第24話姉の復讐!

「香月~起きなよー。」白い手が紫帆を揺り起こす。

 紫帆の頭の方から声がした。

「雅一さん!助けて私が悪かったわ!」咄嗟に夫の名を叫んで眼を見開いた!が、そこには万吉が佇んでいた・・・。

「そうだよお前が悪いんだよォ~!」半笑いの万吉が目尻を吊り上げていた。

「僕が求愛していたのに・・・さっさと嫁に行きやがってェ~。」

語尾は超低音がスーパーウーハーの様にズシリと紫帆の胃袋の上にのし掛かる様に言い紫帆の顔を覗き込んだ。

「もしかして、宮本さんが私の姉を殺したの!?」点と点が線に為って思い余って叫んでいた!ギリギリと悔しい思いを恨みを込めて歯軋りしていた。姉の残酷な遺体を思う度、涙が止まらなかった。母は、レビー痴呆症候群を発祥した。父は食欲が無くなりゲッソリと痩せて覇気が無くなり、眠る様に死んで逝った。

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