第2話 これって何、どうしたら良いのだ!
体の中に何かが流れて来る、まさかギフトをもらってしまったのか?
「ならまさし、無事に帰って来るように、怪我なく帰って来なさい」
そお言ってばあちゃんは家の中に戻って行った。
不味いな、とにかく確認しよう。
「ステータス」
四角い透明な黒板が現れる、やはりギフトをもらってしまったんだ。
俺は膝から崩れ落ち、その書いてある文字を見る。
サダマサシ、レベル100。
武力10。
魔法力10,000。
知力50。
体力30。
ギフト1/5
ギフト1、超鑑定。1/1/1
ギフト2、空き。
ギフト3、空き。
魔法力の数字が銅ギフトの人たちよりいいが、他がまるっきり凡人だよな
100以上無いと誰にも相手にされないな。
ただギフト1がレインボーカラーでキラキラ光っている。
待てよ、ギフトって一つしか貰えないんじゃ無いのかよ! なら早く出て、寺社仏閣を回るぞ!
俺は急いで、家を出て自転車に乗って近所の神社に来る。
此処は神社だけど、誰もいないしな中の物は何だろう。
『日本武尊』の掛け軸だ。
よし拝むぞ、賽銭は五百円、五円の百倍だから効果も百倍欲しい。
賽銭箱に入れて、鈴を鳴らしてニ礼ニ拍手一礼をして後ろに下がると体の中が暖かくなる。
ステータスを確認。
サダマサシ、レベル200。
武力1,000。
魔法力10,000。
知力50。
体力300。
ギフト2/5
ギフト1、超鑑定。1/1/1
ギフト2、一撃。1/1/1
ギフト3、空き。
よしレベルが上がったぞ、やはりギフトをもらえた。
ただ武神とかの役職ではなくて、技かも知れない。
もお一つ側に神社があったはず。
俺は急いで自転車を走らせて次の神社を目指す。
神社の入り口に着いたが、此処は何故石段が長いのか?
小さい時に数えたら500段はあったぞ!
えっちらこっちら上を目指して階段を登る。
いくら高校生でも、この石段は流石にきつい。
そして頂上、鳥居を通って中に行く。
そこには、高校の同級生の女子が掃き掃除をしている。
「あゝサダ君いらっしゃい、お参りかしら」
「こんにちはサクラさん、ちょっと聞くけど此処の神社の御神体は何かな?」
俺はまた神社の中を見て解らなくて戻っていきたく無いので、さくらさんに聞くことにする。
「此処わね、建御雷神様よ、ただ誰も来ないのよね不思議なのよ、
だって雷の魔法をもらえ、ごめんこれ言っては行けなかったんだ!
聞いた事を忘れてね」
「いや、それはそれで良いよ、拝んで帰るね」
そして、社の前で、賽銭箱に五百円を入れて拝む。
鈴を鳴らしてニ礼ニ拍手一礼、後ろに下がると体の中が暑くなる。
「サダ君ギフトをもらえたかしら?」
「いや貰えなかったみたいだよ」
「へ〜ぇ貰えなかったの」
(怪しい行動がもらえたみたいな仕草だよね)
サクラが俺をジト目で見て来る。
「さっき言った神様のギフトは貰えなかった、また違う所に行くよ」
そして俺は後ろに振り向いて階段を降りて家に帰る。
「絶対に怪しい、明日学校で尋問ね!」
サクラはそう思うと、自宅の社務所に行く。
何も考えず俺は明日の事などは考えないで、家に帰る。
「ただいま、何ももらえずに帰って来たよ」
「もう帰ったのかマサシ、なら明日は何処に旅に行くんだ!」
「ばあちゃん、明日は学校だよ、学校に行くに決まっているんだ学生わね」
俺はそう言い、部屋に行く。
ベッドに横になり考える。
これは世界に話せない秘密だよな、明日からどうしよう。
「ステータス」
さだまさし、レベル300。
武力1,000。
魔法力100,000。
知力250。
体力300。
ギフト3/5
ギフト1、超鑑定。1/1/1
ギフト2、一撃。1/1/1
ギフト3、雷魔法2/2/2
ギフトは全てレインボーカラーだった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます