第45話 誘惑
【舞side】
「 恭介くん。 学校なんてサボって、アタシとデートしようよ ♪
最後はアタシとイイコトしましょう 」
この清楚系ビッチがスカートを
すかさず、恭介の目を私達の手で隠した。
少し恭介の耳が赤く成っている。
男は皆、スケベと言うけど、恭介も普通の男だったと云うことだ。
もちろん、それくらいで嫌いに成ったりしないけど……
「ふざけるな ! 恭介……
前世、呂布だった
厨二病ヤンキー、今度は呂布かぁ~
次は誰かな ? 中国の歴史は知らないのよね。
スッ~と近づいて来た
「男の子は、やっぱり胸でしょう !
ウチの胸、ど~よぉ。 彼氏に成ってくれたら、ウチの胸を好きにしていいんよ ♪」
このホルスタイン女 ! 何てこと、するのよ !
コイツら、私達、幼馴染み女子が恭介に対して積極的に攻めないことを、いいことに誘惑を始めたのだ。
意外に恭介もムッツリスケベだと最近に成って気づいた私達もアプローチはするものの、やり過ぎて嫌われるのが怖いから、コイツらみたいな恥知らずなマネは出来ないでいる。
「いい加減にしてください !
兄さんも兄さんです、鼻の下が伸びていますよ !」
冬香が抗議するも……
「幼馴染みは負けフラグ !
今時、従兄妹だの血の繋がらない兄妹なんて古いんよ。
今時は、略奪愛が流行りなんさ ! 」
ウッシーが挑発しているけど、略奪愛も古いと思うのだけど……
「ほ~う、流行りものには
屯所で詳しくことを聞こうか、愚か者どもよ。
今日こそは逃がさんぞ、問題児どもが ! 」
気がついたら、私達の周りを機動新撰組がぐるりと囲んでいる。
機動新撰組 八番隊 組長
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