第29話 YACって、何 ? 知らなかった世界
【埼玉舞side】
冬香から恭介や栞が、していることを聞いた。
『ちゃん』や『くん』付けは、もう止めたわ。
もうすぐ中学生なんだから、いつまでも子供みたいな事は出来ないわよ。
YAC2024 ~ヨムカク・アニバーサリー・チャンピオンシップ 2024~
あのMARUKAWAが主催しているイベント、知らなかったわ。
約1ヶ月の間に出される八つのお題……
「なんだ、楽勝じゃん ♬」
美衣が言うと冬香にスゴく怒られてしまった。
どうやら、冬香はヨムカクやオメガポリスの読者らしい。
第1回お題では、書き出しが『○○には三分以内にやらなければならないことがあった』
それが、どんなに大変なことかと冬香に
ピロリ~ン ♫
冬香のスマホが鳴ると、それに反応した冬香は素早くスマホを
「兄さん達、作品が完成したんだ……
思わず、冬香のスマホを覗きこむと、
「自分のスマホで読めばいいじゃないですか !」
冬香に言われたものの、まだヨムカクのアプリをインストールしていないことに気がついた。
急いでヨムカクをインストールするが、恭介の作品を見つけることが出来なかった。
恭介や栞の名前で検索しても作品が見つからない。
それは、愛ちゃんも一緒らしく途方にくれていると、私達の様子に気がついた冬香が、
「本名で載せているワケ無いじゃないですかぁー !
ペンネームを使っているんですよ。
あっ、ちなみにペンネームで調べても見つからないから、手伝いますね 」
年下なのに面倒見の良い冬香に教わりながら、スマホを操作すると……
ハムサラダ ?
ペンネームって、みんなこんな感じなのかしら ?
「兄さんのセンスって、変ですよね。
何処かズレていると云うか、常識がおかしいと云うか 」
だけど、それだけ信頼している
なにか、ちょっと悔しい……
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます