12.生徒会副会長
「美能先輩」
本題に入ろうとする美能先輩を東雲が止める。
何事かと2人分の視線が東雲に集まる。
「このお店では利用者が無意味に滞在することを避けるため、1人1品以上の注文が必須となっています」
「あれ、そうなの?」
「店員さんに止められませんでしたか?」
「いいや? 俺に見蕩れてるような視線は受けたけど、誰も声はかけて来なかったよ」
「顔が良すぎるのも問題ですね」
東雲がわざとらしくため息をつくと、美能先輩は満更でもなさそうにやれやれと頭を掻いた。
自由な大型犬とその飼い主。そんな関係がしっくりくる。
先程までの上下関係が嘘のようだ。副会長の威厳なんてあったものじゃないな。
「一般生徒にも示しがつかないので、飲み物でも注文してきていただけますか?」
「そうだね。天沢、少し待っててもらえるかな?」
「構いませんよ」
慌てて席を立った美能先輩は少し恥ずかしそうにいそいそとカウンターへ向かった。
一体なんなんだ。第一印象と同じ人物とは思えない。内面が掴みにくい相手だな。
女性スタッフに爽やかな笑顔で詫びを入れて何かを注文している美能先輩を尻目に、東雲はぺこりと頭を下げた。
「すみません。時間を取らせてしまって」
「いや、俺は別に。それにしても、副会長はどうも抜けているらしいな」
「そうですね。普段はああいう人なので、仕事の書類にも不備が多くて……生徒会のメンバーとしても困ったものです。仕事を片付けたような言い方でしたが、この後私たちが確認をしなければならないと思うと少し億劫です」
「東雲も大変なんだな」
副会長なのに下に迷惑をかけるとはこれ如何に。困ったように笑う東雲に軽く労いをかけておく。
2年生でありながら進級早々に副会長に任命されたと噂を聞き、どれほど立派な人物なのかと思っていたが……。
こう言ってしまうのは問題発言かもしれないが、副会長は職務の面では少しポンコツなのかもしれない。
話の続きが気になりながらヤキモキした気持ちで美能先輩を待つこと5分。
彼は何やら長いグラスを手に、にこやかな笑顔で戻ってきた。
「さて、今度こそ話の続きを」
「あの」
「東雲さん、今度は何か?」
何か、じゃない。俺もツッコミそうになった。
東雲が口を挟まなければ俺が口を出していたところだ。
「それは一体なんですか?」
「何って、このお店名物のダブルチョコレートデラックスパフェキャラメルソースマシマシだけど」
「どこからつっこめばいいんですかね……」
助けを求めて俺を見る東雲を無視して天井を仰ぐ。
俺を振り回していた東雲が振り回される姿は実に面白い。
必死に笑いを堪えていると、東雲は諦めたらしくまたため息をつく。
「まあいいです。本題に移りましょう」
「ふぉっ。チョコとキャラメルのコンビはやっぱり格別だ」
「……」
俺は一体何を見せられているんだ?
コントなら他所でやってほしい。これ以上笑わせられると顔に出てしまう。
美能先輩の印象を"威圧感のある裏面を持った計り知れない男"から"甘いもの好きな空気の読めない男"へと更新したところで、ようやく本題に入る。
「天沢。君は生徒会に入りたいんだったね。東雲さんに聞いたよ」
「ええ、まあ」
口元にキャラメルソースを付けたまま話を始める美能先輩。
威厳の欠片も感じないが、俺ももう気にしないことにしよう。
「その動機は?」
「東雲から聞いて知っているのでは?」
「君の口から確認したいのさ」
やはり生徒に関する情報は生徒会の中で共有されているらしい。
しかし、それら全てが真実だとは限らない。こうして本人から言質を取るのは当然と言ったところか。
俺は東雲に聞かせた話と同じセリフを繰り返す。
東雲から聞いたであろう内容と矛盾があれば疑われるだけだしな。
「東雲と付き合うためですよ。聞いた話では、生徒会の会員は情報漏洩を避けるために生徒会の会員同士でしか付き合えないとか。東雲を辞めさせるわけにもいきませんし、俺が生徒会に入るしかないでしょう?」
「なるほど。天沢は東雲さんと付き合うことが目的で、生徒会への入会はそのついでということだね」
「そうですね。本人にも言いましたが、俺は生徒会自体に興味はありません。ですが、生徒会会員は同じ会員同士でしか付き合えないというルールがある以上、仕方ないと割り切ることにしました」
昨日、東雲とカラオケボックスで密会していた時のことだ。
恋人契約に生じるデメリット。生徒会という情報網。その活動。
それらの話の片鱗を東雲に聞いた俺は、早速行動に移った。
今日、東雲がこのカフェに来た2つの目的。その1つは美能先輩と俺を引き合せること。
そしてもう1つは恐らく、俺と神条先輩、それに丸山の監視だ。
俺と東雲が最初に出会った6月23日。あの日、彼女が特別棟に姿を見せたのは俺を監視していたからではない。
あの時点で既に俺も監視対象ではあったのかもしれないが、あの日俺と出会ってしまったのは偶然だ。偶然にも俺と目的が合致してしまったからだ。
東雲が神条先輩の行動を知っていたのがその証拠だ。
今日、神条先輩とカフェで落ち合うことを知ったのも俺や喜一から漏れたのではなく、神条先輩かその周囲の人物通じて知ったのだろう。丸山も多分同じだ。
そして、監視対象となる3人が同じ場所に介すると直感した彼女は、このカフェに足を運んだ。
丸山に仕掛けた『俺が神条先輩の恋人である可能性』を示唆した発言に彼女が反応したのもその裏付けになる。
東雲が神条先輩と丸山を監視していることは大した問題じゃない。彼女らの不可解な行動と恋人契約が抱える爆弾について知っているのなら、生徒会の仕事としては問題解決を急ぐ必要があるからだ。
ここで問題となるのは、東雲が生徒会として俺を監視していることだ。
生徒会の情報網と東雲の俺に対する執着。これらを加味すれば、彼女がいずれ俺の裏面や過去に潜む闇を暴く可能性がある。
そこで俺は、東雲を排除すべきか、それとも味方に引き込むべきかを慎重に見極めることにした。
その結果、生徒会の庇護を受ける彼女の排除は難しいと判断し、俺の手元に置いておく結論に至った。
そうして実行したのが東雲と恋人契約を結ぶというリスキーな手法だ。
恋人契約に関するデメリットについてはそれなりに予測を立てている。
恐らくは他人には知られたくない過去や裏の顔。それらが恋人契約を結んだ相手に知られてしまうことだと踏んでいる。
俺に当てはめれば、それは俺の過去だ。この学校では喜一しか知らない過去の闇。本当の家族関係。そういった内容が赤の他人に知られてしまう。
この学校が完全に閉鎖された空間であるならと俺も安心していた。
しかし、俺に興味を持った人物が外界に出てしまったらどうなるか。
俺の地元に足を運び、軽く調べれば簡単に真実にたどり着けてしまうだろう。
俺を監視している人物が東雲だけとは限らないが、少なくとも東雲が今最も俺に近い位置にいることは間違いない。
肉を切らせて骨を断つ、ではないが、いつの日か俺の過去が暴かれる可能性があるのなら、東雲の知られたくない裏面を知っておけば抑止力にもなると思った。
そこで、俺は昨日東雲に告白した。
ところが、生徒会には生徒会独自のルールが存在し、東雲と付き合うには生徒会への入会が必須になった。
東雲に生徒会を辞めるよう説得しても構わないが、今の俺には難しい。
それに、結局のところ神条先輩の情報を得るには生徒会へ入会する方が手っ取り早い。
生徒会長に警戒されていてはそれも難しいだろうけどな。
とまあ、ざっくりとまとめるとこんなところか。
生徒会は現在、俺の素性については何も掴めていない。いや、掴もうとしていない。
ただ、これ以上俺への警戒が強まればその限りではない。
まさか体育祭での安直な暇潰しが自分の首を絞めるとは思わなかったな。
自身の考えの足りなさを反省しつつ今後の方針を固めたところで、再び美能先輩へと意識を戻す。
彼は少し考える素振りを見せ、不敵に微笑んだ。
「それはおかしな話だね」
細長いスプーンをこちらに向けて、美能先輩は俺の言葉をバッサリと切り捨てた。
「本気で東雲さんが好きなら、東雲さんが生徒会を辞めてもいいと思えるほど魅了してしまえばいい。恋人と生徒会……言い替えれば、最も大切な人間と自分の内申点。どちらかを選べと言われたら、俺でも前者を選ぶと思うね」
「それは人によるのでは? 東雲がどんな人物なのかわからない以上、俺は生徒会に入ってでも東雲と付き合いたいと示すのも悪くないでしょう?」
「それがおかしいんだよ。東雲さんの人物像がわからないのなら、まずは東雲さんを知ることが先に来るはずだ。だけど君にはその素振りもない。本当に付き合いたいと思うなら、どちらにしても東雲さんとのコミュニケーションは必要になるよね?」
「考えるより先に行動してしまっただけですよ。恋は盲目、というやつです」
「はい、ダウト」
その言葉を待っていたと言わんばかりに美能先輩は即座に否定する。
「考えなしに動くような人間が、東雲さんの情報を引き出すよりも東雲さんに取り入る手を選ぶと? 丸山をわざと泳がせて神条の情報を探ると? 本気で言っているのなら幻滅だね。いや、性根が腐っていると言うべきかな?」
まさにその通りだ。反論のしようもない。
予め俺がどう答えるか知っていた上でこのセリフを用意していたと思えるほどあっさりと勝敗がつく。
俺はある程度の相手にならカマかけやハッタリ、言いくるめといった舌戦で優位に立てる自負があった。
しかし、目の前にいる相手はその場しのぎの嘘や生半可な言い訳は通用しない。
東雲は上手く丸め込めたとしても、美能先輩はそうもいかないらしいな。
俺は肩を竦めて降参の姿勢を見せる。
「まったくもって、仰る通りです」
「否定しないんだね」
「東雲と付き合えたら、と思っていたのは嘘ではないですよ。性格の悪さも否定しません。美能先輩ほどじゃないですけどね」
「いいね。生意気な後輩は嫌いじゃないよ」
悔しさついでに無礼を吐き出したが、気分を害した様子はなく、むしろ楽しそうに笑ってチョコレートアイスを口に運ぶ。
いくつも嘘を重ねている状態では同じ土俵にも立てそうにない。
だが、このまま負けを認めるのも癪だな。
「東雲と付き合いたい。それは本音であり、嘘でもあります。目的が違うと言うべきでしょうか」
「詳しく聞きたいね」
言われなくてもそのつもりだ。
一呼吸おいて、ふと東雲に目をやる。
ショックを受けているかと思ったが、存外そこまで気にしていない様子だ。
いや、平静を装っているだけか。
まさか俺が本気で東雲と付き合いたいとは思っていないと予想はしていたが、こうもあっさりと事実を突きつけられて、少しの期待を裏切られた気分。
……違うな。俺が美能先輩にあっさりと負けたことを残念がっている。そんなところか。
東雲には後で詫びのひとつでも入れるとして、今はこの男に集中しよう。
「東雲と付き合う。生徒会に入る。俺はそこに共通する目的のために動いています」
「遠回りだね。俺に推理してほしいのかな?」
「そうですね。自分から話すのは負けた気分になるので」
「君は嘘をつくのが好きだね。俺がどこまで知っているのか探りたいって気持ちが溢れてるよ」
やはり駄目か。
美能先輩が知らない話まで暴露してしまうのを避けるための予防線だったが、あっさりと看破される。
こうなれば、俺だけが一方的に情報を吐露してしまう結果を避ける方針にシフトする方が賢い選択だな。
上手い言い訳を考えていると、ザクザクとコーンフレークを噛み砕いていた美能先輩が先に口を開いた。
「俺が最初に言った話、覚えてるかな?」
「生徒会に入る手段があるような言い方でしたね」
「その通り。俺は君を生徒会に推薦してもいいと思ってるよ」
「み、美能先輩?」
驚いたのは俺だけじゃないらしく、東雲が慌てて口を挟む。
「会長が拒んでいるのに天沢くんを生徒会に入会させるのは難しいのでは?」
「もう一度言うけど、そうでもないさ。会長が天沢を拒むのは、天沢が学校にとっての不穏分子だと捉えているからだよ。だけど、天沢がこの学校の方針にも適した人物で、生徒会のために働くと言えば、今度は生徒会の方針に反することになる。要は有用性の問題だ。天沢が使える人間だとわかれば、会長も首を縦に振る」
そう言ってのける美能先輩だが、東雲はどうやら納得いかないらしい。
少し考える素振りを見せたが、すぐにぶんぶんと首を振った。
「確かに生徒会としては、入会の基準を満たしていて、生徒会に入る意思があれば誰であっても歓迎しています。ですが、その……天沢くんはその基準を満たしていません」
「基準?」
初めて聞く話だな。
生徒会が『健全な恋愛と生徒の安全を守ること』を活動理念とし、学校の掲げる方針に従っているとすれば、恋愛に積極的でない俺は生徒会にとって不要な人間と言える。
むしろ、排除すべき対象だ。
だからこそ会長は俺を警戒し、東雲は俺を監視していた。
だが、俺が(例え目的が他にあっても)東雲と付き合いたいと口にしている以上、それは満たされているはず。
俺が満たしていない基準とは一体。
答えがわからない俺に、東雲は申し訳なさそうに顔を伏せた。
「天沢くん、黙っていてすみません。生徒会に入会するには、2つの条件があるんです」
「東雲さんにその話をさせるのは酷だね。東雲さんは何も、わざと隠していたわけじゃないんだよ。会長の指示でそうせざるを得なかっただけさ。東雲さんを責めないと約束するなら、俺から説明しよう」
「元々責めるつもりはありませんよ。俺だって多少なりとも東雲を傷つけた。謝るのは俺の方ですから」
美能先輩が肩を竦めて東雲を見やると、彼女は目を逸らして押し黙ってしまう。
目的のためとはいえ、人の気持ちを踏み躙るのは気分の良いものではないな。罪悪感が生まれる。
気まずい沈黙を破るべく、美能先輩は話を進める。
「生徒会に入る条件だけど、1つは天沢が自覚している通り、生徒会の理念に沿った生徒であること。健全な恋愛を全うし、生徒の安全を身を呈して守るという責任を追うことのできる生徒であることだよ」
「……随分と物々しいですね。俺にはそこまでの覚悟はありませんよ」
「そうかな? 君は既に堀本くんという生徒の恋愛を成就させた功績がある。恋愛に対する姿勢は見直すべきだけど、その点は現生徒会メンバーよりも頭ひとつ抜けていると俺は思うね」
「褒めても何も出ませんよ」
「安心しなよ。褒めてるつもりはないからさ。堀本くんの件は君にとっては遊びに過ぎない話だったんだろうし、何より君は恋愛に対する姿勢はどの生徒よりも下だからね」
はいそうですか。
社交辞令までぶった斬られるとは思わなんだ。真面目に返したこっちが馬鹿らしい。
恥ずかしいから早く進めてくれと目線で訴えると、美能先輩はけたけたと喉を鳴らした。
「問題は次だね。もう1つの基準はズバリ、ステータスが一定の基準を満たしていることだよ」
「ステータスですか」
嫌な予感しかしないな。
外れていれば嬉しいが、まあ無理だろうな。
「各生徒に与えられた評価から成るステータスは、恋情養成高等学校で生徒を判断する指標だ。俺たち生徒会はその評価を元に生徒の概ねの人物像を判断している。当然のことだと思わないか?」
「そうですね。で、その基準とは?」
「あっさりしているね。潔いと言うべきか」
「諦めに近いですね」
「そうはっきり言うなよ。聞いてるこっちが悲しくなる」
悲しいとは程遠い表情をしているのは誰だろうな。
つい口にしたくなる文句を飲み込み、彼の話に耳を傾ける。
「必要な基準は、各項目で1つ以上Sランクを取ること。そして、総合評価でA-以上の評価を得ることだよ」
「気が遠くなる話ですね」
突きつけられた現実に思わずため息が漏れる。
言うまでもなく、俺の評価は良くて容姿と学力のB止まり。総合評価に至ってはCと何段階も足りない。
一方で相対する2人はと言うと
東雲千歳
容姿:S
学力:B
身体能力:D
社交性:S
適応力:A
総合評価:A-
美能裕貴
容姿:S
学力:A
身体能力:S
社交性:A
適応力:S
総合評価:S-
といった具合。
両者とも生徒会入会の基準は満たしているのは前提として、同年代の中でも高水準だ。
美能先輩は当然のこと、同い歳の女子である東雲にも大分遅れを取っている。
この現実を努力でひっくり返せと言われても、ほぼ不可能と言わざるを得ない。
現実は非常だなぁ、なんて遠くを見ていると、美能先輩に「大丈夫か?」と慰められた。
「大丈夫に見えますか?」
「いいや。全く」
「……それは俺の精神の話ですか? それともどうあっても評価が届かない現状の話ですか?」
「両方だ」
「真実は残酷ですね」
人の不幸は蜜の味とは言うが、俺が落胆する様子を面白おかしく、さも楽しそうに笑う美能先輩はやはり性格が悪い。
俺のメンタルが弱ければ今頃ショックで立ち直れなくなっていた。真実は時に人を傷つけるのだ。
ともあれ、俺が悲観せずに済んでいるのは美能先輩のおかげでもある。
彼は俺の実情を知っていながら、彼は俺を生徒会に推薦すると言っていた。
俺にも希望がある以上、悲観するにはまだ早い。
「それで、俺が生徒会に入るには何をしたらいいんですかね」
「さすが天沢。話が早くて助かるよ」
美能先輩は漏れる笑い声を押し殺し、空になったグラスにスプーンを放った。いつの間に食べ終わったんだ。
紙ナプキンで口を拭い、表情を引き締める。
「交換条件だ。俺からの条件は2つ。1つ目は神条さんの一件を解決すること。これは俺が求めていると言うよりは、会長に天沢の有用性を示すためだね」
やはりそうきたか。
無条件で生徒会に歓迎するような人ではないことは確かだし、条件に関しても生徒会の秩序維持のためには当然のことと言える。
しかし……2つか。もう1つの条件は想像すらできない。
「そして2つ目──」
美能先輩はわざと溜めを作り、ニヤリと口角を上げた。
「俺と恋人契約を結んでくれないか?」
「……は?」
「……え?」
美能先輩がもたらしたそれは、俺と東雲が素っ頓狂な声を漏らすには充分な内容だった。
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