『セラドの独唱』1/3

「こ、こんなのイカサマだ!」

 7連敗で不満を爆発させた坊ちゃんウォリアーの怒声が、ドゥナイ・デン唯一の酒場『ニューワールド』の店内に響いた。顔を真っ赤にさせながら手札をテーブルに叩きつけ、対面に座っているセラドを睨む。

「ぜったいイカサマだ……こんな勝負は……」

 ワナワナと震える手でテーブルを掴み、

「みとめなーい!」

 力任せに横へ投げ飛ばした。テーブルはドン、バタンとひっくり返って、板張りの床にカードが乱れ散る。ほかのテーブルについている数組のハンターたちは、チラと横目を向けたあと、何事もなかったように酒盛りを再開した。低めにあつらえたカウンターの奥でエールを注いでいた店主――ドワーフのバグランも、「またか」という顔で黙っている。

「ボクはみとめないからな!」

 坊ちゃんウォリアーが立ち上がって、もう一度言った。セラドは瓶に入った葡萄酒をラッパ飲みしてから、

「デケぇ声を出すなよ……負けたらなんでもイカサマか?」

 と問うてゲップを吐き、濡れた無精髭を袖口で拭った。

「坊ちゃんがイカサマだって言ってんだよ!」「そうよ! 坊ちゃんが正しい!」

 坊ちゃんウォリアーの取り巻き男女ふたりが、セラドを囲んで口々に怒鳴った。セラドはボサボサに伸びた長い黒髪の隙間から酔いの目を覗かせて、3人を順番に一瞥した。

「ナニ言ってんだテメーら。負けは素直に認めなさいってパパママに教わらなかったか? あ? オイ。勝手に決めつけてカッカしやがって。とにかくカネ置いて消えろ。夜風にあたってキンタマ冷やせ」

 シッシと手を振ると、坊ちゃんウォリアーがドスドスと床を踏んだ。

「ふざけるな! イカサマしといて偉そうに……おまえのキンタマ潰すぞ!」

「証拠はあんのか? まぁイカサマじゃねぇからあるわけねぇけどよ……。そもそもテメーらには勝負師に必要な観察力ってモンが足りな、ヒック、喧嘩を売るバカにはわからんか、ヒック。あれ、飲みすぎたかなオレ。明日ダンジョンに潜ろうと思ってたのに……ったく。とにかくカネ出せカネ」

「あー! もう死ね! 」

 限界に達したのか、坊ちゃんウォリアーはバトルアッ戦斧クスを掴み、大きく振りかぶって――斬りつけてきた。セラドは瓶を股に挟んで椅子ごと横にクルリと回避、斧刃が床を砕く。

「テメー、抜いたな?」

 セラドは座ったまま両腕をクロスさせて、左右の腰から2本の細身剣――レイピアを抜き、口笛を吹きはじめる。

「そんな針みたいな剣で、防げるかぁー!」

 ふたたび迫る斧刃をレイピア1本で軽々と弾き、坊ちゃんウォリアーの体勢を崩す。ガラ空きになった太ましい腹に、もう1本のレイピアを突き刺した。

「エッ? あ、あ……さ、刺さ、刺された! 刺された!」

「情けねぇ、先っぽが刺さっただけだろ」

 セラドはレイピアを腹から抜き、剣先についた血を己の脇で拭って鞘に納めた。

「それよりいい曲だろ? 『オレの口笛軍歌』。楽器いらずでオレの筋力を強化、ヒック」

「……楽器? あなたバード吟遊詩人!?」

 取り巻きの女が身構えた。

「あー? オレの名はセラドだ」

クラス戦闘職業のこと!」

「ヒック、あー。楽器がないとわからない? ハイハイ……」

 セラドは葡萄酒の瓶を床に置き、背後のテーブルの椅子に乗せてあったリュートを手に取った。足を組み、腿の上に乗せる。

「ジャーン。これでいいか?」

 複弦を指頭で弾くと、愛用のリュートはシットリと柔らかい……繊細な音色を響かせる。

「バードだ! 坊ちゃん耳をふさいで!」

 取り巻きの男が叫んで、防御スペルの詠唱をはじめた。

「バードって何だよ!」

 言われるがまま耳を隠した坊ちゃんウォリアーも叫ぶ。

「うるせぇな。落ち着けよ。これは名曲だ。そんなにバードの芸を味わいてぇなら『テメーらの絶望』でも弾いてやろうか。3人まとめてジワジワ内臓が溶けて死ぬ……テメーらのスペルじゃブロックできねぇ……ヒック」


 バード。吟遊詩人。

 秘技を会得したバードが奏でる特殊な音色は ”呪芸” とも呼ばれ、メイジやプリーストの防御スペルで無効化することはできない。楽器と楽曲を使い分けることで、敵意ある者の精神や肉体にさまざまな悪影響を与えるだけでなく、自分や味方の精神力や身体能力を一時的に向上させることもできる。


「なら楽器を壊せばァーッ!」

 取り巻きの女が杖を振りかぶって突進してくる――が、横から蹴りを浴びせられてぶざまに転がった。

「外でやれ。床は弁償しろ」

 痛烈な蹴りを放った第三者、厨房担当のトンボが、ドスの効いた声で言った。丸坊主の中年男で、無愛想。顔立ちは異国の匂いを漂わせ、このあたりでは珍しいフォーマルなシャツとベストを着付けている。左腰に差さしている一振りのカタナは、その見事な刀装具からして相当な業物だ。

「痛いわね! なにすん――ヒッ」

 取り巻きの女が尻をついたまま後ずさった。トンボの眼が月光のように青白く光り……鼻口は狼のように変形し……シャツから覗く肌が灰色の体毛に深々と覆われていく。

「お、狼憑き!」

「オオカミツキ? 何だそれ?」

「知らないんですか坊ちゃん、ワーウル狼人間フですよ!」

 取り巻きの男が口を挟む。

「ワーウルフ? 何だそれ?」

「あーもうこの物知らず!」

 3人がパニックに陥ったところで、見かねたらしいバグランが割って入った。

「ハイおしまいおしまい! うちのワーウルフを怒らせると怖いぞ。しかも凄腕のサムライときてる」

「サムライ?……ど、どうせよくいるサムライかぶれだろ?」

 取り巻きの男が疑ると、バグランは鼻で笑った。

「アホウ、このトンボって男はな、そのへんにおるようなエセ・サムライとは違う。海の向こうから来たリアル・サムライだ。名刀【ハバキリ】にバラバラにされてみるか? 一瞬でどれがだれの手足かわからなくなるぞ」

 バグランの脅し文句に合わせるように、ニューワールドの共同経営者は獣の唸り声を上げた。3人は脱兎の如く店を飛び出して行った。


◇◇◇


「ったく、負け分は置いてけよな……」

 セラドが口を尖らせていると、近づいてきたバグランが背中を小突いた。

「こっちのセリフだアホウ。またモメゴト起こしよって……あいつらの代金はおまえが払え。床の修理代もな」

「ハァ? んな話あるかよ」

「賭け事は構わん。だが度が過ぎたらケジメが必要だ」

 トンボが目を細めてセラドを睨む。

「おおコワ……」

 セラドは片手にリュート、片手に瓶を掴み、降参のポーズで立ち上がった。

「ハイハイ払いますよ。酔いも醒めるっての。じゃ、ツケってことで……」

 人間の姿に戻りつつあったトンボの顔が、ふたたび獣化してゆく。

「ウソウソ冗談! 冗談だって……怒んなよ。詫びの印だ、全員に一杯やってくれ」

 セラドはしわくちゃの10000イェン札をバグランに握らせて、広い店内をぐるりと見渡した。

「おいみんな! オレの奢りだ!……代わりと言っちゃなんだが聞いてくれ。ここ最近、9階に行ったヤツはいるか!?」

 セラドの問いかけに対して、2グループが「おう」「ああ」と声を上げた。

「9階か10階あたりの隠し部屋で、ウォリ戦士アー、ビショッ司祭プ、サイオニッ超能力者クのゲボク3人組を見たか!?」

 2グループとも首を横に振る。

「そうか。ありがとよ!」

「そのゲボクがどうかしたのか? おまえ先週もここで同じこと聞いてただろ!」

 店の奥、大きなテーブルを占拠していた4人組から声が飛ぶ。

「オレが殺すべき相手だ!……オレの手で。必ず」

 自分に言い聞かせるように答えたセラドはツカツカと歩き、スイングドアを押して外に出た。


 ――ここはどの王国領にも属さず、半ば忘れ去られていた不毛の地、セイヘン。

 歴史書にも地図にも記されていなかった名無しの廃集落は、ダンジョン発見の噂とともにいつしかドゥナイ・デン(=儲けの地)と呼ばれるようになっていた。


◇◇◇


 店から出たセラドは、大きく深呼吸した。この集落に来てから3カ月。蒸し暑さはずいぶんと和らぎ、肌を撫でる夜風が心地よい。誰かが近づいてくる気配を感じて顔を右に向けると、中央通りへと続く細道の薄闇からバァバがあらわれた。

「よう、年寄りが灯りも持たず酒場通いか。転んで怪我するぜ」

「ヒヒ……ご馳走さま」

「あ?」

「酒。みんなに一杯奢るんだろ?」

「どんな地獄耳だよ……ま、いいさ。飲んでくれ。代わりにオレにもサービスしろよ」

「考えとくよ、お得意さまだからね……」

「バード用の上物を仕入れてくれりゃどんどん買うってのに。品揃えが悪いんだよ」

「絶対数が少ないクラスの装備は絶対数が少ない……」

「ハイハイ、それは聞き飽きた。手持ち太鼓と笛、ブーツあたりが新調できりゃ最高なんだ……ま、明日も潜るからよ。買い取りよろしく」

「ヒヒ……生きて帰れたらね。相変わらずひとりかい?」

「ああ」

「それだけ金がありゃ、結構な腕利きを雇えるじゃないか。安全も効率もアップ間違いなし……」

「わかってねーな。実戦で腕を磨くにゃ独りでやったほうが緊張感があっていいんだよ。それにバードはソロ単独行動向きなんだ……この才能を見抜いてくれた虐待オヤジに感謝しなきゃな」

 肩をすくめて笑うと、バァバは不満そうに鼻息を漏らした。

「チョーシこいてると死ぬよ」

「ああ、人間はいずれ死ぬ。オレもな。だがそれはアイツらを葬ったあとの話だ」


◇◇◇


 月明かりも乏しい中央通りに出たセラドは、ドゥナイ・デンの玄関方面へと歩いた。と言っても、そこに来訪者を歓迎するアーチや看板の類はない。街道に面しており、ちょっとした広場と大きな井戸があるというだけの理由から、いつのまにか玄関と呼ばれるようになったと聞く。


 ドゥナイ・デン。

 ほぼ正方形の集落で、その周囲に柵や壁は存在しない。玄関と呼ばれる東端から西へと真っすぐ伸びる中央通りには、それぞれ一軒しかない武具屋、宿屋、診療所、雑貨屋が建ち並ぶ。宿屋の正面には、かつて複数あった宿屋が共同管理していたという大きな厩舎があるが、来訪者が減り宿屋が一軒になったいまは、テレコの親戚が馬の世話を一手に担っている。そのほかの建物の大半は朽ちたまま放置されており、夜道を歩くにはランタンや手燭といった灯り、もしくはその代わりとなるスペル、夜目などが必須である。さらに中央通りを西へと進むといくつかの路地が南北に伸びており、北の路地にはニューワールド、南の路地には鍛冶屋が店を構える。路地を無視して中央通りを直進すれば、ドゥナイ・デンのほぼ中心部に、遺棄された修道院があり――そこからダンジョンに潜ることができる。


 セラドは誰ともすれ違うことなくフラフラと中央通りを歩き、宿屋の隣、診療所の前で足を止めた。軒先のベンチで女が読書に耽っている。

「やあやあ命の恩人アンナさま。ブラッドエルフの夜涼やりょうってやつかい?」

「貴様を治療したのは弟子のサヨカだ」

 アンナは本に目を落としたまま冷たく言った。

「ありゃ、そうだっけか。あんときゃお花畑が見えて朦朧としてたから……」

 セラドは頭をボリボリと掻きながら、あらためてエルフ族の一種、ブラッドエルフを観察した。細く長い手足。色が抜けるほど白い肌。長い髪は金糸のように輝き、高い鼻柱から左右へと彫り込まれた切れ長の目は聡明さと妖艶さを兼ね備えている。ハーフエルフやウッドエルフと比べて、古代エルフの特徴を色濃く残している外見……だが、燃えるような赤い瞳と、異様なまでに長く尖った耳が、彼女をブラッドエルフたらしめている。

「……なあ、教えてくれよ。エルフってのはさ、100年前の大戦が起きるまでは全員ハイエルフだったんだろ? 何千年もさ……。それがいまやいくつも枝分かれしてよ。ブラッドエルフなんて、血を飲まなきゃ生きていけねー吸血鬼だ。アンタらに何があった? 教えてくれればいい詩が書けそうなんだよなぁ」

「死ね」

「医者が死ねとか言っちゃだめだろ」

 静かなひと時を邪魔されて気分を害したらしいアンナはパタンと本を閉じ、ぬっと立ち上がった。人間の男としては上背のあるセラドだが、それより頭ひとつ大きなアンナが見下ろす形で言った。

「いつまでドゥナイ・デンにいるつもりだ? 貴様が死にかけてからもう3ヶ月は経つ。酒場の揉め事が増えて迷惑だ。さっきも腹を刺されただのと大袈裟に騒ぐ男が駆け込んできた」

