episode22 奇襲
午後の授業が終わり放課後、僕を含む代表4人が校庭に集められていた。しばらく校庭で待っていると、1年2組の代表メンバー4人が来た。しばらく僕たちは睨み合っていたが、相手の男の人が口を開いた
「おいおい、そんなに睨んでもいいのか?俺たちの方が実力が上なんだぜ?それで今日は、1年3組をブチ殺しに来た。と言っても致命傷を負わせる程度だけどな。」
と相手が話した瞬間に、速度が遅いが火の玉が飛んできた。すぐに僕は、
「氷の壁(アイスウォール)」
で氷の壁を作り、炎を防いだ。ついでに味方の場所も氷の壁を張っておいた。
それにしても、相手も見方も驚いた顔で僕を見ている。え?何?怖い怖い。僕って今なんかやっちゃいました?僕が戸惑ってると、さっき話した人が驚きながら聞かれた。
「お前、何故この奇襲含め火球(ファイアーボール)を止めれた?」
「奇襲になってなくないか?それに大して威力も弱く調整していたんだろう?だから止めることができた。」
と僕は思ったことをそのまま答えた。氷が丈夫なのは知っているが、炎に体制は無かったはずだからな。
「お前、煽りやがって。正面から叩いてやる!」
と急に怒り出した。やはりまたやってしまったようだ…あまり近接で戦いたくないんだがな…というか攻撃が少なくても能力値B以下は効かないっぽいしな…。
!!よそ見をしている時に、ゼロ距離まで詰められていた。僕はびっくりして直ぐに氷の壁(アイスウォール)を僕の周りに張る。
「痛ってぇ!なんだよこれ!取れねぇし!」
と叫んでいる相手がいた。どうやら壁を張るときに巻き込んだらしい。相手のチーム3人は見ているだけのようだから、助けが来ないのは悲しいな。氷ぐらいは破壊してやるか。能力解除でもいいんだが、そうすると味方の氷の壁まで溶けてしまう。だから素手で壊そうか。でも氷って硬いんだよな。やるだけやるか。そうして僕は氷の破壊を試みる。え?簡単に壊せたんだが。まぁこれで相手と戦いを終わらせれる。とりあえず終戦の話を持ち掛ける。
「これで分かっただろ?だからこの戦いを終えて、明日に備えてこい。」
「ッチ、明日こそフルボッコにしてやるからな。3人とも行くぞ!。」
と帰って行った。吐き捨てたセリフって完全なフラグじゃないか?って、あ!味方の氷の壁を解くの忘れてた。
「解除。」
そういうと同時に、氷が溶けだし中にいた3人が顔を出す。無事だったようだ。そういえば状況を伝えなければ、
「えっと、さっきの人達は追い払ったから大丈夫だよ。とりあえず明日に備えて帰ろう。」
「ありがとう。ごめんね私たちが何もできなくて。」
と、八雲さんが謝ってきた。何かとこうして関わるのは初めてだな。まぁ僕も疲れたし、帰ろうか。
「いえいえ、明日頑張りましょう。それでは。」
一礼してこの場を去り、家まで帰った。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます