深夜二時のコンビニパスタ

 持ち帰り仕事などがあったためにふと気づけば夜更け。

 冷蔵庫には帰りに買ってきたコンビニパスタが。


 明日まで持ち越したら絶対にすごく美味しくない、と確信するセブンイレブンのチルドのパスタ。冷凍にすればよかったなと思いつつ、しかもその場のノリで大盛りペペロンチーノを買ってしまったため時間経過でどんどん味が落ちそう。本格的に明日に回すとアレなので、色々観念して食べてしまうことにした。


 まず規定時間レンジアップしたものを別の器にどけてせめてもアブラというか、液体を切る。

 冷蔵庫からよいベーコンを取り出して一切れだけ切り出し、ちょちょっと刻んで(まな板シートさまばんざい)油無しでフライパン用クッキングシートを敷いたフライパンに突っ込み、じゃっと炒めてほぐしたパスタを足す。

 その後小ネギパックをどさっとやり、黒オリーブの細切れ(サラダクラブ)をがっと混ぜる。泥縄的抵抗として生胡椒をすこし。忙しい時期は使い切りの小ネギパックとかオリーブの細かくしたのとかパウチのやつが本当に便利でならない。都市生活、ばんざい。

 レモン皮でも削って入れるかどうか思案したものの、なんだか味がうるさくなりそうだったのでやめた。


 色々足したものの味自体は伸び切ったジャンクなコンビニパスタ。ほこほこ熱いのが評価点というところか。

 美味しいベーコンとオリーブはちょっと余分だったかもしれない。こう、ふくよかな燻製香とアブラの甘いベーコンとオリーブの旨味が完全に浮いているのは予想外だった。美味しいものを足せば美味しくなるだろうと思っていたのでびっくりした。生胡椒もなんかちょっと華やかすぎるかもしれない。でも箸休め的にはアリ。

 小ネギはとてもアリ。

 平熱でぞるぞると啜る。特に味に感想は無いが胃が重くなるし体は温まるので寝られそうだななどと思う。

 せめてもの抵抗でからだすこやか茶ダブルをがぶがぶ飲んだ。許されよという気持ちです。牛になるかもしれない。

 美味しいベーコンとオリーブのパスタは明後日リベンジしようと思った。

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