速攻刺し身漬けで作る超簡単ちらし寿司
タイトルでレシピのように思いましたか?
騙されたな!
明け方に確定申告が終わり、戦いが終わったものの、そのまま仕事だったため夕食に何をする気にもならない。
こんな時は簡単なものよ、と、スーパーをさまよい、半額の刺し身を買い込んでくる。
半額と言っても舐めてはならない。漁港の魚屋の系列店がなぜか入っているスーパーというのも世にはあるのだ。
いい感じの魚と、スーパーのくせにいけすと、丸のままのわさびなども売っている。
今日の半額刺し身の内訳は、バチマグロの赤身と天然ぶり、そしてキンメ。
多分人魚ではない。
とはいえ本当に何をする気にもならないのでカメヤ食品のわさび粗おろしチューブをついでに買い、帰って生しょうゆにわさびを溶かしてぶち込み漬ける。
おやじんるい、そんなことをしたらわさびの辛味がと思ったね?
カメヤの粗おろしわさびはめちゃくちゃに荒い摺った根だな……という塊がわさびの中に混ざっており、辛味が全然減衰しないので、雑に使うにはとても良いのである。
ついでに一緒に入っている小菊と大葉もちぎってぶっこみ、粉昆布を突っ込んでうえから塩を振り、そろそろ30分。つけ汁に塩を足すという邪道行為をすると30分で十分浸透圧が仕事をしてくれる。
こうなれば後はお茶漬けにしてよし、ばらちらしにしてよし。
ちらし寿司とタイトルに書いたしどう作るのかだけは説明しておこう。
なに、カンタン酢をご飯に混ぜ、そこにひじきの煮物をぶちこんだ雑極まりないものにクッキングシートに溶き卵を流しレンチンしただけの錦糸卵を作って料理用のハサミで切って載せるだけ。料理と呼ぶもおこがましいが、ひじきとご飯は合うのでおいしい。
そこに漬かった刺し身を刻んで乗せまくればなんかちょっと豪華!簡単!という寸法よ。山椒の葉とかゆずかわを載せると味覚というやつは結構ごまかされてくれる。
おお、もう、もう今日はなにもしない。
と言いつつ半額だった国産黒毛和牛切り落としを……牛丼にしなきゃ……
明日でいいか……
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます