第4話 俺の気持ち

「俺…わ…私は、貴方と結婚するつもりはありません!!」

「………他に好いてる男がいるのか?」


王子の顔が少し曇った………。


「あっ、いや……そうじゃなくて―――」


……あれ?何で焦ってるんだ俺?


……って言うか、男と結婚なんか出来るか―――!!!!


「フフッ……そうか、照れているのか」

「へっ……?ち、違っ―――」


王子は、俺の顎をくいっと上げて、顔を近付けた……。


「―――ッ!?(ドキッ////)」


良く見ると……王子とあって、男は整った綺麗な顔をしている。


……って!! 何で男相手にドキドキしているんだ、俺は―――!!!!


「……は、離して……////」

「麗しき姫よ……すぐに私の虜にしてみせる―――」

「………ッ!?////」


や……ヤバい……鼻血出そう。


―――って、何やってんだ俺!!!!


俺は、バッ!!と王子から離れた。


「俺……じゃなくて、私……家に帰ります!!」

「あっ…姫―――!?」


部屋から出ようとしたのだが―――。

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