『縁』プロット ※途中書きです。
『縁』のプロット。
三部構成。
「国東(こくとう) ゆかり」のことを好きな「和縁(かずより) 暖(はる)」。
好きかどうかは分からないけれど、暖といると居心地の良さを感じているゆかり。
お嬢様で何でも卒なくこなす「ゆかり」と剣道一筋の「暖」のことを似合わないと思っている「雪吹(いぶき) 氷弦(いつる)」。
氷弦は、ゆかりのことを人として尊敬している。
揉めているが、武道ではライバル関係の暖と氷弦。
ゆかりは召喚術師の家系で、勇者パーティーに毎回選ばれる一族。
相棒の白い柴犬を連れている。
ある時、国の要人がやってきて、三人が勇者のパーティーに選ばれる。
仲間として顔を合わせる六人。
侍の少女「日花(ひばな) 舞夜(まいや)」、斧使いの男性「乙木(おとぎ) 整実(よしなお)」、魔法使いの外国の少年「イフサーン・シュルバジー」が顔を合わせる。
何故か一人足りない。そこには賢者がいなかった。
伝説の武器を求め、ダンジョンへと乗り込んでいく。
ダンジョンの種類。※それぞれの過去を思い出すシーンを追加する。
・勇者 島
・召喚術師 草原
・弓使い 雪山
・刀使い 夜空
・斧使い 思い出の建物 学校
・魔法使い 砂浜
・賢者 花畑
最後のダンジョン、賢者の耳飾りを手にした途端、異変が起こる。強い光の中、ボロボロになったローブを着た少女が立っていた。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
アーベントロートは小さな頃に母親を亡くしていた。
自分の名前が「夕焼け」の意味を持つもので、髪が赤いことからつけられたことも知っていた。
母親を亡くした日も夕焼けで、自分の名前と髪が嫌いになった。
幼馴染のジゼルは毎日のように彼を励まし、料理を作ってくれていた。
母親と同じ赤い髪を同じように伸ばし始めた彼に、彼女は手のひらサイズの白いリボンをプレゼントする。
「ねえ? お揃いのリボンにしよう?」
幼馴染みの言葉に誘われ、アーベントは頷いた。
毎朝、学校に行く前に、手のひらサイズの白いリボンをつけてもらった。
その後、周囲にバカにされた。
彼がリボンを取ると、幼馴染が寂しそうにしていた。
彼女に惚れた弱みで、今もリボンを付けている。
ある日、アーベントロートは勇者に選ばれ、ジゼルは魔法使いに選ばれた。
その日、彼は王立図書館にて勇者についての文献を調べ始める。
昔から伝わる文献に、機械仕掛けの二人の神の存在が載っている。
こちらは機械仕掛けの男神が管理している世界。額にチェーンのついた赤の宝石。
機械仕掛けの女神が管理している世界。額にチェーンのついた青の宝石。
伝説の七つの武器。
武器の保管されている遺跡。集落。
平和な街。豊かな自然。
機械もほとんどない魔法の世界。
魔王や悪人がいなくても、必ず勇者が現れる。
何故なのだろうか?
平和ならば、いなくてもいいのではないか?
