三月の朝【KAC⑤筋肉】

「弥生くん?」

 聞き間違えようが無い。そもそもかく 弥生やよいを「やよいくん」と呼ぶ人間は、彼女以外にいなかった。


「桃野さ……?」

 振り返った弥生は、運命めいて深夜の歩道に立つ桃野ももの 美月みつきより先に、その隣の人物の存在感に目を奪われた。

「オー、ヤヨォイ! はじめまして、会いたかった」

 ヘーゼルの髪と目で、縦にも横にもめいっぱい大きなその女性は、のしのしと弥生の前に進み出ると、遠慮なく豊満な胸に少年の頭を抱きかかえる。

「ふぶぁっ!?」


「あっ、ママ! いきなりハグはダメだってば」

 そうでした、とテヘペロ顔の女性はすぐに弥生を解放する。

「良かったね、美月ミッキー。こんなところで会えるなんて、神様のお導き。チャンスチャンス、このまま家にもってかえろうヨ」 

 流暢りゅうちょうなのか、そうでないのかイマイチ判断できない日本語を話す女性を、呆気にとられて弥生は見上げる。

 どう見ても外国人のこの女性を、先ほど確かに美月が「ママ」と呼んだ事も、大いに少年を混乱させていた。


「さぁ、家すぐそこ。どうぞどうぞ」

 先に立って歩き始めてしまった女性につられて、何となく弥生は美月と並んで歩きだす。

「えっと、なんかママがごめんね。弥生くん、こんな時間にこんなとこで何してたの?」

 不思議そうな顔をしている美月に、君に会えるような気がして向かったゲーセンが、もう閉まってましたなんて口が裂けても言えない。

「いや、別に。散歩」

「こんなとこまで?」

 言ってから、自宅から3駅先まで散歩しに来たというのは、ちょっと苦しい言い訳だったと思った。


「あはは、じゃ、同じだね。私もママのダイエットに付き合って、ジョギング中だったの」

 そういえば二人ともトレーニングウェアに、首からタオルを下げている。

「水族館ではごめんね。ずっと話したいと思ってたんだ。このまま少し、家に寄れる?」

 謝りたいと思っていたのは弥生の方だったのに、さらりと美月に先んじられて、出鼻をくじかれてしまった。

「うん……家に連絡しておく」

 そう言って、母親宛に『遅くなる』とメッセージを送っておいた。



 

 美月の家のリビングに通された弥生は「座って待ってて」と言われた。

 しかし、テーブルの周りに大きなソファがコの字型に3つも配置されている。どこに座ればいいのか迷って、入り口から一番近い端っこに、浅く腰かけた。

「冷たいお茶でいいかな?」

 飲み物をもってきてくれた美月からグラスを受け取って、軽く頭を下げる。さっきからポケットの中でスマホが震えているのは、きっと母からの返信だ。


 不意にリビングのドアが開いて、ハーフパンツと首元の伸びたTシャツ姿の男性が入ってくる。

「おーい美月、自分の洗濯物入れたら予約ボタン押して……お、ぉおお。失礼」

 弥生が立ち上がって挨拶をしようとしている途中で、逆再生するように頭がひっこんでドアが閉まる。

「もー、お父さん。ちゃんと服着てよー。恥ずかしいでしょ」

 走っていって文句を言う姿は、弥生の姉とそっくりだった。女の子は父に厳しい。


 次に現れた時、お父さんは派手な柄シャツに、少し光沢のあるレザー風のパンツのような格好で現れて、露骨に娘に顔をしかめられていた。

「いらっしゃい。いつも娘から弥生さんの話は聞いているよ。よく来たね、よかったら遅いからこのまま泊まっていきなさい」


 突拍子もないクラスメイトだと思っていたら、両親はその上を行く。お茶を吹きそうになった弥生は、初めて美月の父に声を発した。

「いや、さすがにそれは」

 男性の目が丸くなる。

「男の子かい」

「えっ?」

 確かにそろそろ床屋に行かなくてはと思っていた。オーバーサイズのパーカー姿でもある。でも、まさか。

「もー! ずっと『弥生くん』って言ってるでしょー! 失礼なこと言わないでよぉ」

 

