木枯らしに抱かれて。〜風の中で〜

あさのたけし

本編

私はひっそりとあなたの帰りを待ちます。それがたとえ50年、100年でも待ち続けます。戦時中、ボロの麦の家で朝食の支度をしていますね。あなたの大好きな納豆ご飯と豆腐をご用意してお待ちしてます。たとえ私の想いが届かなくても、あなたが気づかなくてもたとえ他の女性と添い遂げようと私は———待ち続けます。だって風の舞うあの日から、あなたに私は恋をしているのだから。


そうして私は極寒の地で倒れた。

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木枯らしに抱かれて。〜風の中で〜 あさのたけし @ggang_745

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