どうか、このラブレターが、あなたにだけは届きませんように。

@ShironakaYuu

読み切り》どうか、このラブレターが、あなたにだけは届きませんように

 私が、あなたを好きになったのは、今から7年前、中学3年の秋でした。

 席替えで初めてあなたを認識したときのことは、今でも鮮明に覚えています。なぜかって?それは、あなたの顔、表情、声がすごく素敵だと思ったからです。柔らかい笑顔、男の子にしては少し高くカラっとした声、ほぼ同じ座高(当時の彼は背が低かったのです)、そしてなにより、妙に印象に残るキラキラとした大きな焦げ茶色の瞳。あなたを構成するその全てが、素敵だったからです。

 修学旅行であなたが初めて話しかけてくれた言葉も覚えています。たしか、食事中に放った「まずいはないん?」でしたよね。私が、美味しい、とかお腹空いたとか、そんなことばかり言っていたときの言葉でしたよね。話しかけてもらえて、とても嬉しかったです。

 そういえば、何度か教室で本を読まれていましたよね?主人公たちの切ない恋愛が描かれた小説。あれ、あなたが、あまりにも真剣に、凜とした雰囲気を纏って読んでいたものだから、友達に話しかけられても返事しないレベルで集中されていたものだから、「そんなに面白い本なのかな...?」と興味が湧いてしまって。数日後に、こっそり本屋で買いました。結構悲しい恋でしたね。数年後に公開された映画も見に行きましたよ。あなたは行かれましたか?

 けれども、あなたのことを好き、とはなかなか認められませんでした。あなたのことだから、「えっ、そうなん?」って言いそうですね。そうなんですよ。だって、あなた、高嶺の花すぎたじゃない。まあ、その見た目じゃぁ、しょうがないですよね。いっつも賑やかに話す一軍みたいな男の子と、可愛い美人な女の子に囲まれちゃって。ザ・陰キャと言われる私には、到底近づけませんでした。

 おまけにあなた、すごく勉強できるじゃない?社会とか、発表するたびに先生に褒められちゃって。そうそう、高校でも、世界史でいっつも点数が良いから、テスト返却のたびに、ニコニコされてましたね。まあ、私は、万年赤点でしたけど。

 追加でいうと、実は、あなたのことをずっとライバル視してました。教室の中で、唯一、同じ高校を推薦で受ける人でしたから。嫌でも目に付いてしまうから。だって、自分より頭が良いのに、自分と同じ高校を同じ入試方式で受ける人。一緒の高校に行けて良かったです。

 でも、高校入学したら、すぐ大学受験に向けた勉強でしょ?ほんで、よりによって、2年で同じクラスになって、あなたが常に上級クラス(習熟度別授業でいう、1番上の頭が良いクラス)にいることを知っちゃうでしょ?そして、3年になってから、英語のテストやら模試の結果やらで、表彰されるようになっていたでしょう?やっぱり、気になっちゃうんだよね、あなたのことは。

 

 結局、なかなか認められなくて、告白できませんでした。なんなら、あまりにも高嶺の花すぎたから、これは叶わない恋だなぁ、と思って、違う人を好きになろうとしました。

 大学1年のとき、たまたま、地元の自動車学校で再会したでしょう?でも、あなた、あいかわらず垢抜けた男友達に囲まれていたから、気になってチラチラ見るのに、声をかけられなくて。やっぱり駄目だなぁ、自分なんかじゃぁ叶わないなぁと思って、違う人と付き合おうとしました。

 だけど、好きになれなかった。人としては大好きだったけれど、どうしても付き合いたい、とは思えなくて。自分の身体に触れて欲しくないし、近くに座られても全然ときめかない。話していたら、正直にいうと、あなたと話していたときよりも楽しかったけれど、やっぱりモヤモヤしてしまうし。

 振られたとき、相手に申し訳ないと思いつつ、ほっとした。

 これでやっと、あなたのことを好きになっても良い、と思えたから。自分の想いを認めても良い、と思えたから。


 けれども、バチが当たったんでしょうね。いや、もしかしたら、神様のいたずらかも。

 あなたを好きだと認めてから、あなたに偶然会えることはなくなりました。今まで、あなたを忘れられた頃に、クラス替えで一緒のクラスになったり、クラスが違くても、選択科目で偶然ばったり隣になったり、一緒の授業になったり、大学入学後も自動車学校や駅で見かけたり、色々チャンスがあったのに。

 出会えなくなった。

 でもほら、「会えない時間は自分を磨く時間」とかって言うでしょ?だから私、中学・高校以上に頑張ったの。バイト代で稼いだお金を使って、可愛い髪飾りを買ったり、美容院でエステしたり、スタイリング剤を探し続けたり。メガネも、可愛らしいものに買い替えたわ。もちろん、勉強もバイトも部活動もボランティアも真剣に取り組んで、あなたに追いつけるように、内面の努力も怠らなかったわ。あっ、あとね、あなたが「それ以上言わんとってあげて。」とか、「(私)さんはそう言うけど、俺はこう(反論)思う。」とか、そう言う、「あなた、言葉きついですよ」みたいな言葉をたまに言ってくれていたでしょ?当時の私は、あなたは私のことが嫌いで仕方がないんだろうな、と思っていたの。でもね、見方を変えたら、あなたは、嫌われることを承知の上で、その上で、私の欠点を伝えてくれていたんじゃないかな、とも思えてきて。だから、自分の本音を殺してみたり、本音をマイルドに言い換えられるようにしてみたり、本を読んで自分の考えを柔軟にできるように努力してみたり、人間関係の付き合い方を見直してみたり。お陰様で、今では、昔とは比にならないくらい、人間関係で揉めることも、誰かを傷つけることも、反対に傷つけられることもほとんどないわ。


 まあ、割と努力したんだけれども、コロナのせいで、高校の同窓会がなくなって、成人式では皆マスク姿だから、誰が誰か分からなくて。中学の同窓会は、トラウマレベルで苦手な人がいたから行けなくて。

 それでも、努力は続けたよ。いつか会えるかも、って思えたから。少なくとも、あなたが大学在学中は、地元にいることを信じていたから。

 就職活動でも、会社説明会やインターンシップや本選考に参加するたびに、「もしかしたら、あなたがいるかも」と思ってね。画面越しで必死に探したわ。公務員試験でも、「学部的に、もしかしたら受験しているかな」とか考えちゃって。

 まあ、いなかったけどね。


 でも奇跡は起きた。それは、12月28日。覚えてる?そう、高校の同窓会だよね。

 開催場所は、母校の講義堂。あいかわらず広いホールだったよね。受付が開始された時点で、すでに30人ほどやってきていたの。でも、ほとんど全ての人の顔に見覚えがなくて、すごく焦ったわ。おそらく、3年生のときに私が所属していたクラスの出席率が悪すぎたせいだと思う。クラスごとに集合をかけられても、40人中10人ほどしか参加していない状況じゃあ、仲が良い人も知り合いも出会う確率が減るわなぁ、と思った。今でも辛くて覚えてる。

 確か、受付時間が終わりにさしかかるにつれて、続々と人が入ってきたの。先に座っておいたお陰で、割と後ろの席に座ることができて、ラッキー、と思ってた。だって、後ろだと目立たないでしょ?知らない人たちの前で目立っても気まずいから、ね。

 あなたのことは、来た瞬間から探してた。でも、入ってくる人の顔をしっかりと見てみるものの、なかなか見つけられないの。3年生のときの各クラスで出欠を取ってたから、あなたが来るかも分からなくて。中学のときは、3年で同じクラスだったから分かったけど、これはお手上げ、と思ったわ。せっかくおめかしをしてきたというのに、やっと好きだと認めたのに、残念だなぁ、とも思った。

 

 少し気落ちしていると、受付が終わり、いよいよ同窓会が始まったの。

 ほんで、幹事の挨拶が終わったら、すぐにビンゴが始まった。数字は、1から80番まで書かれてて、おまけに5×5のビンゴだったから、これはなかなか当たらないだろうなぁと感じたわ。まあ、隣に座ってくれた高校時代の友達とビンゴカードをぼんやりと見ながら、いかに景品を当てて帰るかをずっと話してた。

 だって、ビンゴを当てないと、もはや同窓会に来た意味などないのだから。あなたに会うために来たけれど、参加費の元を取らねば、全く意味のない時間になってしまうとから。

 

 番号が着々と読み上げられていく。おそらく、もう20個近い番号が読み上げられたものの、まだ3つしか開いていない。これはまずい。このままじゃあ、最後まで当たらないなんてことも――


 『ビンゴ』

 

 少し離れた距離から声が聞こえたのちに、椅子から立ち上がる音が響いた。左ななめ後ろ付近で、誰かが当たったんだ、羨ましい、なんて思いつつ振り返ると――


 「えっ」

 

 あなたがいた。

 間違いない。

 あの顔立ちとスタイル。

 友達に囲まれてキラキラ輝く男の子。

 ゆっくりと近づいてくる。こちら側の通路を通るようだ。

 いままさに、真横を通り過ぎようとしている。

 

 白いコートに、編み込みが入った白いセーター、そして、黒いスキニーパンツ。よく見ると、スニーカーも白色と黒色が基調になっている。自動車学校や駅で見かけたときにも思ったけれど、あいかわらず、センスが良いなぁと感心してしまう。

 歩く姿勢も背筋がまっすぐ伸びていて、とても綺麗。


 あなたが、ステージの真ん中で、当たったビンゴカードを幹事に手渡す。そして、ステージの左側で景品を選んでいる。慎重にキョロキョロしながら選ぶ姿は、すごく愛らしい。観客席からガヤを飛ばされても丁寧に選び続けている。一体何を選んだの?

 1分ほどした後、地面に落ちていた景品を拾って持って帰ってきた。帰りは、遠く離れた列を歩いている。そのときだった。左端の観客席から「かわいい~」という歓声が起こったと思う。多分、あなたの元・ファンクラブの集団だよね。まあ、高校在学中もファンクラブがある、みたいな噂は聞いていたわ。


 さて、私のビンゴの結果は、というと、結局、一人前のインスタントちゃんぽんセットが当たった。嬉しいけど、本音を言うと、一等賞のディズニーランドペアチケットが欲しかった。まあ、何も当たっていない友達の前では口が裂けても言えなかったけど。

 それよりも、まさか、あなたが来ていたなんて。

 あんなに会いたいと願っても、街中で、至る所で探しても見つけられなかったのに。

 なんで、今になって、こんなにするっと見つけられるのだろう。


 ビンゴが終わり、昔お世話になっていた8人の先生の有り難いお話も聞き終わり、会はお開きになった。よし、勇気を振り絞って、声をかけに行こう――


 もうすでに、あなたの周りに人が増えていた。おまけに、すっごく楽しそうに話している。

 なんか、びっくりした。だって、なんか、雰囲気が昔よりも柔らかくなっていた気がしたから。男女問わず囲まれているのは昔と変わらないけれど、あきらかに、昔あったはずの『陰』な雰囲気が消えていた。凜とした空気をまとっていたあの頃の空気も好きだったけれど、あれは、本当はただの陰だったのね。おまけに、笑顔ももっと柔らかくなってた。


 他の旧友と話すのは、思いのほか楽しかった。正直、知り合いはほぼいない、と思っていたけれど、ほんのわずかでも、話していると懐かしくて、嬉しかった。でも、私は、あなたと話がしたかった。

