第22話　母との再会

ミリス『パメラ…元気にしていた危険な目には遭っていない？』

それは、沢山遭っていました

あの時の私には、母と再び再会した事に今までの、困難なんて忘れるぐらい嬉しさでいっぱいだった…

パメラ『はい、この通り…元気です』

ミリス『そう…会わない内に大きくなった気がする』

ミリス『貴方は、私に似て勇敢なのね』

パメラ『お母さん…』

ミリス『あっごめんなさい…私ここ一級魔導学園の出門者なの』

ミリス『本来は、同期のリメイルちゃんと共に魔導将軍？という道も考えてたんだけど…』

ミリス『パメラのパパになるフィーデルさんに、私が恋に落ちて貴族の私と、平民の方だったフィーデルさんと結ばれるのは猛反対されたわ…でもね私は身分なんて関係ないとお父様とお母様の反対を押し切って貴族を出て行ったの』

ミリス『それから…貴族だった私は、平民の方の暮らしに慣れるのは時間が掛かったけれどパメラが生まれて来てくれて幸せだった』

ミリス『私のお父様ったら面白いことに、孫が出来たことに反発所か家に帰って来て来れと言ったのそれもフィーデルさんを、時期当主として迎え入れると言ってね』

ミリス『お父様とお母様も変わってくれた』

ミリス『ここに来たのは、この話をする時が来たからなの』

ミリス『フィーデルさんは、魔力をお持ちで無いので来れなかったけれど…』

ミリス『いつでも良い…パメラが会いたい時に会いに来てくれ僕は、パメラが来るのをずっと待っているよと伝えて来れと言っておりました』

お母さんが魔法師だったことと、お父さんとお母さんの出会い話私は、お母さんと今までの小さな冒険と沢山の出会いを話したお母さんは、とても微笑ましい表情で私の話を聞いてくれた

そして、お母さんと再び別れる時間になる

お母さんは、寂しい表情を抑えようとして少し堪えていたが、それもすぐに耐えられず涙を流していた

私も、つられて涙を流す

これが泣くという事…

私は、生まれて初めて本当の涙を味わった

ミリス『パメラが、帰ってくるのをいつでも待っているからねフィーデルさんと…』

特別入門者は、通常の入門者と違い受ける教えが10日間に短縮されている為

魔法の基礎となる術のうち最も私に合ったものを、見つける必要がある

これは、魔導協会において重要視されている教えの一つである

私の最も得意な術は、回復術だった…

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