違う文献に載っている異世界から召喚された存在。
異世界には機械が増え、豊かな自然は減り、勇者候補が少しずつ減っている。
読んだ時に、何か違和感があった。
昔の勇者の意志を本から感じる。小さな魔力の波動で鈴が鳴る。
その次の日、二人は他の仲間たちと出会う。
年長者で刀使いの「クローヴィス・フォスター」、自然が大好きな弓使いの少女「マグノリア・アーチャー」、優しい斧使いの青年「ガーラン・スミス」、白猫を連れた優秀な召喚術師で双子の姉「ハリア・ハニーサックル」、優秀な賢者で双子の妹「リアナ・ハニーサックル」。
七人は伝説の武器を求め、ダンジョンへと乗り込んでいく。
ダンジョンの種類。※戦いで魅せる。
・勇者 火山
・魔法使い 天空
・刀使い 巨大な滝
・斧使い 街中
・弓使い 森林
・召喚術師 海中
・賢者 図書館
武器を手に入れた七人。
アーベントロートは突然現れた魔物に襲われ、心配する仲間の声が飛んでくる。
ジゼルからは「ロート」、みんなからは「アーベント」と呼ばれる。
異世界から送られてきた魔物との戦闘。
力をなくしていった異世界の人たちのために、機械仕掛けの女神が送ってきた。
アーベントの服の描写。
ひらひらした夕日のように赤くて長いコート。差し色の白。鈴と同じ金の模様。
長い髪には白いリボンが結ばれている。剣を振るリズムに合わせて、リンッ!と鈴が鳴る。
「何かがおかしい」と思うアーベント。
こちらの世界の魔物と気配が違う。急に現れた魔物。
魔物たちは、こちらの世界に縛りつけられてしまった。
何かに怒って癇癪を起していることにマグノリアとスミスが気づく。
ジゼルと一緒に戦うアーベント。
呪縛の魔法をかけて、剣と魔法の攻撃。
クロ―ヴィスが前衛で、後衛のリアナとハリアが仲良く戦うシーン。
バランスをとる意味がブレていく。縛りつけられる世界。
※まだ決めていません。中略。
世界がようやく平和を取り戻し、みんなはそれぞれの場所に戻っていく。
アーベントロートとジゼル、ガーランは城下町出身。
マグノリアは自然豊かな町で育ったが、ガーランのことが気になり城下町に残った。
クローヴィスは城下町近くの町、妻の待つ家に帰っていった。
リアナとハリアは、自分の故郷に戻っていたが、ある日、事件が起こる。
突然、現れた機械仕掛けの男神が、ハリアの目の前で、リアナを異世界へと連れ去ってしまった。
残されたハリアは男神に反抗するも、攻撃は通らず、どこかへ消えてしまった。
リアナがいなくなり、悲しむ彼女の近くには、賢者の耳飾りが片方残されていた。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
異世界の賢者の間。
光が収まり、暖たちの前にボロボロのローブを着た少女が姿を現す。
少女は「リアナ・ハニーサックル」と名乗り、暖のパーティーに「ここはどこ?」と尋ねる。
少女は賢者の耳飾りとは色違いの赤い耳飾りを付けていた。右耳だけの。
片方の耳飾りを落としてしまったことよりも、「ハリアを知りませんか?」と、別のことを気にしている。
話を聞くと、「リアナの双子の姉」らしい。
誰かに連れてこられたことを思い出すリアナ。
それは異世界の神だった。神と信じられていた存在は機械仕掛けの神だった。
無理やり連れてこられた理由は分からない。
でも、彼女が賢者であると、みんな分かっていた。
青い賢者の耳飾りが光り、リアナの前に移動していく。
現実を受け止めきれないリアナは耳飾りを拒否する。
すると、突然意識を失い、倒れてしまう。
彼女を受け止めた暖は、「どこかで休ませよう」と言う。
ゆかりが「私の家で預かるわ。暖、ごめん。その子を私の家に運んで?」と言い、暖は了承する。
ゆかりの家で目を覚ましたリアナは悪夢を見て汗をかいている。
急に目を覚まし、飛び起きて、周囲をキョロキョロ見回す。
お水とタオルを用意したゆかりは、落ち着いた雰囲気でリアナに話を聞く。
リアナのローブと帽子は近くの椅子にかけられている。
異世界の神に無理やり連れてこられたことを話すリアナ。
この後、暖たちと話し合い。冷たそうに見えて優しい氷弦。
ゆかり以外の仲間がいなくなり、リアナと二人になる。
ローブを静かに見つめていたリアナ。
双子の姉「ハリア」とおそろいで買ったローブが破れ、悲しむ。
ゆかりに姉と一緒にローブを買った時のことを話す。
夜のうちに、ゆかりがリアナのローブを仕立て直す。
次の日の朝、ゆかりにお礼を言って、ローブをぎゅっと抱きしめるリアナ。
ゆかりを見たリアナは、彼女がハリアに雰囲気が似ていることに気づく。
同じ召喚術師で、白い動物を連れている彼女に親近感を覚える。
ゆかりたちと協力し、異世界に戻る方法を調べる。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
ハリアは世界を救う戦いが終わり、別の場所で生活していたアーベントロートたちに助けを求める。
またパーティーを組む勇者たち。
双子の世界と賢者の耳飾りについて調べることにした。
旅の途中で、賢者の青年と出会う。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
ユーナたちのいた世界で、世界を渡る方法が書かれた資料の中にベルについての研究書が出てくる。ベルに気を取られる男神。その隙に