 1時間経っても、2時間経っても、あなたは楽しそうに話していた。声をかけようと近くに行ってみたり、一人になるタイミングを見計らったりしたけれど、全くこちらを見ようとしない。頑張って、ガン見してみるものの、やっぱり駄目。


 まあ、そんなこんなで、どうしようかな、と思っていたときに気付いたの。

 「あれ?っていうか、私、全然綺麗じゃなくない?」って。

 あの人とかあの人に囲まれている子達は、皆、俗に言う一軍と言われていたこともあって、垢抜けている。でも、私は、頑張っても地味で、雰囲気も落ち着いてしまっている。大学生、とかいう若さも輝きも、残念ながらない.大学生なのに。

 顔もすごく不細工で、メイクでごまかそうとしても、到底、あの人に隣に立てるような感じじゃないし。釣り合ってないし。

 そうだ、私、昔から個性的って散々言われてきたけど、それって、言い換えたら、『普通になれない』ってことだよね?

 量産型メイクをしても、染まれない。

 個性を生かした服装や髪型をしても、個性が万人受けするわけじゃない。全ての個性が光るわけでもない。万人受けされないのなら、当然、受け入れられない個性もある。


 おまけに。

 中学時代からゆっくりと思い出してみたが、どうも私、一度も、あの人を笑顔にしたことがない。

 雰囲気が凜としていたのって、もしかして、私がさせていたんじゃないの。

 他の人とは、昔から楽しそうだったじゃない。

 本当は、やっぱり私のこと、嫌っていたんじゃないの。

 そういえば、私の前でだけ、常に真顔だった。

 ずっと、凜々しいなぁとか思っていたけれど。

 そっか。

 あの人、本気で最初から私のこと、興味なかったんだ。

 うわぁ。確かに、好きではないんじゃないか、もしや、嫌っているのではないか、とは思い続けていたけれど。だからこそ、違う人に行きたくなったのだけれども。

 でも、そうか。私、自分のことを過剰に評価し過ぎてた。周りに、笑いながら「(私)は変わってるけど、そこがおもろくて好き」なんて言われていたから、変にうぬぼれちゃって、自分の個性が光る、と信じてしまっていたんだ。もしかしたら、あの人も受け入れてくれるのでは、と考えすぎてたんだ。


 一瞬でも付き合えると良いな、なんて思っちゃうなんて。

 そんな訳ないじゃん。

 あの人、いくらなんでも、

 高嶺の花だよ。

 完全に。

 どんだけ頑張っても、

 しょせん私は雑草だよ?

 綺麗に高い所で咲く花が、底辺にある雑草のことなんて、見るわけがない。下から上は覗き込めても、上には下があり過ぎて、見えるわけがない。

 しょせん私のことなんて、

 一生見えやしない。


 やばい。

 これは痛すぎる。

 痛すぎて、心臓、とまりそう。

 苦しくて

 もう

 息が

 吸えない。


 

 外を出ると、空は真っ暗になっていた。それもそうだ。もう19時なのだから。

 外の空気は冷たい。

 冷たすぎて、マフラーを持ってこなかったことを心底後悔した。

 いや、ほんとは、もっと後悔すべきことがあるのだけど。

 でも、もう、あれ以上あそこにいることは不可能だった。

 

 自分の愚かさに頭が痛い。


 私はやっと、


 忘れる決意を固められた。


 もう、恋愛はしない。

 もう、あんなに愛せる人には出会えない。


 それで良い。

 それが良い。


 自分みたいな馬鹿な人間には、

 この結末がお似合いだ。 


 結局、話しかけることも、一目見てもらえることも叶わなくて。せっかく、12月初旬にお願いした縁結びの神様が、ラストチャンスをくれたかもしれないのに。3時間経って、120人くらいいたのが十数人になっていたけれど、全然隙がなくて。諦めて帰った。

