岩に刺さった剣、それを抜けば王様になれるという。旅の商人はその剣の前に立ち、あれこれと思考を巡らせる。何か秘密があるのではないか、と。剣に込められし秘密とは何であるのか?是非読んでみてください。短篇のファンタジーです。
岩に刺さった剣を抜いた者を王様とする。アーサー王伝説を彷彿とさせる設定ですが、それを作者が独自に調理した感じでしょうか。前半のコミカルさと、後半の秘密の暴露からの暗転。中々に面白いです。1万字の短篇できっちり仕上げています。皆さんも是非読んでみてください。