第2話 絶望

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温かい目で見てください。(2回目)

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ここは開花の儀を行っている会場



「次の方、〇〇 〇〇くん、どうぞ」


「は〜い!」


ここは開花の儀を行っている会場(2回目)


『あなたのスキルは、重戦士です。』


「よっしゃーーーーーー」

「「おおおおおおお!」」

「おめでとうございます」


この子は重戦士を獲得したようだ。


スキルは人によって違うが他人が自分とおんなじスキルを持っていることもあり、

スキルは一人ひとりがいつも違うわけではない。


ちなみにユニークスキルは世界で一つだけのスキルのことである。


この子の重戦士は持っている人はまあまあいるがダンジョン攻略サイトでは


「重戦士は育てるのが難しいがうまく育てられれば将来は安泰である」


と書かれている。


なのでここからはあの子の努力次第によって人生が左右されやすいというわけだ。


「次の方、〇〇 〇〇さん、どうぞ〜」


「…はい」


『あなたのスキルはユニークスキル 絶対零度 です』


「ユニークスキルだと!?」

「おい、まじかよ」

「いいな〜僕だって...」


今度の女の子はユニークスキルを手に入れたようだ。

スキルレベルもS級らしい。


絶対零度ってことは、氷関係かな?


名前から見るになんでも凍らせられるのだろう。


まあ俺はあまり興味はないが。


「次の方、佐藤 湊くん、どうぞ」


「はい」


ついに俺の番が来たようだ。


通路の階段を登り、水晶がおいてある台座の前に立つ。


その水晶は水色でとても美しく思わず見入ってしまいそうで少しヒヤヒヤした。



「手を水晶にかけて」


「わかりました」



俺は水晶に手をかける。


少しひんやりとしていて触っていると心が穏やかになっていくようだった。



『あなたのスキルは...』



この少し間の空いた時間が長く感じられる。


早くしてくれ。早く。早く。


『F級のユニークスキル 空間魔法 です』


「...は?...」


おーいちょっとまて、ちょっとまってくれないか。


まてまて、


これは幻聴だ。


緊張で変なことを想像しただけ。うんうん。


 『だからあなたのスキルはF級のユニークスキル 空間魔法だってば。あれ?』

 

 

は?F級だと?マジで?人生詰みじゃん。



 『おーい。聞こえてる?おーい?』



 これからどう生きようかな〜〜?



 『ってあれ!?なんで空間魔法がF級!?EX(規格外)級じゃないの!?』



 ちょっとまて。冷静になれ。これは嘘だ。女神様なりのジョークだ。



 『あっ、せんぱーい、ここ絶対間違ってますって。』



 ほらジョークじゃん!



 『空間魔法はEX級のはずですよね?ですよね!間違ってますよね!』


 うん間違ってるよ!絶対間違ってる。!


 『えっ?間違ってない!?はああああぁぁぁぁ〜〜〜〜〜!?』


 ま...間違って...いない...だ...と?


 『意味分かんないんですけど!?は〜〜?』


あっ人生オワタ     ニ ッ コ リ 


これまで積み上げてきたものが一気にして崩れ去るような感覚。


絶望...といったほうがいいだろうか


俺は人生で味わったこともないほどの悲しみを感じた。









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2話どうでしたか

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