 美月の説明が悪い、いや、そんなありえない勘違いするお父さんが悪いと、親子喧嘩が始まる。

 その間ずっとスマホが震え続けていたので、弥生は失礼かなと思いながらも取り出して画面を見る。LIMEの通知が10件以上になっていて、着信は案の定母親からだった。

「すみません、母からなので、出てきます」

 断って廊下へ出てから応答する。


「弥生! あなた今、どこにいるの? 大学に落ちたくらいで、馬鹿なこと考えるんじゃありません!」

 耳がキーンとするような、ヒステリックな声が耳をつんざく。母からこんな声を聞くのは初めてだった。

 電話の向こうではエンジンの音がしていて、「つながったか」と低い声をマイクが拾う。

 そこでようやく弥生は、両親が車に乗って、深夜になっても帰らない自分を探していたことに気付いた。


「……あたしが悪かったわ、あなたにちゃんと伝わっていなくて……でも違うの。ほんとに、違うのよ」

 予想外の母親の涙声に、弥生は慌てた。

 卒業式直後に、高校の制服を捨てるところに出くわして以来、確かに母とはぎくしゃくしていたが、あれは不甲斐ない自分への憤りを、八つ当たりしてしまっただけなのだ。

 

「母さん……違うよ、大学は受かった。今、クラスメイトの家にいる」

「何言ってるの、あなた、家にお邪魔できるような友達なんて居ないでしょう!」

 ごもっともだが、大学に落ちて世を儚もうと思われていたことより、友達なんか1人もいないだろうと断言された事の方がダメージが大きい。


「弥生くん、代わってくれるかい?」

 いつのまにかリビングのドアを開けていた美月の父親が、弥生に向かって手を伸ばす。

「……家の方に代わるよ」

 そう言ってもまだ母は、半信半疑の様子だった。

 応対を代わってくれ、丁寧に自己紹介をはじめた美月の父はやはり説明に苦慮している。弥生の母は、頑固だ。


 このまま一晩息子さんを家に泊めても良いかという話になって、再び弥生は驚く。

「妻がイタリア人でして、外国人バックパッカー向けに民泊を、はい」

 それが急な来客に寛容な雰囲気と、あのリビングのソファの理由かと合点がいった。

「ですから、ええ。もう遅いですし、一晩置いた方が冷静になれますよ。ハハハ、思春期の子を持つ親同士、苦労しますね」


 話しが全部まとまってみれば、友達がひとりもいないはずの高校生男子は、突然クラスメイトの女子の家にお泊りをすることが決定していた。

「弥生くんのお母さん、いいって言ったの? やったぁ!」

 美月は相変わらず無邪気にとびはねている。

「部屋の準備をしてくるからね。弥生くんは自分の家だと思ってくつろいで。ただし、もうすぐママも戻るからそのつもりで・・・・・頼むよ」

 お茶目なウインクを残してドアが閉められると、深夜の部屋に2人きりというシチュエーションは、無駄に少年の心を煽る。


「お泊りオッケーしてくれて、ありがとう」

 一度も同意した覚えは無いが、もちろん拒否もしていない。弥生が黙ってソファの端っこに座っていたのをいいことに、すぐ隣に美月が腰かけてくる。

 緊張に体をこわばらせていた弥生は、ノミのようにピョンと立ち上がると、隣のソファに移動した。がっかりした様子の美月から、顔をそむけながら声を絞り出す。

「近い」

「ごめん……。よくウザいって言われる。気を付けるね」

 ますます肩を落とす少女に、弥生は何とかフォローしようと口をひらいた。

「対面や並列よりも、L字に席を配置した方が、話し合いはスムーズにいくらしいから」

「そうなんだ! じゃ、この位置取りいいね。さっすが弥生くん」

 

 あのね、と切り出そうとした美月を弥生は手のひらで制する。

「先に言わせて。す、水族館の件。誘ってもらっておいて、勝手に……帰って悪かった」

 美月と目を合わせることもできず、深く頭を下げてからようやく「ごめん」と言えた。それこそ女の子と間違われても文句が言えないような、か細い声で。

「わわわ、やめてよ。私が悪かったんだよ。アユとしーちゃんに『それはあんたが悪い。無神経』って言われた」


 「顔を上げてよ」と、無理やり肩を押し上げようとしてくる美月の力が案外強い。ものの数秒で、弥生の背筋力が悲鳴を上げて姿勢を戻されてしまった。

「あの後すぐに、追いかけて謝ってくるって言ったら、何が悪かったか分かってるの? って聞かれたの」

 弥生を怒らせたことは分かったけど、それが何なのか、しばらく美月には見当もつかなかったとつぶやいた。

「それで、あれからずっとずっと考えてたんだけどね」

 

 やっと弥生が意を決して視線を合わせると、一点の曇りも無いまなざしで彼女は見つめてきていた。

 ずっと、最初に本屋で会った時から、こんな目で弥生に語り掛けてくれていたのだろう。弥生がそれを、知ろうとしなかっただけだ。


「弥生くんにクラスのみんなで水族館に行こうって、ちゃんと説明しなかったから、いけなかったんだよね」

 半分合ってて、半分違う。

 だけど完全解答を言葉にするには、さすがに弥生の対人スキルが低すぎた。


 美月は目を逸らさない。弥生の目から心の奥まで見透かすように、知ろうという強い意志で見つめて「違うね……」とつぶやく。

「私と、2人で水族館に行くことを、楽しみにしてくれてたんだ。だから、がっかりさせちゃったんだね」


 言い当てられて、弥生は自分の頬にカアッと血がのぼるのを自覚する。

 顔をそむけたい、できればこの部屋から逃げたい、違う、逃げたくない。

 もう、逃げたくなんか、ない。

 こくんと大きくハッキリとうなずいて、美月の目を見つめ返す。今の弥生には、それで精一杯だった。

「そっか……うん」

 じゃあ、やっぱり私がごめんねだったよ、と言いながら美月はとても晴れやかな表情でほほ笑んだ。

「ね、弥生くん。今度、水族館のやり直しに誘ってもいい?」

 

 返事をする前に、湯上りのママさんがデーンとリビングに登場して、ビールを片手にソファの方へやってくる。

「おまちどうサマ―」

 言いながら、空いてるソファの前を通過し、問答無用で弥生の隣へ詰めて座る。美月の距離感の無さは、この人のせいかと弥生はこっそり顔をしかめた。


「カンパイ、今日は無礼講」

 ゴクゴクとビールを飲んだ後、娘の高校生活がいかにファンタスティックだったかを語り始めた美月のママに、一気に場がにぎやかになる。

「日本語お上手だね、2世なの?」

 本人に尋ねる度胸は無かったので、美月に聞く。

「ううん。ママ、日本に来たの何歳の時だっけ」

「20歳です、結婚して移住しました。日本大好きだモンで、幸せヨ」

 成人してから、異国で生活をスタートさせるなんて、やはりすごいなと弥生は感心した。


 おしゃべり上手なママの空気に呑まれて、普段は口が重い弥生も、イタリアの生活について尋ねると、とても興味深い話をしてくれる。

「では、就業規則なんかも、かなり日本とは違って……」

 ママさんの方ばかり向いていた弥生は、ヘーゼルの瞳が自分を通り越した向こうを見ていることに気付いて、美月の方を見る。


 ソファのひじかけに頭をもたせかけて、スゥスゥと美月は寝息をたてていた。

「これ、オネガイ」

 渡されたブランケットを、そっと彼女にかけてあげる。

 何故だか、それがひどく特別な行為に感じて、弥生は再び頬を赤らめた。


「ミッキー、夜、ヒトリで泣いてたから。元気出て、よかった」

 愛し気に目を細める婦人に、なんと言っていいか少し迷った後で、弥生は言葉を紡いだ。

「お母さんの大事な娘さんを悲しませて、ごめんなさい」

「ワタシ、ミッキーのママです。お母さん天国にいる。別々の人、ンー、ワタシ、ゴサイです」

 イントネーションは「5歳」だったが、おそらく「後妻」だ。

 美月の目鼻立ちはハッキリしているが、母親が白人だと言うには違和感があると思っていた。産みの親で無いのなら納得がいく。


 美月の父は、海外転勤に妻を帯同してイタリアに渡り、そこで娘を授かった。

 しかし産後の肥立ちの悪かった妻は、そのまま乳飲み子の美月を残し、不幸にも亡くなってしまったのだという。

 そこで少し日本語ができるベビーシッターとして雇われたのが、彼女だった。

 美月は当然のように彼女になつき、お父さんがイタリア赴任を終えるタイミングでプロポーズされ、正式にママになったのだと話してくれた。


「ミッキー7歳まで、イタリアにいました。だから、少し日本になじまないあります。失敗、あります。でもミッキーは大丈夫だと信じてる。とてもいい子だから」

 彼女のまっすぐな瞳を、美月が継いだことは明らかだった。

 色が違うだけで、同じように清らかで、人なつっこい光が宿っている。


「僕は日本生まれの日本育ちですが、学校になじめなくて、ずっと人間関係に失敗してきました。今も、勇気が無くて……逃げ出さずにいるのが精いっぱいです」

 さっき、美月が申し出てくれた「水族館をやりなおそう」は、やはり弥生が言うべきだと思った。

 自信を持って、2人で行きたいんだと言いたかった。


「ひょわっ!?」

 不意に脇腹をつかまれて、弥生は本日2回目の情けない悲鳴をあげた。

「勇気がほしいなら、体を鍛えるがいいヨ。筋肉は、裏切ラないから」

 裏切らないの「ラ」を巻き舌に、ママさんはどこかで聞いたようなアドバイスをくれる。

「強い心は、強い体が作る。全世界、共通ね」

 バチコンとウインクしたママの顔は、どういうわけか美月の父親ともそっくりに見えた。



 

 人の家で寝るという事態に、まるで慣れていなかった弥生は、うつらうつらしただけで朝が来た。

 家人の動き出す気配に、借りたベッドを整えてリビングに顔を出す。

「あっ、弥生くん、おっはよー」

「おはよう……」

 皿の準備をしていた美月の笑顔に、やはり弥生はちょっと目をそらしてしまう。


「ヤヨォイも今日から一緒に、夜のジョグしましょう。あなた、筋肉。ワタシ、ダイエット、大事ね」

 言いながら、甘いカフェオレに、甘いビスケットをじゃぶじゃぶひたして口に運ぶママさん。

 弥生は小声で美月に尋ねる。

「娘として、食生活から改善というアドバイスはしないの?」

「あはは、あの朝ごはんだけはイタリア人の魂らしいから、ムリかなぁ……」

 

 明るく温かい、まぶしい三月の朝が、キラキラとテーブルの上に降り注いでいるようだった。


==コメント==

あまくに みか様

2023年3月20日 17:10


「勇気がほしいなら、体を鍛えるがいいヨ。筋肉は、裏切ラないから」

このセリフに思わずうるんでしまいました!

ママ、いいキャラです!


作者からの返信

あまくに みか様

これが連作最大の「お題をちゃんと生かした」ヒトコトでした。

ギュンと方向性が決まった瞬間でもありました。

ママが出てくれて、なんとかまとまったというところでもあります。

アリガトウ、ママン!


ハマハマ様

2023年3月15日 11:30


このお話し見逃してた!

⑥見に行って気が付いた!あぶね!


上手いなぁ、筋肉への繋ぎ方、そしてなんの違和感もないお話しの展開!!


ママのキャラクターつっよww


作者からの返信

ハマハマ様

お題連作って、張り切ったのはいいけれど、次話に飛ばないので読んで下さっている方にはお手数おかけしております。ありがとうございます。

筋肉は裏切らない、そして、イタリア人のママは全てを解決してくれる。

KAC2023の気づきです。


綾森れん様@『男装の歌姫』👑第二幕開始!

2023年3月15日 3:30 編集済


ママがイタリア人で嬉しいです。


カフェオレにビスケット・・・

健康派のシェアメイト(イタリア人です)がハーブティーでやってました。

マネしたことないから知らんけど、合わないと思うんだ・・・


日本人は「カップの底にドロッとたまったやつまで飲むのキモイ」とかひどいこと言います笑

(6~7年住んだら影響されました)


私はエスプレッソに牛乳たっぷりで飲むのが好きなのですが、牛乳を切らしているとビスケット突っ込んで食べますね。


KACなのをすっかり忘れて集中して読んでいました。

筋肉ネタが出てきて、そういえば、と思ったところです。


弥生が両親とも仲直りできたようで良かったです。

でも「あんた友だちなんていないじゃない」と母親にまで言われるところは笑いました!


なんとなく、コミュ障で髪の長い弥生がローグのノエルを、元気すぎて真っすぐな美月がマリモ姫を連想させて良きです。


作者からの返信

綾森れん様

イタリア文化に造詣が深い方が!

味噌汁と白米の「The朝メシ」で育った私としては、エスプレッソとビスケットはオヤツでしょう!と思うのですが、ところ変わればで、各国の朝ごはん事情おもしろいですね。


弥生はノエルほど開き直っていませんが、美月はマリモに引っ張られがちで、時々セリフを書き直したりしています。


上田 直巳様

2023年3月13日 21:18


ママのインパクト!面白いです。

読むのをだいぶ出遅れてしまいましたが、残り少しのようですね。頑張ってください!


作者からの返信

上田 直巳様

外国人ママの存在感は、全てを解決すると思いました。

最新作まで追いかけてきて下さってありがとうございます!

ラストまでどうにか繋げられるよう、頑張ります。


カフェオレ様

2023年3月13日 2:06


筋肉でここまで話を展開させていくとは、流石ですね!


作者からの返信

カフェオレ様

お題の出る速度が早くて、ひぃひぃ言いながら書いております。

何とか最後までくらいつきたいです!


lager様

2023年3月12日 13:44


おー。仲直りできて良かった!(*´▽`*)


作者からの返信

lager様

とりあえずは仲直りまでこぎつけました。

lager様の連作のように、群像劇ならどこで終わってもいい感じで締まりそうですが、主人公二人の関係性をどうにかしないといけないと思うと、あと2回じゃ足りなさそうです!


K-enterprise様

2023年3月12日 12:15


笑おうとしても笑えない、顔の筋肉が、的な返しをするかと思っていたら、まさかの展開(笑)

キャラを増やして、世界を広げ、説得力を持たせる技法に感嘆です。

どんな終わり方になるか楽しみです。


作者からの返信

K様

当初弥生は表情筋に乏しい、無表情クールキャラの予定だったのですが、思いがけず表情豊かな一面が出てきまして、こんなオチになりました。

あと2話で締めないといけないので、キャラを増やすのは愚策……と思いながら。

ラストまで駆け抜けられるか、全く見通しが立ちません!


カイエ様

2023年3月12日 10:25


すごい、何の違和感もない! お見事です。

「筋肉」というお題を見た瞬間、真っ先に頭に浮かんだのが「月子さんはこれにどう対処するんだろう」でした。

対応じゃなくて対処ってところがミソです。


ところでどちらの両親もまぁまぁヤバめですね。

もちろん、愛情があれば全てよし。

でも「あなた友達なんて居ないでしょう」はちょっと酷いんじゃ 笑。


作者からの返信

カイエ様

界隈の皆様に、心配していただいている月子です。ありがとうございます。

弥生が女の子と間違えられたのは、カイエ様の「手は嘘をつかない」に引っ張られたせいだと思います。


私が主人公の「親」を出すと、かなりの割合で変人になることが多く。今回はダブルでヤバめの親が出ました。

「どこにいるの」→「友達の家」→「友達なんかいないでしょう!」

売り言葉に買い言葉ってやつです。ウフフ


下東 良雄様

2023年3月12日 10:05


コメント、失礼いたします。

弥生くん、良かったね!

美月ちゃんのご両親とも知り合えて、水族館デートも!? うらやましい…


「筋肉」のお題にどうなるかと内心ヒヤヒヤしておりましたが、

すごくキレイにまとまっていて、さすがだと思いました。

あと2回、弥生くんを幸せにお導きを…!


作者からの返信

下東 良雄様

やりなおし水族館デートにこぎつけられるかは、お題次第ですよね……。

できれば最終回を「イルカ」とかでお願いしたいところです。


まとめたい気持ちと、あと2回しかないよ!という焦りで、5千文字越えになってしまいました。ひぇー。


葦空 翼様

2023年3月12日 10:02


お、おめでとうございます!

お題発表を見てからずっと、月子さんはこのお題をどう拾うんだろう……とドキドキしていました。すごい、こう来ましたか!


にしても突然イタリア人のママ(後妻)が出てきてびっくりしたし、その上で後付か否かわかりませんが、なるほど美月がぐいぐい来る理由はこれかぁ、と納得しました。


家族公認で励まされてあと2話!二人の関係はどうなるんでしょう。残りのお題が怖いですね……!


作者からの返信

翼様

ありがとうございます!何とかアップできました。


美月があまりに距離近い理由を、どこかで説明しないと、ただのビッチでは?になりそうだったので、キスハグ文化圏から来た帰国子女を考えていました。

あと2話……どうなる!?


山田とり様

すごい家庭環境が生えてきてびっくりだ! よくつなぎましたね、コレ。


トリ様

家庭環境も生える、ハルウララ。

後半戦に入りましたが、きっついです!

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