第4話 - 神とルナの婚約式

神が意気揚々と言った。


「もう信じるでしょう? 私とルナの結婚を許してくれるんですよね?」


「じゃあ、神様のご両親にも許諾を得て来られたんですよね?」


「何ですって?ご両親の許諾! 私をどうやって見て!あ...。」


神はかっと怒り、言葉じりを曇らせた。

父親の許諾どころか、結婚問題で争っていたが、むやみに降りてきた状況だからだ。

お父さんが知ったら宇宙に雷が鳴るかもしれない。

神は恥ずかしそうな表情で左頬を掻いた。


「許諾?ハハハ。許諾のことですよね、それが実はちょっと反対が。」


ルナの両親の顔に再び不信の色が浮かんだ。


その顔を見て神は慌てて両手を振りながら、


「ああ!心配することはありません。 ただルナがまだ幼いという理由だったから。 あなたたちもそう思うでしょうから、一応婚約しておいて結婚は後で私たちが19歳になった時にしましょう。 私がその間にお父さんを説得してみるから。そして、とにかく私が神だから、私の決定に従うしかないんです。」


ルナの顔が赤くなり、両頬を包み込んでぴょんぴょん跳ねた。


「きゃあ!恥ずかしい!」



ルナのお父さんは言った。


「いいですよ、神様。まだ分別がないし、足りないところが多い子供ですが、面倒を見て幸せにしてください。」


「心配しないでください。許諾してくれてありがとう。」


神は裏庭に出て能力を発揮した。

裏庭の木々をより大きくスリムに育て、花畑はピンクのバラで美しく飾った。

ルナの服も瞬く間にきれいな薄いピンクのドレスに変わった。

ルナはうっとりした。

神はますます見事に見えた。


ついに神とルナは美しい月明かりが降り注ぐ窓際で、お互いの指に婚約指輪をはめた。

ルナの両親と兄オリバーは生半可な気持ちで祝ってくれた。


ところが、問題はこれからだった。

行動不良になったことを神界で知っていたら、神の資格を剥奪されるかもしれない状況。

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