第23話 特別入門者パメラ

第23話 特別入門者パメラ


レクサム『そのアヴィエルって奴が、お前らの親玉なのか?ギルド創設者…』

レクサム『三ツ眼の蛇と関係がない訳が無いな』

レクサム『ギルドに創設者が、いる以上俺はそいつも倒す目的が出来た』

オウガン『なんか、マズい人に教えたんじゃ無いですか?シード』

シード『もう俺たちは、ギルドを信用する必要も無くなったギルドは、俺たちの生き甲斐だった…だがこうやって犠牲が出ている以上憧れも何も無い』

シード『オウガンは、何も悪くない俺だけを煮るなり焼くなり好きにしろ』

シード『ギルドの掟の一つ仲間の責任は、一人で受け止めろだ』

レクサム『お前らは、悪い奴じゃ無いみたいだな…弱いくせに、責任逃れする奴らを沢山見て来たが…お前のような奴は見なかった』

レクサム『お前らも俺らと来い』

ゼイル『良いのか?そんなに仲間を沢山増やして』

レクサム『出費はかさむが、なーに仲間は、多いに越したことはねぇ』

オウガン『と言っても男を守るなんて、俺の趣味じゃありませんが…』

レクサム『いったん解散しているが、3人のここでは、お嬢さんがいるな…』

オウガン『乗った』

シード『また始まったよ俺たちの人生が…』


レクサム『全員集まったら、目的を伝え合おうまずは、全員の信頼が大切だ』

シード『それは、問題無い』

オウガン『第一、珍しい髪を持ったお嬢さんと、王族でありヴァラメンスの王女様それに、レクサムの姉上であり俺たちよりも上の一級魔導学園を出ている協会公認魔法師のお方』

オウガン『全然怪しく無いむしろ早く会ってみたい』

シード『肩書きが強すぎて怪しいが、まずは確かに、信頼だな』

レクサム『お前らは、界門って知ってるか?』

シード『唐突だな…知らないな聞いた事が無い』

オウガン『私も、聞いた事がありませんね最近の魔法でしょうか?』

レクサム『調べた限りでは、魔法とは違う別の力らしい』

レクサム『魔法は、魔力を生まれ付き持って生まれた者が扱えるいわば、生命エネルギーみたいなものだ…だが、界門はそれと異なり大昔には、魔力を持たないものでも扱えたらしい』

シード『そんな大昔から、あったのか…はっきりしないまでの大昔…これは面白い話だな』

オウガン『でっそれがどうしたんだ?』

レクサム『俺と俺の姉貴ニイ、そして白銀色の見たことない珍しい髪を持つパメラ、ヴァラメンスの第三王女シェルピーは、その界門を持っている』

シード『ほう…そうだよな聞いたことも無いそんな話を調べている者が持っていない訳が無い存在するということは、それだけで証明出来る』

オウガン『ますます守り甲斐がありますね』

レクサム『界門は、知らないと聞いただが…』

レクサム『英雄軍は…知っているか?』

シード『ああ…』

オウガン『あの…』

シード『魔の存在と人々との争いを止めて周ったと言われている各種族の代表の方達ですか…』

オウガン『美人が、沢山いたとされさらにとても強いとある方達ですね』

シード『解釈は違っているが、オウガンも知っている』

シード『魔法を学んでいる者は知らない者なんて居ないでしょう』

レクサム『流石に知っているな…その英雄軍の中にも、界門を持っている者が居た』

シード『それで、その話を…合点はいきました』

シード『確かに、存在する忘れられた力と魔法を知る者には、知らない者は少ない英雄軍の伝説それも、私達の旅の目的のようです』

?『ギルドも共に居るなら話は早い』

レクサム『!』

ラノート『すまない驚かせたかった訳ではない』

ラノート『君達に、依頼したい事がある』

レクサム『気配を隠すのが上手いこれが、護衛長を任される魔導将軍なのか』

シード『オウガン…』

オウガン『言いたいことは、分かります全く、感知出来なかった』

ラノート『手短に、伝えよう近くで現在争いが起きている隣国のリオダールから救援要請を受けている私は、そこに赴く君達には重なってしまった入門者の遠征試験の応援を願いたい』

レクサム『ギルドと魔導協会は長年仲が悪いと聞くが…』

ラノート『そうだね、でもそれは先代の会長殿の時だね』

ラノート『今の会長は、少しずつギルドと向き合うと仰っている』

シード『成程それで』

ラノート『特別入門者パメラさん…彼女も共に遠征試験に向かうことになった』

ラノート『会長の判断でね…会長とパメラさんは、どうやら何かの縁があるみたいだ』

レクサム『魔導協会会長と縁?アイツにそんな知り合い居たか?』


馬車の音『ガラガラガラガラ』

ミリス『あっいけない…』

ミリス『パメラに伝え忘れてしまいました』

ミリス『貴方の親戚が現魔導協会会長ということを…』

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