第三話 超常者について彼の知ってる二、三の事柄
いつの頃からはわからないが、この世界には "超常の存在" と呼ばれる者たちがいた。
彼ら彼女らはすべて常識を超えた不可思議な能力の持ち主で、空を飛び海を割り大地を砕き風を呼び雷を落とす、といった超常現象を呼吸をするかの様に起こすことができた。
しかし彼等彼女等がその力を争いのために使うことはなく、それはすべて、人々を襲う脅威からの排除にのみ向けられていた。
人の手ではどうすることも出来ない災害の現場――大規模な森林火災や豪雨による河川の氾濫など――そこにいつの間にか現れては、火を消し水を堰き止め、人々を苦難から救っていく。
彼ら彼女らが何者であるかは議論の焦点であったが、とある災害現場で救助に当たっていた救急隊員が、その場で多大な貢献をした彼等のひとりに心からの礼を伝えるとともにかねてからの疑問を訊ねた時その答えを得た。
彼ら曰く「自分たちは世界そのものから力を与えられた」のだと。
そして「この力は誰かを助けるためにだけある」と。
国家人種宗教原因を問わず、超常の力を使い人々を困難から救う彼等を人々は "
超常者たちが認識されてから既に数世紀。ひとりで世界を飛び回るような、ずばぬけて強大な力をもった者はもういない。
代わりに力は小さくなったものの数は増え、その土地土地の専任の様な形に。
超常者はかつての世界の救援者といった趣から、地域限定のローカルヒーロー的な扱いへと変化していた。
そして二十一世紀の現在、日本においても四十七都道府県各地に超常者は存在し、今日もどこかで誰かの、あるいは街の危機を救っているのだった。
「でも、スーパーズが出てきたのも久しぶりだよね。十年ぶりくらい? サニー・ベルって、確かこの春先くらいからだし」
あやふやとした弁明をしていたはずの
「え、前にも居たんだスーパーズ?」
真咲の言葉に
「居たよー。ツグちゃんはまだ小さかったからね、覚えてなくて当たり前か。なんてったけっな? 確かフランス語っぽい響きの名前で……」
継実に答えながら、真咲が以前居たというスーパーズの名を思い出そうとする。
「――パッフュミィ・ヴィ」
が、それよりも早く、一誠がその名を告げた。
「そーそー、それそれ、パッフュミィ・ヴィ。綺麗な緑色の服着てて、なんか
ちょっと驚いたって風な真咲の声音に、
「……まぁね、昔見たことあるし」
と、何気ない素振りで言葉を返す一誠。
長い付き合いからその言い方に何かを感じたのか、
「なぁ~にぃ、その含みのある言い方は? イッくん、何か隠してない? ほれほれ、キリキリ白状せい」
そう言いながら真咲は一誠に一層寄りかかると、その豊かなふたつの胸の膨らみをこれでもかと押し付ける。
「隠してない隠してない。つかサキ姉ぇ、当たってるって」
誤魔化すように慌てた振りをして、真咲から離れようとするが、
「当ててんのよ。うりゃうりゃ、この快楽地獄から逃れたくば素直に喋ることだぞー?」
当の真咲は一誠の首に腕を回し、絶対に逃さない体勢にもって行き、この状況を楽しんでいた。
すでに一誠に白状させることよりも、過剰なスキンシップの方が主目的へと代わっている。
この手の戯れ合いはほぼ日常なので、継実がまたやってるって表情をしてにこやかにそれを眺めていると、リビングのファクシミリフォンから着信音が響いた。
睦まじく戯れ合うふたりはほっといて、受話器を取る継実。
「はい、安生です……あ、おかーさん?」
その言葉に、戯れ合っていたふたりの動きが止まる。
「うん、晩ご飯済ましてまったりしてたとこ。そっちは? うん、うん……良かった、もう大丈夫なんだ? で? …… そ、うん、わかった。ゆっくりしとけばいいよ、こっちは大丈夫だから。あ、サキちゃんかイチ兄ぃに代わろっか? ……いいの? うん、うん。じゃ、おやすみー」
受話器を置いて、ふたりの方へ振り返る継実に向かって、
「お母さん、なんて? お父さんの具合は?」
先ほどのふざけ具合から離れた、真面目な口調で真咲が訊ねる。身体は一誠に密着したままではあるが。
「おとーさん、もう良くなってるって。で、おかーさんは大事をとってもう一日あっちに残るってさ。一日なんて言ってないで三日くらい居てもいいのにねー」
継実のその言葉にほっとした表情を浮かべ、
「お母さんも仕事あるからね、そこまで無理は出来ないんでしょ。……でも、良かった、お父さんもう大丈夫なんだ……」
安堵の言葉を吐き、体の力が抜けていく真咲。その事で締め付けが弱まったのか、回されていた腕を潜り抜ける一誠。
「こういう時、単身赴任って怖いよな。病気しても看てくれる人が居ないから」
すっと立ち上がり、真咲から距離をとりつつ静かに言う。
「こじらせる前に何とかなってよかったよね。連絡くれた向こうの会社の人に感謝だねー」
「父さん、頑張りすぎるからなー。たかが風邪って甘く見てたんだぜ、きっと」
継実の横に立ち、少し苦笑いを浮かべて言葉を交わす一誠。
「……でも、良かった、ホント、良かった……」
なごやかな言葉を交わす兄妹とは違い、しんみりしたまま、うっすら涙まで浮かべている真咲。
そんな真咲の姿を見て、穏やかな微笑みを浮かべながら継実が、
「サキちゃんは本当におとーさんたちのこと好きだよねー。倒れたって連絡来た時もひとりでパニクってたし」
よしよしと、真咲の頭を優しく撫でる。それは子供をあやす親の姿にも似ていて、
「……どっちが年長者だかわからんね」
と、一誠が笑みをこぼしながら言う。しかし、その口調は暖かい。
「……うー」
生暖かい雰囲気に包まれて、顔を赤らめたまま小さくなる真咲。
これもまた、安生家の日常だった。
それは他愛のない意地の張り合いからだった。
――どちらが高く登れるか?
遊び仲間と虫取りに夢中になった夏の日の夕暮れ。
どちらが多く虫を取ったかで言い争いになったとき、目に入った丘の上の神社の境内の古木。
まっすぐに高くそびえるそれの、上の方にいる虫を取ってきた方の勝ち。
いつの間にかそんな話が成立し、自分の方がと、むきになって登って行った。
相手よりも少しでも上に、そんな風に登っていたら、誰も付いてきていなかった。
気が付けばひとり。他の皆は諦めて降りていてしまい、登り過ぎた自分を心配そうな目で見上げているのが見える。
でもそんな視線に優越感を覚え、止せばいいのにさらに上を目指す。
調子に乗りすぎればなんとやらで、掴むはずだった枝を掴みそこない、――落ちた。
六、七歳の子供が自分の身長の十倍近い高さから落ちればどうなるだろうかなんて、幼いながらも何となく想像できた。
このまま地面に頭なり背中なりを打ち付けて大怪我、最悪の時は死ぬのだろうと妙に冷めた頭で考えてた。
こんな目に会うのは自分が悪いからだ、引き返し時を見極めていなかったから。
でも、あんまり痛いのは嫌だな、痛くないように落ちれればいいな、そんな風にも思っていた。
だのに、地面にはなかなか辿り着かない。
時間を長く感じているのだろうか、きっとこれが話に聞いたそーまとーな状態なんだとバカな考えを浮かべていたら、なんだかとても暖かくて柔らかくて甘い匂いのするものに包まれていた。
「ダメだぞー、危ないことしちゃ」
頭の上からちょっと叱る様な、それでも優しい声。
ぎゅっと瞑っていた目を明けて声のしたの方を見れば、綺麗な女の人の優しげな笑顔が。
その時、自分がその女の人の柔らかく大きな胸に抱きかかえられているのが判った。
しかも驚いたことに、その人は自分を抱きかかえたまま、宙に浮かんでいるではないか。
その人はゆっくりと地面に下りると自分を立たせ、視線を合わせるようにしゃがみこんで、
「今回は間に合ったけどね、次もおんなじってことはないんだよ。だから、もうこんな危ない真似はしちゃダメ。判った?」
言い終る時、言い含めるかの様に少しだけきつい眼差しで見つめる。
申し訳ない気持ちで下げた頭に手が添えられて、それから優しく撫でられた。
「よしよし、約束したよ? 男の子なんだから、約束は守るんだぞー」
顔を上げて、うん、と力強く頷くと、その人は咲き誇るヒマワリみたいな笑顔を浮かべ、それからゆっくりと空に戻っていった。
ゲームに出て来る魔法使いみたいな三角帽子を被り、綺麗な緑色の服を着たその人が空の彼方に消えるまで、ずっとずっと見つめていた。
低く、それでいて強く響くアラームに急かされる様に一誠は目を覚ました。
布団の中からもそもそと手を伸ばし、アラームを止めのっそりと上体を起こす。
最低の目覚めだと、一誠は思った。
いつもなら、アラームが鳴り出そうかというところで起き上がる。夢を見ていたからといって、それを引き摺る様な目覚め方はまずしない。
しかし今朝見た夢の内容。あの懐かしい人を思い返したのは、おそらく昨日見た痴女の影響だろうと、ふりかえる一誠。
ベッドの上で上半身を起こしたまま、しばし思いにふける。
出会ったのはあの一度だけ、言葉を交わしたのもあの一度きり。
だのに、胸の奥には今でも強く刻まれている、あの夏の日が。
歳を経てあれが初恋だったと気が付いたがそれだけで、時間が経てばただのいい思い出に過ぎないと一誠は割り切っている。
大体どこの誰とも知れない上に、あの時の容姿から考えるに今はおそらく真咲と同じくらいの年齢の女性だ。そんな年上の人とどうこうって気はさらさら持ち合わせていなかった。
ただ、スーパーズの外見が本当の年齢と同じなのかは、昨日見た痴女の変身でいささか怪しくなったけど……。
最低の気分の目覚めから持ち直し、寝床を出てトレーニングウェアに着替え、静かに家を出る。
軽く身体を解してから、ゆっくりと住宅団地の生活道路を走り始める。毎朝五時半から一時間あまりのロードワーク、それが一誠の日課だった。
切っ掛けは、そう、あの夏の日。泣いていたあの子を悲しませないため、強くなろうと思ったから。
以来、小学生の時からほぼ欠かさず続けていた。
リズムを変えずに一定の速度で軽く走る。同じ様に走っている人とすれ違う度に挨拶を交わす。
新聞配達や、今では珍しくなった牛乳配達の人たちとも顔馴染みだ。
住宅団地が山の麓に作られているため必然的に出来る勾配を利用して、平地を走るだけでは鍛えられない部位に有効的な負荷を掛けることが出来るのがありがたい。
造成地の一番上にある公園で一息入れ、設置されている遊具を使っての筋トレをこなし、折り返して自宅に向かって下っている頃には季節柄遅かった朝陽もようやく顔を出し、息を弾ませて走る一誠の顔を眩しく照らしていた。
「ただいまー」
ロードワークを終えた一誠が帰宅の挨拶をすると、
「おかえりー」
キッチンから継実の返事があった。
既に起き出しているところからすると、朝食や各自の弁当の支度をしているのだろう。母親が不在なので代わりに家事をこなしているのだ。
……はて、もうひとり
一誠はキッチンに顔を出すことはせず、そのまま風呂場へ行きシャワーを浴び、ロードワークの汗を洗い流す。
ささっと済ませて部屋に戻り、そくさくと制服に着替え、登校の準備を整えてからリビングへ。
テレビをつけると公共放送にチャンネルを合わせ、そのままつけっ放しにして新聞を広げ、そちらにじっくりと目を通していく。
