶ。
ダンジョン攻略。
小さい頃の記憶(朝と昼)。
学生時代。
髪飾りになる弓矢をプレゼントした時。
パーティーを組んだ時。
同じパーティーに入って欲しいと頼みに行く。
告白した時。
弓矢を入手。
遊園地に戻る。
話を切り出す。
弓を差し出す。
「これ…」
弓を受け取る。フィオレの記憶が戻る。
「また一緒に戦ってくれないか?」
「うん、もちろん」
弓を差し出す。
「ありがとう」
仲間の証を刻む。
また告白する。
「私も好きだよ」
弟 復興活動を一度やめ、手がかりを集めに、リアナたちの故郷に向かう。
そこで、一人の少女・コチアと出会う。
村の守り神「シマエナガ」と「キタキツネ」の力を借り、情報とアイテムを集める。
兄 レオ
たまたま部活が休みだった日。
ファストフード店。
(フィオレと付き合うようになったことを報告。
もうこの頃はフィオレとシュンのことを応援し、何となくお似合いだと思っていた)
公園でクレープを買いに行く親友。
ダンジョン攻略。フィオレも別の場所から呼び出される。(証の効果)
学生時代。
刀にまつわる話。
パーティーを組んだ時。
同じパーティーに入って欲しいと頼みに行く。
シュンがフィオレへ告白した後、レオと二人で話した時。
フィオレのことが好きだったが、「おめでとう」と、レオは言った。
刀を入手。
公園に戻る。
レオが戻ってくる。
刀を差しだす。
「おいおい、作り物か?」
「銃刀法違反じゃないのか?」
刀を受け取る。レオの記憶が戻る。
「また一緒に来て欲しい」
「当たり前だろ?」
レオは笑う。
「──ほら、刻めよ」
レオが刀を差し出す。
「わかった」
仲間の証を刻む。
「俺たちは」
刀を持ち直す。
「親友だからな」
レオが笑った。
弟 異世界の人たちを召喚する方法をハリアが残した書物から読み解いていく。
「杖の間」にて、召喚術師の杖を手に入れ、コチアの杖となる。
兄 セイラ
夏休みに友人四人で一緒にカラオケ。
フィオレがシュンと付き合い始めたことを報告する。
セイラはレオのことをチラチラ見たり、顔が赤くなったり、気にしている。
(レオのことが好きだが、フィオレのことを好きなのも知っているので、気にしている)
カラオケ店から出る前に、フィオナと化粧直しに行くセイラ。
ダンジョン攻略。(レオと一緒に戦う)
パーティーを組んだ時。フィオレの親友。
シュンはセイラと二人きりで、あまり話をしたことがなかった。
同じパーティーに入って欲しいと頼みに行く。
壁の魔法の話。
レオと話すセイラ。
フィオレとのことを考えていて、何となく、セイラに好きな人を聞いたシュン。
頼れる戦友のセイラ。
シュンは、戦いが終わったら、レオに告白しようとしているセイラの話を聞く。
(前に好きな人を聞いたのと、フィオレと付き合うことになったのを報告したから)
腕輪を入手。
カラオケ店に戻る。
化粧直しから戻ったセイラ。
「話があるんだ」
「これを」
ブレスレットを差し出す。
「…ブレスレット?」
シュンを見るセイラ。
「今から話すことを信じて欲しい」
セイラはフィオレとレオの顔を見る。
二人が力強く頷き、勇気をもらう。
恐る恐るブレスレットを手に取る。セイラの記憶が戻る。
「また一緒に戦ってほしい」
「うん。私でよければ」
セイラは笑う。
ホッとするフィオレとレオ。
「これからも、よろしくね!」
フィオレがセイラに笑いかける。
「うん!」
セイラもフィオレを見て笑う。
急に横からレオの手が伸びてくる。
「ほら、ブレスレットに証、刻まないとな」
セイラの手を取るレオ。
セイラは顔が少し赤くなりつつ、レオの方を振り向く。
「ほら!」
レオは笑いながら、片方の手でセイラの肩をシュンの前に向け、優しく押す。
「仲間の証、刻んでもらうんだろ?」
「う、うん」
「よろしく、シュンくん」
ブレスレットを差し出す。
「こちらこそ、ありがとう」
仲間の証を刻む。
「これからも、よろしくな!」
レオはセイラに明るく言う。
セイラは目を大きく開いた後に、勢いよく頷く。
「うん!」
弟 少し遠くの城下町で、ハリアの遺したスイカヅラのヘアピンを発見する。