『創』でスミレがセツカと通信したり、分身を作り出したりする。
耳飾りで通信し、分身を作り出した資料が『緒』と『縁』でも残っている。
※まだ決めていません。中略。リアナたちの恋愛と調査の話。ヘアピンの杖。
魔物がみんなを襲う。
この後、二人は親友になっていき、リアナはゆかりの家に養子に入る。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
賢者の耳飾りについて書かれた本を賢者の青年が見つけていた。
リアナと耳飾りで通信できるようになる。
アーベントロートが双子の世界と神についての記述を見つける。
ジゼルが記述を読み上げる。
お互いの状況の確認と、これからのことを相談する。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
※まだ決めていません。中略。弓使い・氷弦の恋人になる。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
ハリアたちはシマエナガとキツネから神を呼び出す方法を聞く。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
※まだ決めていません。中略。
リアナは心配になり、ゆかりの家の書庫で文献を再び調べる。
自分の分身を作り、未来に飛ばす方法を見つける。
ゆかりに話して研究書をもらう。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
リアナと一緒に作ったスイカヅラの杖のヘアピン。
ハリアは、もう一度、白と黄色のヘアピンを作る。
最後の打ち合わせをする。
※『縁』で、元の世界に帰る方法と異世界の人を召喚する方法をほぼ完成させる。
完成した白いヘアピンを姉が箱にしまう。
黄色を機械仕掛けの男神に打ち込む準備をする。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
ボスは機械仕掛けの双子の女神。
女神は完全に壊れ、消滅する。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
賢者の青年がヘアピン型の杖を矢に変え、マグノリアに渡す。
ジゼルが機械仕掛けの男神を呪縛で押さえる。
マグノリアがヘアピンを打ち込む。
ジゼルが忘却魔法をかけて、ヘアピンの存在を忘れさせる。
※男神が強すぎるため、記憶を完全には消すことはできない。
※何とかヘアピンの存在を忘れさせることはできた。
機械仕掛けの神に反抗し、魔力を奪われ、アイテムに封印される。
魔力を封印したアイテムを元の場所に戻してしまった。
※魔力がないと、たどり着けない場所にある。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
あと一歩のところまできたが、双子の神の男性型に阻止されてしまう。
リアナがヘアピン型の杖を矢に変え、氷弦が白のヘアピンを男神に打ち込む。
リアナは賢者の青い耳飾りの力を使い、自分のコピーを作り、研究書と一緒に賢者の赤い耳飾りに込めて未来に飛ばす。
男神に暖たちは敗れる。
パーティーの魔力が奪われ、それぞれのアイテムに封印される。
暖たちの命までは取らなかった。
※双子の女神がいなくなり、負担が増えた。自分自身も壊れかけていたため。
男神は暖たちの魔力を奪い、近くに封印し、二つの世界のバランスを取った。
暖たちはリアナを帰すことができず、落胆する。
その後、全員、魔力をなくしてしまったが、仲良く最期まで生きた。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
リアナをこちらに戻すことはできなかった。
しかし、異世界の勇者たちの優しさを知っていたハリアは、安心もしていた。
異世界もこちらの世界も、特に変化はないようだった。
アーベントロートたちと、その後も仲良くし、一緒だった賢者の青年と結婚する。
男の子を出産。幸せに暮らす。
また被害者が出た時のために、二つのヘアピンは子孫の手で大切に保管されている。
「備考」
「和縁 暖」編。始まりの朝、太陽の輝く昼。
「アーベントロート・ベルディスティニー」編。夕焼け。
「リアナ・ハニーサックル&ハリア・ハニーサックル」編。星の輝く夜空、新しい朝。
みんなと仲良くする「和」であり、「和み(なごみ)」であり、そんな「縁」で、「暖」かな陽気に包まれるようなパーティーにしたいと思っています。
伝説の武器は、特定の場所に祭られている。
武器に認められた者が持ち主になる。
白柴は白くてフワフワの被毛が特徴。柴犬の被毛はトップコート(硬い上毛)とアンダーコート(やわらかい下毛)による「ダブルコート構造」。柴犬は抜け毛が多い犬種。定期的なブラッシングは欠かせない。特に年に2回の換毛期には抜け毛の量がさらに多くなる。
換毛期以外は、1週間に1~2回程度ブラッシングする。換毛期は毎日ブラッシングする。ブラッシングは毛のもつれや毛玉をとるだけでなく、マッサージ効果にもなる。
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