な◯卯の鴨そばはうまい
@odoribaou
第1話
1月の第三木曜日、東京はこれからが冬本番といった日の夕飯どき、中井ユウイチが腹を空かせてなか◯卯へと入っていく。
店内は暑かった。エアコンの設定温度がどうかしてるのか、自転車をぶっ飛ばしてここまでやってきたからなのか暑さに耐えかねたユウイチはアウターを脱ごうとする。3年前にかったダウンジャケット、一度も洗ったことないが彼がきにする様子はない、これから先も洗うことはないだろう。第一なか◯卯で服装を気にするやつはいない、むしろヨレヨレのスウェットやくたびれたスーツ姿がドレスコードだ。
ユウイチのお目当ては「鴨そば」並盛580円。醤油風味の濃いめの出汁にツルッとした蕎麦、味の染みた鴨肉が3.4枚につみれ2玉が乗っかって薬味にゆずが1つまみ。店外ポスターにポップアップされているお店のイチオシ商品らしい。食べたらわかるがかなり美味い。イチオシなのも頷ける。
な◯卯の鴨そばはうまい @odoribaou
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。な◯卯の鴨そばはうまいの最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます