第2話

「うーん」


 軍服を、脱ぐように言われて用意されていたのはアロハシャツとハーフパンツ。

 そんな、服装でとりあえず最寄りのスタバで一旦コーヒーを飲むことにしたが、


「逆に 目立ってないかこの衣装は ??」


「あぁ すぐにスーツに着替えたいがカード類を 没収されているからなぁ」


「だよな

作戦が 成功したら2階級特進だっていうのも引っ掛かる」


「それも おかしいな

とりあえず 自己紹介をしようか ??」


「いや どうせこの1週間でお別れするメンツに自己紹介っているんですかねガルオド少佐殿」


「いらねえだろ

名前さえわかればさ」


「名前も 必要あるか?」


「じゃあ もうイイや

お前は スキンヘッドそしてお前はモジャモジャそしてグラサンのお前はカリアゲ」


「なんだと !!」


「それじゃあ ガルオド少佐殿はヒチサンだな !!」


「間違いねぇな」


「まぁ スキンヘッド呼ばわりじゃあ締まらないから おれはコーネリアジと呼んでくれ」


「僕もカリアゲじゃあなくフィッチャーだ」


「それならワシモジャモジャではなくチッピー・ルーヴェン」


「チッピー !!」


「クソッ

つい言っちまった」


「ハハハ」


「あれ ガルオドか」


 ちょうど、オレの知り合いの男が声をかけて来る。


「ボールダーラ

なんで こんなところに」


「そりゃあこっちのセリフだよ

とある捜査が終わってこれからオフなんだよ」


「捜査 ??」


「ぼく モルグベック・ボールダーラは今FBI 捜査官をやっているんだ」


 ボールダーラが、メガネのツルにさわりながら自慢気に話す。


「あっ そうなんだ」


 メンバーの、顔色が変わる。


「ヤバいな」

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