エピローグ
ここは金沢、加賀百万石の城下町。
バスを降りればたくさんの人々で賑わうのは、懐かしい街並みが残るお茶屋街。
いくつもの格子戸と、ひっそりと佇む柳の木。
そこからさらに、奥へ奥へと進みます。
小さな路地の、ずっとずっと向こう側。
大きなお屋敷が見えるでしょう。
この地に深いゆかりのあるあなたの心が傷ついているのならば、優しいお茶と神様が作るおいしい甘味で癒やしましょう。
さぁ、私の声が聞こえたあなた。
格子の門をそっと開きなさい。
人知れずこの地を守る雨の神様と、双子の狐の神使が、優しくお迎えいたします。
ここはひがし茶屋街、雨天様のお茶屋敷。
今宵も、我らが最高のおもてなしをいたしましょう――。
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