青い空 結
千瑛路音
青い空 結
思ったり、考えたりしたことをつらつら書き連ねてみた。
春、最近では冬場寒くなりすぎて、早咲きの桜を新聞なんかで目にする。
いつもは決まった山に桜が咲き始めると見に行く。大体5分咲きか7分咲きといったところになる。満開の時期になると遠出せずに結局、近場の公園の桜を見に行ったりもする。わりとその方が落ち着いて見れたりする。
秋、少し涼しくなると空が高くなる。雲のなかでひつじ雲かイワシ雲を見ると季節の実感がわく。
そして秋になると必ず、小春日和を探す。小学生ぐらいのとき、本で読んだ小春日和という言葉がとても印象に残った。まず、春なのに春じゃないのか?という疑問にとらわれる。そして、春みたいな日ということに想像力が膨らんでいった。詳しくは覚えていないが、確か、秋か冬に晴れて日差しが暖かく、春のような日のことを言っていたと思う。小春日和になるとクレパスで書かれた、暖色の絵を思い出す。
寒いのは苦手だが、なぜか冬が待ち遠しくなる。春や夏や秋より今は冬が待ち遠しかったりする。だから、そうこうしているうちに、風が強くなり周りがつめたく冬を感じさせるようになると、なぜか逆にほっとする。とても厚く灰色の雲を見上げては青い空を思い出している。 完
青い空 結 千瑛路音 @cheroone
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます