『バァバの武具屋』2/3

 バァバはパイプ煙草を咥えたまま、夜明けの気配が漂う無人の往来を眺めていた。乾いた大地に恵みをもたらした細雨は去り、薄い衣のような霧がたちこめている。獣じみた臭いと土埃はすっかり洗い流されて、久しぶりに清々しい朝がやってくる。

 バァバの朝は早い。

 澄んだ空気と煙草の煙を口のなかで混ぜ合わせていると、霧の中からひとりの男――ドワーフが姿を現した。

「よう」

 ヒョイと片手を挙げて近づいてきたドワーフは、バァバの隣に立って大きなあくびをした。バァバよりも小柄ながらその体躯は岩石のように逞しく、厳めしい顔に刻まれたいくつもの古傷が尋常ならざる戦歴を物語っている。

 しばらく沈黙が続いたあと、バァバは水を向けた。

「で、バグラン。そのシブ顔はつまり」

「んむ。バァバの睨んだとおりだ」

 ドゥナイ・デン唯一の酒場『ニューワールド』を切り回しているバグランは、三つ編みにした赤毛の顎鬚を撫でながら頷いた。

「金髪の王子さまは乾杯の挨拶こそ偉そうにしておったが、すぐに酔っぱらってひどいもんよ。ユニーク・アイテムを手に入れて父上の期待に応えるだの、腹ちがいの兄弟たちを見返すだの……さっそく今日、潜るとよ」


 ユニーク・アイテム。

 数あるマジック・アイテムのなかで、この世にふたつと無い特別な効果を持つ貴重な品。類稀なる性能を誇る武器、防具、装飾品であることが多いが、たとえ役立たずの効果であっても ”ユニーク” というだけで高値がつく。ここドゥナイ・デンの地下迷宮においては、深部に巣食う高位のモンスターや、ゲボクと呼ばれるかつてハンターだった者がごく稀に所持している。金に困ったハンターの放出品がバァバの店で売られていることもあるが、二流、三流のハンターから見れば目玉が飛び出るような値がつくため、簡単に手に入れることはできない。


「無知ってのは恐ろしいね……クク」

「ありゃすぐ死ぬぞ」

「ヒヒ……そうならないようサポートするのがアタシの店さ」

「サポート? 綺麗事を」

 バグランが大きな鼻をフンと鳴らした。

「奴らにゃバァバの売り物を使いこなす技量なんぞ無かろう。黙って飲んでおったレンジャーだけは掴みどころが無かったが……あとの3人は話にならんな」

 バグランは昨晩の様子を思い出すように視線を上に向けた。

「クク……。ジジイになって成長って言葉を忘れたかい? 王子さま御一考でも扱えそうなオモチャはいくつか仕入れてある。装備の大切さが一度わかりゃ、熟練するたびにバンバン買ってくれるさ」

「細く長く、ってか。ケッ。さすがだな」

「違うよバグラン。太く、長く……」

「それで王子さまが成果をあげてくれりゃあ、ここの噂もまた広まる。見どころのある冒険者が増えるといいがな」

 バグランが薄い笑みを浮かべると、バァバも歯を剥いて静かに笑った。


◇◇◇


「エー、アー、しめて8000イェン」

「なっ、これ全部でか!?」

 王子パラディンが、膝から崩れ落ちそうになりながら問いただした。

「しめて、の意味が理解できない? それともお疲れで頭がまわらないのか……ヒヒ」

「貴様! 王子に何たる!」

 中年ウォリアーが太い眉を吊り上げ、【鋭利なる】ショートソードのグリップに手をかけた。昨日バァバから買った品である。モンスターの体液でベトついた彼の【頑丈なる】ブレストプレートからは、強烈な悪臭が漂っている。こちらも昨日バァバから買った品である。

 昨日――王子パラディンら一行は、意気揚々とダンジョンにファースト・トライした……が、なんの収穫もなくわずか数刻で戻ってくると、青ざめた顔でバァバの武具屋に駆け込んだのだった。そして各々が身につけていた武具――ピカピカのなまくら剣、ただの杖としてしか使えないような杖、見かけ倒しの装飾鎧、肌触りと通気性が良いだけのローブなどを二束三文でバァバに買い叩かれたあと、代わりに低級冒険者でも扱えるマジック・アイテムを買い漁って宿屋に戻り、酒場で深夜まで荒れた。

 装備を一新して挑んだセカンド・トライから帰還した今日の彼らは、まずまずと言ってよい数の戦利品を持ち帰っていた。ダンジョンを歩きまわれば、モンスターや冒険者たちの遺留品――武具や道具がそこかしこで手に入る。自身で扱えそうなものは手元に残し、不用だが金になりそうなものを持ち帰って売却するという行為は、ハンターと呼ばれるダンジョン探索者にとって一般的な金策手段である。

「このババア! 首を刎ねられたいか!」

 中年ウォリアーが飛ばした唾が、店のカウンターに染みを作った。

「おぉ怖い、怖い。弱いもの虐めはやめておくれ。アタシは正直に値をつけただけさ。それにババアじゃなくてバァバだよ……」

 バァバはローブの裾で口元を覆いながらプルプルと震えて、怯えた老婆を演出した。

「ねぇ! 本当にこれだけあって8000イェン? ボッタクリじゃないの?」

 女プリーストがヒステリックな声を上げて、カウンターに積まれた戦利品を指した。集落に来た時のおすまし姿はどこへやら、目元には青黒いクマができ、爪は嚙みすぎてボロボロ、丁寧に櫛を入れていた髪もボサボサに乱れている。

「クク……お嬢さん、数がありゃいいってもんじゃない。アンタらが売ろうとしている品々は、地下1階や2階をチョロッと歩けば手に入るものばかりだ。ひとむかし前は駆け出しの冒険者に需要があったさ。だがそいつらの大半は死んだ。死ななかったヤツらは故郷に帰った。身の程を知った利口者だね。そしてごく少数のハンターだけが、しぶとく成長してさらに深く潜るようになった。だから低級品の需要なんてここにはもう無いないんだよ」

 怯え顔を一転させて畳み掛けるように弁じたバァバは「身の程」「利口」を強調しながらギョロリと右眼を開いた。反論に窮した女プリーストは、悔しげに唇を噛んで静かになった。

「……で、売るの? 売らないの? ウチは客による価格交渉は禁止。時間の無駄だからね。ルールにもそう書いてある」

 バァバが親指を立てて『当店のルール(絶対)』と書かれた張り紙を指すと、王子パラディンと中年ウォリアーが身を乗り出して目を凝らす。

「小さくて読めん」

 唸るふたりの背後、ドアの無い武具屋の出入り口に身を預けていた若男レンジャーだけが、「たしかに、そう書いてあります」と呟いた。

 王子パラディンはしばらく黙考すると、やがて御大層らしく金色の髪をかきあげ、肩をすくめながら口を開いた。

「わかった、8000で手を打とう。金に困っているわけじゃあないからな。どうせ我々には不要なものだ」

「マイド」

 バァバは商談が成立した品々を無造作に掻き寄せて、足元のカゴにガシャガシャと落とし入れる。続いて、カウンターの下から金の装飾が施された小箱を取り出し、開き、指を舐めて、分厚い札束を……1……2……3……。

「儲かっているようだな」

 王子パラディンが嫌味ったらしく言った。バァバは札を数えながら首を横に振った。

「全然。以前は毎日行列ができたもんさ。ユニーク・アイテムなんかも高値で取引されてね……大枚が飛び交って……ヒヒ」

「ユニーク・アイテム!?」

 王子パラディンがのけ反った。

「……う、う、売っているのか? いまも?」

「おや? 目利きの王子様ならお気づきかと思っていたけど……ホラ、その棚の上。いまは3つしかないけどね」

 バァバが顎をしゃくった先には、壁に木板を固定しただけの粗末な棚があり、指輪、首飾り、革製の手袋が陳列されている。

「……ちなみに、幾らだ」

「左から300000、90000、120000イェン。ま、一級品って訳じゃないから値段は控えめだよ……ヒヒ」

「たっ……」

 王子パラディンは喉元まで出かかった言葉をプライドで飲み込み、咳払いしながら顎をさすった。

「まさかユニーク・アイテムが店で買えるとは買ってしまえば父上との約束は果たせるあんな危ないダンジョンに潜って手ごわいモンスターを倒す必要などないではないかこんな僻地の話だバレやしないああクソ初日に気づいていれば手持ちのカネで買えたじゃないか知らずにいろいろ買ってしまった酒場で散財してしまった昨日と今日の稼ぎは1000と8000で9000、このペースでは駄目だもっと必要だ……、そんな顔だね……ヒヒ」

「貴様、何をブツブツと言っている? 聞こえるようにはっきり言え」

 バァバは訝しむ中年ウォリアーをスルーして、パラディンの顔を覗き込んだ。

「おや、もしかしてお買い上げかい? 指輪がイチ推しだよ。【エベスの光在りし】指輪。金運上昇でガッポガポってウワサ……ヒヒ」

「ん? あ、いや……いまは手持ちが」

「アッソ、紛らわしい目で見るんじゃないよ。ハイ8000イェンと…… 8ボル。おや? おやおや!」

 バァバは「やったね」の顔を作ってパン! と手を叩いた。

「昨日のぶんと合わせて50ボル貯まったじゃないか。さっそく交換するかい? このまま貯めて次を狙うも良し……ヒヒ」

「交換? なにが貰えるんだ?」

 王子パラディンが問うと、バァバは親指を立てて『オトクな特典が魅力』と書かれた張り紙を指した。王子パラディンと中年ウォリアーが身を乗り出して極小の文字を読もうとして、また唸る。若男レンジャーが「バァバ特製、魔素の飴菓子、だそうです」と呟いた。

「魔素の飴菓子? 魔素の回復アイテムか? 私には不要なものだな」

 王子パラディンの発言に、バァバは大げさな驚き顔を作りながら仰け反った。

「えぇ? 不要? パラディンさまも治癒や防御のスペルを使うだろう? まさか使えない? まさか王子さまがクラス戦闘職業偽装なんてことは……まさかまさか」

「凝りもせず貴様ァ!」

 中年ウォリアーがふたたびショートソードのグリップに手をかけた。

「よせ」

 王子パラディンは作り笑いを浮かべてから、女プリーストの肩に手を乗せた。

「我々には優秀なプリーストがいるからね。同じ神聖系統のスペルを使うパラディンの私には不要、という意味で言ったのだよ。それにこんな場所に長居するつもりもないから……まあ、彼女のために頂いておこう」

「アーハイハイ、そういう言い訳っぽいのいいから。ほら、お嬢さんムスっとしてないで……アメちゃんね。一粒でけっこうな魔素が摂れる。舐めれば徐々に。噛み砕けば一気にね。あんたが使いそうな治癒スペルなら4,5回ぶんにはなるさ」

 バァバは飴菓子を一粒紙に包むと、無理やり女プリーストに握らせた。


 クラス偽装。

 一般的に、なにかしらのクラスに就いた者――たとえば、あるウォリアーが腕を磨き、ウォリアーの戦法や特性に適した武器防具を揃えていくと、ほかのウォリアーと同じような外見になっていく。特に、スペル・キャス魔法を扱う者ターの場合は、クラスを問わずローブを身に纏い、杖を使う傾向にあるため、一般人には見分けにくい。しかし見る者が見れば、杖の種類――スタッフか、ロッドか、ワンドか。ローブの刺繍――魔術系統か、神聖系統か、自然系統か、はたまた、といった違いから判別することは難しくない。

 このクラスごとの外見的特徴を悪用し、特定のクラスに故意に扮する行為が ”クラス偽装” と呼ばれ、身分を偽って詐欺をはたらく者や、騙し討ちを狙う賊徒らが好むことから、忌み嫌われている。

 なお、グループ行動・連携戦術が基本のダンジョン探索における偽装行為は全滅リスクが高まるだけであり、フリーのハンターが自己紹介の手間を省けるという合理性もあるため、ここドゥナイ・デンで見かけることは滅多にない。


「じゃ、またの来店を……ヒヒ」

「ちょ、ちょっと待て」

 王子パラディンが棚を指した。

「その……ユニーク・アイテム。真ん中の……首飾りは90000、だったな? 気になっている。うむ。金が貯まったら買ってもよいな……。取り置きを頼めるか」

 あからさまに渋面を作ったバァバが、親指でルールの張り紙を指した。

「王子が頼んでおられるのだぞ!」

 居丈高に怒鳴る中年ウォリアーを、バァバはえぐるような目で睨み上げた。

「ああ? 寝ぼけたこと言うんじゃないよ。ルールはルール。アタシゃ命懸けのハンター相手に平等に商売してるんだ。身分の高さでどうこうしたいならヨソでやっとくれ。シッ、シッ」

「貴様ァァァ!」

 中年ウォリアーがついにショートソードを抜いた。待ったをかけようと伸びかけた王子パラディンの手が引っ込んだのを、バァバは見逃さなかった。中年ウォリアーが怒りまかせに繰り出した突き攻撃に対してバァバはカッと目を開き、胸に迫っていた剣先に掌底をあてて真横へ弾いた。グルンと水平に軌道を変えた刃が、王子パラディンの真っ白な頬を薄く斬り裂いた。

「イテッ!」

「ぬぁっ!? ……あっ、王子、ああ! も、もも申し訳ございませぬ!! ……こんのクソババア! 王子に傷つけた者は死罪だ!」

「じゃあアンタの棺桶を用意してあげないとね。大きいやつ……ヒヒ」

「なっ、この……!」

「よしましょう」

 荒ぶる中年ウォリアーの腕を掴んだのは、音もなく店内に踏み込んでいた若男レンジャーだった。

「かないそうにありません。商人としての言い分にも筋が通っている。王子の傷も、誰の責任かと問われれば難しいところ」

「なにをこの、王妃のお気に入りだからと偉そうに! 邪魔立てするな!」

 中年ウォリアーは、若男レンジャーの手を振りほどこうともがいた。ビクとも動かない。

「私は王子の身を案じたまで。この狭い店内でまた剣を振り回せばどうなりますか」

「そ……外に引っ張り出して斬り刻めばよい!」

「やめよ! ……もうよい。やめよ。明日も早い。帰るぞ」

 よこしまな期待が不発に終わった王子パラディンは、プリーストが差し出した布を傷口に当てながら足早に店を去った。

「ヒヒ……お大事に」


◇◇◇


 翌朝。

 なにやら険しい顔を並べた王子パラディン一行が、ダンジョンの入り口である修道院に向かっていった。その姿を武具屋の軒先から眺めていたバァバは店内に戻り、在庫整理を再開する。

「エー、これは材料にして……とこれはブルスベインの商人にでも売っぱらうかね……あとは……エー……お便り、お便りね。忘れるとこだ。ボケてきたかね……ヒヒ」

 ブツブツと短く詠唱して、カウンターの上に1羽の腐った鴉――死鴉シガラスを召喚する。黒い小筒を片脚にくくり付けて、小屋の外に放つ。死鴉は小屋の上空を一度だけ旋回してから、目的の方向へと飛び去った。

「さて……腹が減ったね」

 バァバは昼も早い。


◇◇◇


 昼食を済ませたバァバが店先でパイプ煙草をふかしていると、宿屋から出てくるメイジの姿が見えた。彼の足元に、幼女が3人まとわりついている。カナン、パッチ、べべ。宿屋のハーフリング三姉妹。ドゥナイ・デンに住む子供といえばこの三姉妹しかおらず、集落の住人やハンターたちにめっぽう可愛がられている。ゆえに、ワガママである。

「おじちゃん遊ぼうよー」「ねー」「いっしょに遊ぼー」

「ハハ……ごめんね。今日はダンジョンに行くんだ」

 メイジは姿勢を低くして、3人と目線を合わせながら優しい声で言った。

「えー」「危ないよー」「遊ぼー」

「うん、危ないね。でも行かなきゃいけないんだ」

「コラお前たち! お客さんに迷惑だろ!」

 小柄な体に似合わぬ大声とともに、母親のテレコが姿を現した。

 ハーフリングという種族は人間と比較して、成人の身長が半分程度ハーフしかないが、そのほか、外見、老化のペース、寿命などはほとんど同じである。とくに幼子おさなごの時期はハーフリングも人間も変わらぬ大きさで、見分けるのは難しい。おなじ小人の種族であるホビットと比べられることが多いが、性格面で言えば牧歌的な暮らしを好むホビットとは真逆で、ハーフリングは冒険心が強い。

「まったく。中に入りな! もーすみませんホント」

 テレコが愛嬌たっぷりの顔でメイジに頭を下げた。

 ダンジョン発見の噂が大陸中を駆け巡ったとき、テレコは夫のニッチョと娘3人、そして親戚数名を引き連れていち早くドゥナイ・デンに移住、宿屋をオープンした。後発のライバル店もいくつか生まれたが、テレコの徹底したコスト管理によるリーズナブルな宿賃と、ニッチョが振る舞う手料理、そしてほどよく行き届いたサービスによって他店を圧倒し、ハンターが減った現在は一軒ですべての宿客をまかなっている。

「いえ、迷惑だなんて。子供は好きですから」

 メイジは穏やかな笑顔を浮かべた。

「ピピコちゃん、良くなるといいねぇ……いや、きっと良くなるさ。はい! 元気に行ってらっしゃい!」

 バンバンと両肩を叩かれたメイジが、笑顔のまま別れの挨拶を交わし、宿屋に背を向けた。バァバと目が合った。

「ヒヒ……同行者は雇えたのかい」

「ええ、おかげさまで」

 歩み寄ってきたメイジは、自信ありげに頷いた。

「2人、ですがね。いまから合流してダンジョンに潜ります。鼻が利きそうなシーフ盗賊と、5階まで経験のあるウォリアーを雇えたのは幸いです。あまった金で回復アイテムやスクロールも買えました。目的を果たすには充分です」

「シーフね。そりゃいい。トラップの感知と解除……毒の扱い……頼もしい」

「はい。それでは」

「いいかい。ダンジョンは怖い。同じルートを進んだとしても、展開は同じにならない。一度潜ったからって油断するんじゃないよ」

 メイジは帽子をヒョイと持ち上げて一礼し、バッグを背負いなおしながら修道院の方へと歩き去った。


 

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