 なんとか涙を堪えながら帰ってはこれたものの、とにかく、吐き気が止まらなかった。高校受験の3ヶ月ほど前に胃を壊してしまって以来、ストレスを感じるごとに、胃がしんどくなるようになってしまった。おそらく、今回は、現実を一気に認めてしまったことによるストレスで、また胃を壊してしまったのだと思う。

 吐き気だけじゃない。息さえ満足に吸えなかった。心臓の上らへん(血管が二手に分かれる部分?)がずっと痛くて、息を深く吸うのを邪魔していたわ。しかも、食欲がないから、食事がほとんど喉を通らなくって。なんとか食べきることはできたけれど、その後に多大な吐き気がやってきて。そんな悪循環が、何度も繰り返されたわ。

 現実逃避をしようとアルコール度数7%のジンソーダを飲み干したこともある。でも、元々酒に弱いせいで、全く酔えなかった。ただただ気持ち悪い。まあ、気持ち悪いのと同時に、眠くもあるお陰で、睡眠だけはギリギリ取ることができていたわ。寝る前に泣いてしまうから、その疲れもあったんでしょうね。


 「...........もう二度と恋愛はできない。自分みたいな人間には到底叶わない。」

 電気をつけずに、ベッドに座って、毛布もかぶらずに呟いた。

 どれだけおしゃれを研究しても、メイクを変えてみても、元が悪ければなんの役にも立たない。

 どれだけ素敵な人間になろうとしても、自分にとっては進化でも、結果が見て欲しい他人に見えなければ、全く意味は無い。

 仮に素敵な人間になれたとしても、見た目が壊滅的に悪ければ、世の中の人間は、自分のことを見やしない。それよりも、性格が多少悪かったとしても、見た目が華やかな人間のほうが、世間では受け入れてもらえる、多分。まあ、こんな皮肉で愚かなことを考えてしまう自分は、見た目も性格も残念なんだけれども。

 

 ただ、苦しさを心と頭に埋め尽くしながらも、ふと思うときがある。

 この想いは、きっと誰にも届かない。どんなに苦しくても、生き続ける限り、この苦しさは、いつかはなくなる。残っていたとしても、おそらく、苦しさは段々麻痺していく。

 この想いは、今しか書けない。今、この瞬間にしか伝えられない。

 今しかない。そうなれば、さっさと動くに限る。人の思いが永遠でない、と言われるように、時間が解決する、と歌う人もいるように、私の想いや苦しさも、今しかない。

 きっと、7年間かけて育て続けた恋心も、なかなか忘れられなくて嘆き続けた大学時代の想いも、いつかは消えてしまう。

 翌朝、吐き気を必死に抑えながらも、お茶で気を紛らわせながら、急いでPCの電源を入れた。

 早く立ち上がれ。

 想いが消えない内に。

 記憶が消えきってしまう前に。

 遠くにいる、もう二度と会うことはないであろうあなたの幸せを願う心の綺麗さが消える前に。

 私が、絶望によって、押しつぶされてしまう前に。

 なんとか立ち上がったPCを急いで操作し、小説を投稿できるサイトを開いた。まだ何も書かれていない。ここから、想いを紡いでいく。

 一体なにから書けば良いのだろう。

 なんて書けば良いんだろう。

 どうしたら、この苦しさも、狂いも、私の愚かさも、無価値さも、そして、あなたへの歪んだ未熟な愛も伝わるのだろう。

 どうしたら、消え続ける大切な思いを残せるのだろう。

 嫌な思い出のはずなのに。

 早く忘れたいはずなのに。

 同時に、残しておきたい、誰かには伝わって欲しい、と思ってしまう。


 どうか、あなたが、私のいない遠い遠い世界で、今日も幸せに生きていますように。

 もっともっと、素敵な人達に囲まれて、幸せでいられますように。

 死ぬまで、私みたいな汚い想いも辛い思いも抱きませんように。

 どうか、この想いが、あなたにだけは、届きませんように。

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