第3話 おおいなるドイツ人気質
私はヨーロッパへ行く時には、必ずドイツのニュールンベルグという町へ行きました。
そこは連合国(アメリカ軍)の徹底的な爆撃によって町の80%が焼失したにもかかわらず、戦後30年かけて、焼失前の街並みに復元したという、まさに「狂気と形容するほど徹底した」ゲルマン民族魂が見られる町です。
2017年、4度目の訪問時には、かなりユダヤ化されていました(ホロコースト博物館なんてのができていた。もちろんパスしました)が、「Hiroshima Plazhe」という小さな(児童)公園や、その近くにある「旧SS本部」などを発見しました。
一般に、猶太人のプロパガンダによってナチスとかSS(親衛隊)というものに対し、世界中の人々が悪い印象を植え付けられていますが、アメリカのハーバード大学とかMIT、NASAといった知識集約組織・シンク・タンク(頭脳集団)とはすべて、ドイツ人の科学的思考に学んだ猶太人が、それをアメリカへ持ち込んで発展させたものです。ちょうど、韓国人が日本の大学や企業を真似て、戦後、韓国で大学・企業といったさまざまな社会組織や制度を構築したのと同じです。
その意味で、現代文明の発展に大きく寄与した頭脳集団の象徴として、あのとき見たSS本部とは、私に心の中に大きな存在感を与えてくれました。
ただ、私はSS本部を見るために、4回目となるニュールンベルグ訪問をしたのではありません。あくまで、ドイツ人(ゲルマン民族)魂に触れるために一泊二日で行っただけなのです。そして、
○ ブラブラ歩いていたら、偶然、広島公園を見つけてしまうし、
○ そこで体操をしていたオッサンから「あれが旧SS本部なんだよ」なんて教えられるし、
○ 40年前のドイツ娘との出会いにしても、
○ ニュールンベルグ駅のキオスクで見つけた写真集(爆撃で廃墟になった戦後すぐの街と、その30年後に修復・復興された街並みの比較写真集)にしても、
○ 40年前の初めてのニュールンベルグ訪問時に話したホテルの老バーテンダーにしても、
何かの運命とでも言うべき出会いの数々とは、まるで、(ドイツ人魂という)一本の糸・道でつながっていたかのようでした。
もはや、今後ドイツへ行くことなどありませんが、人生の一時期「ドイツ人(ゲルマン民族)の魂に触れる道」を歩むことができたことは、死後の私にとって、ひとつの大いなる光明(将来への明るい見通し)となるでしょう。
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