・斧使い(戦士の先輩)
体育教師になっている斧使い。
夏休みの登校日に約束し、バスケ部の自主練で特訓を付けてもらう。
校内の見回りに行く斧使い。
ダンジョン攻略。仲間の四人で敵を倒す。
パーティー(気難しい人だと思っていた)。弟と話をする斧使い。稽古をつけてもらう。身寄りのない人。強く生きる。
斧を入手。
体育館に戻る。
見回りから戻ってくる斧使い。
「そろそろ帰る準備をしな」声をかけられて振り向く勇者。おもむろに斧を魔法で取り出し斧使いに声をかける。無言で見つめる二人。
「力を貸してください」静寂を破る勇者の声。
「ああ」短く一言だけ話すと、斧を受け取る。斧使いの記憶が戻る。
「そうか」スッと斧を差し出す斧使い。
「刻むのだろう、証を」
「はい!よろしくお願いします!!」
お辞儀をした勇者は、斧に仲間の証を刻む。
「久しぶりに稽古をつけてやる」
「はい!」
弟 シュンからもらった杖と、もう一つのスイカヅラの杖を魔法で合体させる。
兄 リアナ
召喚術師の杖の間。
みんなで最終ステージへと向かう。
「伝えたいことがあるんです」
セイラがレオに言う。
「うん、何だ?」
レオは刀を振りながら聞く。
「好きです、恋愛感情として」
一瞬、レオの動きが止まる。
それでも、レオは目の前の敵を捌いていく。
「本当に?」
「はい」
無言になるレオ。刀の動きは止まらない。
「返事は戻ってからで、いいです」
セイラは儚い笑顔を浮かべる。
レオは今までのセイラとの思い出を振り返る。
「いや、いい」
ザシュッと敵を倒してセイラに向き直る。
「俺も、好きだ」
セイラの目をしっかりと見つめた後、レオは敵に向き直る。
「だから、必ず戻ろう。俺たちの世界へ」
力強く言って、刀を構えなおす。
目を見開いていたセイラは、ハッとすると、今までで一番の笑顔を見せた。
「はい!」
後ろから見たレオの耳は赤くなっていた。
最終決戦前。
召喚術師の杖を手に取った瞬間、流れてくる記憶。
リアナたちのパーティーの過去。男神との戦いと力を奪われた時。
「辛い思いをしたのか──?」
「ううん。ゆかりたちがいたから、たぶん最期の私は──とても幸せだった。貴方たちに会えて、とても嬉しかった。みんながいてくれて、良かった」
双子の物語
シュンは男神との最後の戦い。
リアナとの別れ。
「ありがとう」
赤い賢者の耳飾りを手に取り、仲間の証を刻む。
リアナの分身がしている青い賢者の耳飾りにも証が刻まれる。
「仲間になってもいいの?」
「もう、とっくに仲間だろ?」
みんなが笑う。
ショウはコチアと一緒に召喚の議を執り行っている。
呼び戻す時に、賢者の耳飾りから仲間である証が浮かび上がる。
兄は賢者の耳飾りの力と、弟たちが行っている召喚術で元の世界に戻る。
シュンたちは白い光に包まれる。
その直後に、リアナの分身が勇者パーティーのアイテムを使い、双子の世界を断絶する。
光とともにシュンたちが元の世界に帰ってくる。
左耳用の赤い耳飾りがショウの手元に戻る。
「兄さん、お帰り」
「ただいま」
シュンがショウに賢者の赤い耳飾りを渡す。
ショウはお礼を言い、耳飾りを右耳につけ、左耳用のも左耳に付ける。
ひとしきり再会を喜んだ後、コチアがシュンの前に出る。
コチアが召喚術師の杖に証を刻んでもらうように頼み込む。
・本編後
杖を戻し、スイカヅラのヘアピンは大切に保管されていた。
リアナの持っていた研究書は、ショウの手に渡り、分身を作ることができるようになる。
賢者の耳飾りをショウは国の仕事の片手間で研究していた。
エルヴィスへの転移とゲートの前の管理者と通信が出来るように作り直した。
ショウたちの子孫が転送装置を作った。
通信相手の竜族の男性に、友好の証としてスイカヅラのヘアピンを送った。
・備考
弟のヒロインは双子姉妹の故郷に住んでいる。
ヒロインの故郷を拠点にする。ヘアピンの資料もそこにある。
白と黄色のヘアピンが弟の手に渡り、弟の杖と二つの杖を合わせ、一つの杖にする。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます