ep2 妖魔退治
サインペンで妖魔と呼ばれる1つ目に書いても何も起こらない。そのままグーパンで鬼瓦くんが吹っ飛んできた。
「何ができるかわからないけど、鬼瓦くんは私が守る!!」
「ねぇ、キミ、ボクと契約さらに、魔装してあいつらと戦おうよ!!」
「誰!?」
「ボクはネコだよ!」
「なんでネコが喋るの?というか契約って?魔装って何?」
「キミが仮にこのままあの妖魔と戦っても、勝ち目はないよ、ただの、犬死さ」
「だとしても……。鬼瓦くんをほっとけない!!」
「それは契約の意思でいいんだね?」
「えぇ」
魔装-キャット-
マジカルスノーキャット
「え、なにこれ」
私はピンクのヒラヒラした衣装に気がついたら着替えていた……いや、変身していた。服装だけならいつの間に!?なのだが、髪の毛もピンクに変わって、無意識のうちに叫んでいた。
-にゃんにゃん、私を白けさせないで!!マジカルスノーキャット!!-
「何?この力?」
私に妙な力がみなぎっていた。それは感じたことがなく、また、優しく柔らかい力だ。いや、私も何言ってるかわからない。
「そんなことより目の前の妖魔を!!でも、ここで魔法を使うと……」
とりあえず物理でと思い、パンチしたが、1つ目妖魔はかゆい程度しかダメージをくらわなかったようだ。
「くっ、だとしても、たぁぁ!!」
もう1発お見舞した。
しかし、少し怯む程度で周りの生徒を食べようとしている。
「ひぃぃ」
「権田原くん、逃げて!!」
「しかし、雪鬼氏ーお主も……」
「私は大丈夫だから、それとこの姿の時は、マジカルスノーキャットだから!!」
「わかったでごわす、逃げる!!」
仮にも接点があろうがなかろうが、人がやられるのを見過ごせない。私は人を妖魔から守る力を得たんだから!!
「ディメンションワールド-スノー-!!」
私がそう叫ぶと周りは白銀の世界に変わった。
「それがキミの戦う理由なんだね」
ネコはこのディメンションワールドにも来ていた。
「それならこの武具をあげよう」
武具と言われ渡されたのは刀だった。
刀の鞘を握るとさらに優しく柔らかい力がみなぎった。
「妖魔!!覚悟!!」
タッタッと走って、妖魔を斬っと真っ二つに切った。
「ふぅ」
パチンと指を鳴らして、ディメンションワールドを解除した。
「変身解除」
いつもの制服に戻……。
「甘いわね、スノーキャット」
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