一誠的には朝はテレビよりもラジオの方が好みなのだが、女性陣の仰せに従ってテレビをつける様にしていた。
もっとも彼女たちが見たいのは民放の朝ワイドなのだけれど、そこはささやかな抵抗だ。
「もー、またN○Kにしてるー。どうせ見てないんだから初めから三チャンネルにしとけばいいのにー」
キッチン仕事を終えたのか、中学の制服の上にエプロン姿の継実がそんなことを言いながらリビングへやって来て、テーブル上のリモコンでテレビのチャンネルを変える。
一誠は何も言い返さずに新聞を読んでいた。地方面の片隅に小さく載っている事故の記事、それに強く目を通す。
夕べの、真咲が野次馬をし、一誠が回り道をすることになった交通事故の記事。
そこには事故を起こした当事者たちの名や会社名、事故の原因と思われる事柄などとともに、サニー・ベルが事故傷痍者の救護に助力したことも書かれていた。
「……さすがに写真入りじゃないか」
このサイズの記事ではな、と思いつつ全国面を広げる。こちらには大都市圏で活躍するスーパーズの記事が写真入りで載せられていて、ふとテレビに目を向けると今読んでいた新聞記事のスーパーズのニュースが流れていた。
改めて、彼らがこの世界に溶け込んでいるのを実感する一誠である。
「……イッくん、ツグちゃん、おはよ~」
七時の時報が鳴ってしばらくしたあと、もうひとりの女手こと真咲が夜着のまま二階から下りて来た。
一部の読者が真咲のキャラ属性から想定しているような透け透けのネグリジェとかではなく、季節に合わせてか暖色系タオル地の前開きパジャマ。
ボタンとボタンの間から微妙に覗ける地肌、それはそれで趣があって一部愛好家の評価も高いだろう。
まだしっかりと目覚めていないのか、一誠らにかけた声もどこか眠たげだ。
真咲はトイレに直行すると数分篭り、用を済ませた後そのまま浴室へ足を運びシャワーで寝汗を流し、ハッキリしていない意識を覚醒させる。
浴室から出ると髪の水分をタオルで取りながら、また自室へ。
こんな時、夏場だと下はショーツ、上半身は首からかけたタオルひとつとかだったりするのだが、さすがに秋も深まろうとしているこの時期、真咲も自重してちゃんとパジャマを羽織っていた。
何よりも安生の父が風邪で倒れたのだ、自分までそんなことになったら看病を終えて近日中に帰ってくるであろう、安生の母に合わせる顔がなくなる。
二階に上がって十数分が過ぎた頃、出勤モードで身を固めた真咲が下りて来た。
髪の毛はびしりとまとめられ派手すぎない抑え気味なメイクも完璧で、昨夜のようなゆるい雰囲気はなく、なかなかのワーキングウーマンぶりである。
真咲の体からは化粧臭、微妙に香る甘い体臭の他に、香の香りが漂う。
趣味とかで香を焚いているのではなく、亡くなった両親のために毎朝線香を立てているのである。
ひとり残された中学三年生の真咲を、誰が引き取るかで親族たちは揉めた。
その時手を挙げたのが、真咲の実父の妹の夫、つまり義弟である安生父だったのである。
まだ二十代の上に既に子供がふたり、しかもひとりは乳飲み子という状況で、親を亡くした難しい年頃の女の子の面倒をみるなんて無理だと周りが反対する中、
「あんたたちがやらないって言うから俺がやるんだ! 何、ふたりが三人になるだけ、大したことはない! イチもツグも姉貴が出来たって大喜びするってもんだ!」
と、大向こうを相手に啖呵をきり、話し合いの場から真咲を強引に連れ去っていった。
その後、存命だった安生・小辻の祖父母たちが間に入って親族をまとめ、真咲の安生家入りは正式なものになり、
養子縁組をしていないのは、小辻の姓のまま嫁に送り出したいという気持ちと、まぁ、万が一間違いでも起きて一誠とくっついちまって、本当の娘になってくれるといいなぁという、安生夫妻の非常に困った企みがあるからだ。
三人揃って朝食を済ませ、あれこれしているうちにそれぞれが出かける時間が訪れる。
職場が隣街なため必然的に出るのが早くなる真咲が玄関へ向かおうとした時、一誠が呼び止めた。
「サキ姉ぇ、ちょっとこれ見てくれないか?」
そう言って一誠が制服のポケットから取り出したのは、昨日拾ったあのコンパクト。
差し出されたそれを覗き込むと、
「どうしたのそれ? へー、日輪〇面かぁ、懐かしいなー」
真咲は例のシールを見て即座にそう言った。
「……やっぱり日〇仮面か、これ」
その真咲の答えに、一誠が改めて確認するかの様につぶやく。
今は亡き真咲の実父はこの手のものに非常に強く、いわゆるジャンル物が大好きで、筋金入りと言ってよかった。
そんなジャンル者の実父に施された英才教育により、真咲も立派なジャンル者へと成長していた。しかもバリバリの現役だったりする。
学生時代から今の職場関係にいたるまで、その趣味のおかげで "残念な美女" と呼ばれ続けている。
そんな真咲からの影響で一誠もこの手の物に対する知識をかなり持ち合わせており、初見で日〇仮面と気づいたのもそれ故だった。
「でもそれ、市販品じゃないね。オフィシャルグッズに日輪仮〇なんてないし、ファングッズにしては製品としての作り込みが甘いから、たぶん家庭用プリンターとか使った個人製作品だろうね」
と、それからシール台紙の質やらインクの退色具合などから、そう考える根拠をぺらぺらとまくし立てる真咲。
「つまりサキ姉ぇはこれを個人の贈り物だと?」
「使われ具合からね。自分で作ったのなら新しいものに換えればいい、だのにそうしていないのは誰かからプレゼントされたものだからだよ。きっと大切にしてるんだろうね」
大切にねぇ……そんな気持ちでコンパクトを見つめる一誠に、
「で、どうしたの、それ? イッくんのじゃないでしょう?」
今更のように真咲が訊く。
経緯は伏せ、ただ拾ったことと落とし主に心当たりがあることを告げる一誠。
「ふーん、じゃ早いとこ持ち主に返してあげないと。きっと心配してるよ」
「だよな……」
一誠の手の中にあるコンパクト。ふたりしてそれを感慨深げに見つめていると、
「あれ、サキちゃんまだいたの? 時間大丈夫?」
洗面所から身だしなみの最終点検を終え出て来た継実が声をかけてきた。
「えっ、もうそんな時間? わわっ、ツグちゃん、イッくん、行ってきまーすっ!」
ハッとして時間を確かめ、慌てながら真咲は職場へと駆け出して行く。
その颯爽とした後姿を見送りつつ、
「……こっちもそろそろ出るか?」
「だね」
と、安生兄妹も家を後にした。
通学路の途中、中学校へ向かう継実と判れひとり自分の通う高校へと進む道すがら、ポケットの中の日輪〇面コンパクトを握り締め、さてどうやって落とし主を探そうかと思案する一誠である。
─────────────────────────────────────────────────────
『スーパーズ、それはあたしたちの善き隣人。
かつては世界の救援者、今はご当地ローカルヒーロー。
イッくんの思い出にあるパッフュミィ・ヴィもそのひとり。
初恋の人って、……ちょっと妬ける。
おそらくは思い出の品であろう、日〇仮面のコンパクト。
僅かな手がかりを元に一年生の教室を回るイッくん。
ついに突き止めたその人物とは?
次回、「第四話 ボーイ・ミーツ・ガールズ」
……天国のお父さん、お母さん、真咲は元気にやってます!』
(ナレーション・小辻真咲)
次回に続く。
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