4枚目

 きっと私はこれから先の人生で、深いよろこびと、どうにもならない挫折や悲しみを味わっていくのでしょう。


 だからその先で、結論は死に際にでも出してください。


 今考えたってしょうがないことはエポケーします。納得して進むのではありません、悩むわけでもなくただわからないままの状態で前に進もうと思います。だって今の日本にシビュラシステムはないのだから。もしも私がPSYCHO-PASSの世界に生きていたなら、私は自分で職業を選択することはきっとなかった。でもそれは職業選択において、自由がない代わりに責任も負わないということです。それはなんだかつまらないとも思うのです。自分にとってどっちの状況がいいのか悪いのかはわからないですが。


 この手紙を読んだとき、どうか思い出してください。頑張っても報われなくて泣いた18の冬を。明かりのない暗闇の中を模索して、19の私がどんな気持ちでこの手紙を書いたかを。そしてエポケーした今の私に一言、声をかけてくれたらと思うのです。

                  敬具

2024年1月17日 〇〇

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未来の自分への手紙 愛生 @haru-aki_

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