「あー、まー、オレもさっさとこんな場所からはオサラバしたいんだけどよ」

「目的は金か」

「金は大事。大事だ。だがもっと大事な……って、もしかしてオレに興味が湧いてきちゃった?」

「貴様をドゥナイ・デンから追いやる方法を考えている。名声か?」

「評判に興味はねぇな」

「仇討ちか」

「あー、まあそんなカンジ、かな」

 セラドは、くすんだ夜空を見上げながら頷いた。

「ならばさっさとやれ」

「そう簡単にはいかないわけよ」

「ならば諦めて去れ。目障りな男がひとり減ってよい」

「そうもいかねぇのよ」

「……面倒な奴だ」

「ああ。オレもそう思う」


◇◇◇


 翌日の夕刻。早朝からダンジョンに潜っていたセラドは今回も生還し、バァバの店を訪れていた。

「ヒヒ……かなりの収穫じゃないか。……お、こりゃぁいい。いい……なかなかのユニーク・アイテムだ。お気に入りの9階で見つけたのかい?」

「いや、7階だ。リフト昇降機の鍵を探し回っていたら偶然」

「手に入れてどうするのさ。7階のリフトは14階に直行だ。ソロで挑むなんて聞いたことがないね」

「強くならねぇとな。3人同時に相手すんだからよ」

「無茶してあの世に直行しちまわないように……ヒヒ」


 ドゥナイ・デンのダンジョンには、はるか昔に設置されたと推定される堅牢なリフトがある。現時点で確認できているリフトは、地下1階から地下7階までの直通が1基、地下7階から地下14階までの直通が1基の計2基である。リフトを作動させるためにはそれぞれ異なる鍵が必要で、ダンジョン内部の遺留品、モンスター、もしくはモンスターの蒐集品が詰まった宝箱おもちゃ箱などから入手できる。

 徒歩よりも安全かつ圧倒的な早さで移動でき、食料やアイテムの節約にもなることから、鍵を欲しがるハンターは多い。しかし利便性に目がくらんだ低級冒険者が地下7階に直行すれば、ほぼ間違いなく死ぬ。知恵のあるモンスターが使っていたという目撃情報もあるため、乗り降りの際には注意が必要である。


「いやー、アンタが大将!」

 一式の鑑定を終えたバァバが、ご機嫌な顔で拍手した。

「いくらだ」

「なんと……しめて200000イェン! この3ヶ月でイチバンの稼ぎだね」

「エッ? そんなに?」

 セラドは目を丸くした。セラドのリアクションに満足した様子のバァバは、金の装飾が施された小箱から分厚い札束を取り出す。

「10000イェン札を切らしててね……50………………100………………」

「おい全部1000イェン札かよ、勘弁してくれ」

「カネはカネ。文句言うんじゃないよ」

 バァバはピシャリと言いながら、高速かつ正確無比な指さばきで札を数え続ける。

「150………………200。エー、………………50……」

 指を舐めて2周目に入った。

「200000か。すげーな。まあ金は嬉しいが……」

「真の目的は未達成でモヤモヤ、と……ヒヒ。そんなアンタに嬉しいお知らせ」

「あ? なんだ? オレが嬉しいって……まさか9階の情報か?」

 セラドが興奮気味に身を乗り出す。

「気が散るから黙ってな……150…………」

「そっちが言い出したんだろ…… 」

「………200、と。はい、200000イェン」

 バァバの勘定が終わり、厚みのある札束がセラドに手渡された。

「で、いい話って?」

「クク……これさ」

 バァバがカウンターにジャラジャラと置いたのは、大量のコインだった。セラドはその1枚を掴んでまじまじと見つめる。

「これさ、って……ポイントサービスだろ? ボル」

「そう。今回の200ボル」

「これのナニが嬉しいお知らせなんだよ」

「アァ? バカにしてんのかい?」

 バァバの声色が豹変した。滅多なことでは動じないセラドの背筋に、冷たいものが走る。

「いやそういうわけじゃ……」

「フン。聞いて驚きな。なんと……ヒヒ……アンタがコツコツ貯めたボルが3000を達成!」

「お、おう」

「凄さをわかってないね? アンタは売り買いで3000000イェンも使ったってことさ。これは最近じゃ珍しい……しかもソロだ。記録的。『孤独大好きガッポリ亡者』の称号を授けるよ」

 いつになく褒めちぎるバァバだが、最後はキッチリ嫌味で締め括ってくる。

「ヒデー言い方だな。べつに孤独が好きってワケじゃねぇ」

「おやそうかい」

「オレにもいたさ……。で? 3000ボルでどんないいコトがあるんだ?」

 バァバが親指を立て、『オトクな特典が魅力』と書かれた張り紙を指す。

「いやそれ小さくて読めねーから。目には自信があるんだけどよ……」

「レジェンダ伝説級のリー・アイテムと交換できるのさ。しかもバード専用の武器だよ……ヒヒ」

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