他学年他学校交流会編
episode16 決闘
俺は次の日、学校の門が開く前に教室に行った。転移(ワープ)が出来るか不思議だっからな。
「えっと、行きたい場所を強く念じるんだったっけ。」
俺は強く教室を念じて次の言葉を唱える。
「転移(ワープ)。」
成功だ!場所がしっかり教室になってるし、自分の持ち物もある!でも他の人に見られたら困るから、これからはも徒歩で学校に行こう。
そして数分後、教室にクラスメイトがずらずらと入ってくる。相変わらず殺気の目が俺に飛んでくるが。伊藤カイトにやられすぎて感覚が麻痺してるのかな。こんなところでもアイツに邪魔されるなんてな…。
ん?みんな俺を見るだけで襲ってはこない?まぁそれもそうか。近頃退学者が出たものな。そう簡単に戦おうと思わないだろう。中には悔しそうに見る人もいるが。
そのまま時間が過ぎ、先生が来たのでホームルームが始まった。
「おはようみんな。昨日言った通り、八雲、花村、桜井、小鳥遊の4人で交流会をする。変えるつもりはない。もしどうしても出たいのなら、私公認でならこの4人と戦闘不能まで決闘だ。そうしたら入れ替える。それでは一時限目に遅れないように。解散。」
と、先生が言うのだ。は?戦闘不能まで決闘?やりたくないんだが…。
ホームルームが終わった後に、一人の男が俺に話しかけてきた。
「おいお前。今度絶対ボコして代表は俺になるからwだからボコられるのを楽しみに待っておきなwwww」
うん。雑魚キャラが言いそうな言葉ランキングに入る言葉だなこれ。でも、ボコられば代表が変われるかもしれない!痛いのはイヤだけど。
そうして3時限目が終わった頃、昼休みに先生公認の決闘されることを聞いた。
昼休み。俺は早く飯を食って、校庭に行った。そこには先生と朝に絡まってきた男子生徒がいた。
「お、来たな小鳥遊。」
「おーwwクソダサ陰キャ君が来たwww」
煽りには耐性があるので全然平常心を保てた。そして俺は深呼吸をして、
「先生。準備はできています。やりましょう。」
と決闘のあいさつを先生にするように要望をする。
「そうだな。それではこれより交流会メンバーを掛けた決闘をする。判定は相手が戦闘不能になるもののみ。ただし殺しや、治らない致命傷を与えるのは無しだ。それでは…………始めっ!」
と、先生の言葉によって戦いの火蓋が切り落とされた。
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