第3話

カツカツカツカツカツカツ………

チャイムが鳴る。

「今日の授業はこれまでだ。蒲公英。号令を」

「はい、起立」

俺はどうやらまた現代に戻ってきたらしい。


———


「そもそも長谷川くんって今の人間なの?過去の人間なの?それとも未来?」

「それが俺にもわからないから困ってるんだ」と俺はポツンというと背中に重力が持っていかれるように倒れ、倒れた瞬間戦場へと戻ってきた。

「前!!!前へ進め!!!!」————俺は何もしない。

「何をやっている!働かざる者食うべからずだぞ!さっさと行け!」

「嫌です」

「なんだとォ!?」

グサッ

「背中を見せ過ぎですよ。大前中佐。———ハ!!!!」

「ガ———ハッ」

「中佐!!!中佐!!!!」

「あとを……。頼む、尚哉———」

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