第71話 核取り出しの時間
ふむ、まさかここまでとは
驚きながらも、理解する。既に執行者のほとんどが始末されている、フィアには倒される度にその光景が頭にこびりつくのだ
だがそちらに注目している余裕は無かった
というのは
「……で?この核をどうするって?」
「ッァ!そのドライバーを手放すなぁ!ッ!」
ピカリ。と世界がひかり、また収まる
エイルとフィア、2人は今ものすごい難易度の物を片付けている最中だった
場所は世界の中心、この星の中心核
そこには世界の予備システムが多数収納されている。それらの中のひとつ、予備神核保管庫
そこにエイルと入って言っているのだ。目的は勿論神核の補填
「……こうなったのはお前のせいだからな?フィア」
エイルは呆れながら作業を続ける
数刻前、他の子メンツが執行者たちと戦い始める頃
フィアがただを捏ねたのだ
「神核が無いとやる気が起きない!それをまずは取り返してからじゃないとなんもやる気が起きないよォ!」
と
勿論彼女のただを捏ねている意味は理解していた。おそらくだが彼女は何か秘密を抱えている
それが果たして何なのか、分からないからこそ確かめようとしている
エイルは世界の全てを知っている訳では無い
勿論この世界のシステムなど当然理解の範疇だ
ある意味ジャンル違いのものだから当然ではあるか
で、今までに既に約31回爆発してるわけで
「ヘッタクソか!お前!」
「う、うるさいうるさい!」
フィアはある意味悪くは無い。フィア的には、しっかりと操作しているつもりなのだが、倒される度に執行者達の記憶がめっちゃ逆流してきて
それを受ける度に手を離すから、こんなことになっているのだ
……既に辺り一面に破壊跡が広がり、さすがのエイルですら、呆れるほどである
核を触れれるのは、フィアだけなので任せているのだが
そのせいで一向に仕事が進まないのだ
進まなすぎて、エイルはもうどうするべきか分からなくなっていた
核を取り出すだけ、なのになぜこんなに時間がかかってしまっているのか、そういった話なのだ
◇◇
『システム、アップグレード』
?突然何かが光だし、それに合わせて近くの扉が開く
そして扉の先からは何者かがゆっくりとフィアとエイルの方に歩いてきた
「ふん、邪魔だ」
エイルが手をあげると、その何者かはぶっ壊れて消し飛ぶ。
しかしそれを押しのけて大量の機械兵器が現れる。それらはどうやらこの世界のシステム側の存在のようで、エイルの機械操作魔法を受け付けなかった
「……まぁ時間つぶしにはちょうどいいか」
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