第3話 自分勝手な王子様

俺が少し落ち着いて来て…男性(恐らく王子様)が 少し話を聞かせてくれた。


「……私は亡き父から、この国の継承者を授かる様にと遺言を受けている」

「(……なるほど。じゃあこの男はこの国の王子様なのか)」


「私とそなたは、幼き頃からの良き知り合いだ。私が思うに、そなたが一番我の妻に相応く、そなたなら良い継承者を授かると思ったのだ」

「(えっ……!?)」


それって……俺がこの国の継承者(赤ちゃん)を産むって事!?


「それで…そなたが他の男にめとられる前に…と、そなたを一刻も早く国から連れ出し、ここへ連れて来る様に 部下へ命令したのだ」

「なん…っ―――!?!?/////」


ちょっと待てぃ!!

本人(お姫様)のキモチは完全無視!?


しかも、無理矢理連れて来たなら犯罪(誘拐)じゃ無いか!?

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る