慈悲出版が出来るまで

第０３話 無利子の慈悲に甘える

それから、僕は賞レースにエントリーしまくりました。

自分のことをアイデアマンと形容出来るくらいに

次々と発想は生まれ、でも結果は誉れとは程遠く。

カクヨムでも、さまざまなお題に寄稿しました。

一番覚えているのは、最強のバディ。

時間が余ったので四作以上書きました。

（出来栄えは悪くないので、バディ全作をつなげて

１００，０００文字に達するか試しています）

（カクヨムコン９期間内に無理でもいい！

読まれる書き手になるには長編を多く持つこと！）

言いたかったことは、自費出版の期間は若干空きました。

メディアコンサルティングとの契約で失った資産は

ざっくり計算で２００万円です。

２００万円投じて、６，８４０円のリバック、か……。

次の出版社は東京図書出版さんと決め打ってましたが

まさかの門前払いを喰らいました。

自費出版で断られるなんて……。

色々、資料を取り寄せましたが、一番最後にアクセスした

梓書院さんに感じるものがあったので

話を順々に通してみると

この原稿で問題無いと言って下さいましたし

この原稿の順番で印刷を進めて行きましょう、とも。

何と言うか、空気感を大事にする感じ……

僕が最初にリリースした原稿の順番で

パッケージングしていきたいと言う意思は

きめ細やかでやさしい手触りを感じました。

後に物議を醸す、ＩＮＳＡＮＥ問題を鑑みると

ＩＮＳＡＮＥ一番起用は間違いの気もしますが

とにかく、僕はこの編集術の虜になりました。

０１：ＩＮＳＡＮＥ　

０２：スマホのパラレルワールド

０３：増える虜と減る新規　

０４：ＦＵＢＵＫＩ伝

０５：ＧＯＬＤ　ＳＴＲＩＮＧＳ

０６：ＭＡＭＡＧＡＮＥ

６タイトルを極力端的に紹介しました。

正式名称とか違うのもありますが、作者の僕はそう呼んでいます。

これが二回目の自費出版。

自費は公開していますが、小金持ちなことは秘密です。

この頃になると、岩永恭江女王陛下

「金貸しのヤス」に資金援助をお願いするようになります。

無論、全額返しますが、無利子の慈悲に甘える

これぞ正しく慈悲出版とは言えないでしょうか？

クレジットカードの分割払いは、

５回払いまで無利子で通る場合もありますが

リボルビング払いは完全にＯＵＴで

額面が大きい程に、地獄が待っています。

そんな中、慈悲出版は永年無利子の大出血サービス！

是が非にも、この恩情に応えたいと奮起するのが

ヒトの道ではないですか！

僕は史上最強の全力を出しますよ！

僕の屍を超えるのは僕だ、

このお題は秘密を暴露するもの。

（秘密を隠し通すこともミッションクリアかと）。