第二十二話 競売地

「増税だな」


「そうね、増税よ」


「……この時期にですか?」

「この時期だからじゃないの。ねえ、フリッツ」


「そうだよ。きっと領民たちは理解してくれるよ」


「あのぅ……今回の出兵で働き手を失った家も多く……せめてその家は免税処置を取りませんと……」


「そんなの不平等じゃん。有事の際の従軍は領民の義務なんだから、いちいちそんなことで免税処置なんて取れないよ」


「しかしながら、それではその家の生活が成り立たず……」


「うるさいなぁ、お前は! 俺様に逆らうのか?」


「逆らうとかそんなお話ではなく、彼らが飢え死にしてしまい……がはっ!」


「それが俺様に逆らっているって言うんだよ! 余計な時間をかけさせるな! ボケが!」


「さすがはフリッツ、勇ましいわねぇ」




 父上が討ち死にし、俺様がバルサーク伯爵となった。

 大半の家臣たちと、徴兵した一家の働き手である領民たちも多く失い、我がバルサーク伯爵領は領地の立て直しが急務となっている。

 暗黒竜に備えて集めた装備の代金などで商人たちにツケ(借金)もあるから、まずは税を増やして借金を減らさないとな。

 それに噛みついてきた家臣がいたんだが、当主の交代が発生するとこういう奴が出るんだよ。

 新当主にわざと逆らって、自分の影響力を大きく見せようとする輩が。

 他の新当主は知らないが、俺様はそんなものに引っかからないさ。

 他の家臣たちへの戒めも必要だから、少し痛めつけておくか。


「ったく、この大変な時に、『自分は有能な忠臣です』ってアピールするための売り込みか? 他に真似する奴が出ないとも限らない。少し痛い目に遭ってもらうとしよう」


「私は、この時期の増税はバルサーク伯爵領の衰退を招くと……バルサーク伯爵家ならば、まだ借金に耐えられます。まずは領民たちの生活を回復させるのが最優先……っ!」


「まだ言うか! 歴史あるバルサーク伯爵家が借金に追われているなんて知られたら恥ずかしいだろうが! 俺様の恥は領民たちの恥だ! それも理解できない雑魚は死ねよ!」


「フリッツ、いい判断よ」


 ほら、母上もそう言っている。

 だいたい、これ以上借金が増えてバルサーク伯爵家が破産したらどうするんだよ?

 お前らだって失業の危機なんだぞ!

 これだから、自分のことしか考えない無能は。


「では、今年の税額はいかほどに?」


「八割くらいじゃないかな? とにかく商人へのツケを減らすぞ。それと諸侯軍の再編や立て直しも必要だ」


 バルサーク伯爵家の諸侯軍が今の規模や装備では、周辺の貴族たちに舐められかねない。

 急ぎ諸侯軍を再編しなければ。

 装備品も……亀鉄装備や魔法道具の買い直しも必要だな。


「それでは早速、領民たちに増税の布告をいたします」


「頼むぞ。あと、そのボロ雑巾を片付けておけ。ついでに、そいつはクビな」


「畏まりました」


 お前の言うとおり、増税だけではなぁ。

 経費削減もしなければ。

 というわけで、俺様に逆らったお前はクビだ。

 俺様に逆らって殺されなかっただけ、ありがたく思うのだな。






「ダストンさん、プラムさん。Bランクへの昇格おめでとうございます」


「おめでたいのかな?」


「あまり変わりはないと言いますか……」


「とは言いますが、CランクとBランク以上には大きな差がありますからね。Bクラスは下級貴族と同じ扱いを受けるんですよ」


「バルサーク伯爵家を追い出された俺と……」


「ラーベ王家を追い出された私が、今さら下級貴族扱いになっても……と思いますけど……」


 月が変わり、俺とプラムはBランクに昇格した。

 ランドーさんによると、Bランクになると下級貴族と同じような扱いになるらしい。

 扱いであり、正式な身分ではないので、実際にどんな変化があるのかは、今のところ不明だけど。


「あって損はないですよ。特にお二人は稼ぐので、これからは貴族とのトラブルにお気をつけいただきたく」


「トラブルかぁ……」


「変な貴族も一定数いますからね」


 自分は高貴な貴族なので、下賤なハンターは自分に利益を供与して当たり前という、もの凄い考えを持つ者たちがいるそうだ。


「暗黒竜騒動のせいで、困窮してる貴族たちが増えました」


「『貧すれば鈍する』か……」


「それはいい言葉ですね。ダストンさんが考えたのですか?」


「いえ、昔に見た外国の言葉を記した本の記述だったと思う……記憶が曖昧だけど」


 まさか日本のことわざですとも言えず、そこは適当にはぐらかしておいた。

 古い書物に書かれていたで、大体押し通せるから誤魔化すのは簡単だけど。


「人間という生き物は困窮すると、おかしなことを考えがちです。自分は貴族という高貴な存在なので、下賤なハンターが自分たちに奉仕して当然。そんな謎理論を開陳する貴族は昔から一定数いるんです。実はランク制度って、その対策で作られたんです」


 貴族のハンターたちに対する横暴をハンター協会がスルーすると、そこからハンターが逃げ出してしまう。

 そうなると、その支部は一気に売り上げが落ちてしまうわけで……。

 だから、ランク制度を作って対応したわけか。


「ダストンさんもご注意ください。バルサーク伯爵家はかなり危ないので」


「そうなんですか?」


 元々一年ほどしか過ごした記憶がないので、追い出されてからは暗殺されそうになった時以外、ほとんど思い出さなかったのだ。

 今はプラムと楽しくやっているので、余計にどうでもいいと思ってしまう。

 冷たいと思われるかもしれないが、先に俺を追い出したのは向こうだからなぁ……。


「ですが、俺はすでに貴族簿から抜けていますよ」


 父は、将来の禍根を断ちたかったのであろう。

 俺を追い出した直後、正式に俺を勘当した件を貴族省に届け出ていた。

 貴族省とは、リーフレッド王国で貴族の管理をおこなう役所のことである。

 そこに保管されている貴族簿という帳簿があって、そこに記載されている人間のみが貴族という扱いになっていた。

 俺は実家を追い出された直後にそこから外されているので、もう貴族ではないのだ。

 ゆえに、バルザーク伯爵家にも、俺を殺そうとした母にも、高慢ちきな弟にも配慮する必要などない。

 少なくとも、俺はそう思っている。


「私も、もしラーベ王国に同じようなことを言われても無視するでしょうね。さすがに王室が追い出した王女に援助は求めないと思いますけど……」


「とにかくご注意を。お二人はBランクなので、なにかあったらハンター協会へどうぞ」


 ハンター協会がなんとかしてくれるのか。

 今、俺たちにアーベンから逃げられると大変だからだろうな。




「師匠、今日も大猟でしたね」


「レベルは上がりにくくなったけど」


「それは仕方がありませんよ」


 今日も魔獣狩りを終え、清算を終えてから屋敷に戻ったのだが、屋敷を預かっているムーアがなぜか怪我人を看病していた。

 というか、大怪我でボロボロだな。

 俺はすぐに、無限ランドセルから取り出した魔法薬でその人物を治療した。


「申し訳ありません! ダストン様」


「あっ、ボロボロで気がつかなかったけど、アントンか!」


 若手ながら、経理に詳しく父が重用していた人物だ。

 彼の父親も重臣だったのだけど、不幸にも病で急死してしまい、その子供であるアントンが跡を継いでいたという事情もあるのだけど。


「アントンも大怪我? もしかして……」


「はい。実は……」


 アントンが自分が大怪我をした事情を説明してくれたのだけど、その理由が酷すぎた。

 なんと、暗黒竜との戦いで俺の弟であるフリッツは運よく生き残り、討ち死にした父の跡を継いで新しいバルザーク伯爵になったらしい。

 それもわずか十二歳で、しかもあいつは俺が廃嫡されたら調子に乗ってしまった。

 残念ながら、フリッツには俺から見ても当主としての才能はない。

 さらに言えば、あの母がついていた。

 バルザーク伯爵領は、間違いなく悪政で喘いでいるだろうなと思ったら……。


「今、増税するのか。フリッツと母上の頭は大丈夫なのか?」


「暗黒竜と戦う準備で予想以上に金がかかり、借金がありましたので……フリッツ様は、栄誉あるバルザーク伯爵家が借金持ちだなんて恥ずかしいと……」


 当然アントンが反対したが、ムーアと同じくフリッツによって折檻され、クビになってアーベンまで逃げてきたわけか。


「死を覚悟しましたが、運よく町中でムーアに拾われまして……」


「すみません。どうしても見捨てられなかったのです。アントンさんには世話になっていたので……」


「それは別に構わないさ」


 ムーアは、年上であったアントンによく面倒を見てもらっていたそうだ。

 それは見捨てたら目覚めが悪いものな。


「それで、これからどうするんだ?」


「あてはありません。私もバルザーク伯爵家をクビになってしまったので……」


 次々と有能な家臣をクビにしてしまって、はたしてバルザーク伯爵領はちゃんと回っているのか?

 二人分の人件費なんて削減したところで、大した経費削減にもならないだろうに。

 どうせフリッツと母は、無駄な浪費をやめられないのだから。


「増税って、一家の稼ぎ手を失った家もか?」


「はい……」


 今わかった。

 フリッツと母は、本当に頭が悪いんだな。


「領民たちが逃げ出さないか?」


「わかりません。もしかしたら、逃げ出せないかもしれないのです」


「どうしてだ?」


 俺も、ムーアも、アントンも。

 バルザーク伯爵領からはちゃんと逃げ出せている。

 あのフリッツが、アリの這い出る隙間もないほど領地境を厳重に警備できるとは思えないなぁ……。

 能力も人手も指揮能力も不足しているのだから。


「もし逃げ出せても、今、リーフレッド王国北部はその……」


「貧乏なんだよな」


 それは、暗黒竜相手にあれだけ貴族と兵士たちが死ねばな。

 挙句に、自分たちのプライドのために生き残ったハンターたちを批判し、多くに逃げられてしまったのだから。


「八割なんて法外すぎる税は払えませんが、他に逃げても、流民なんて悲惨なものです。このアーベンでも職が見つかるかどうか……」


 特に、一家の働き手を失った女性と子供には辛いか。


「他の領地も、状況は似たり寄ったりです。当主と一族、家臣たちが壊滅し、まともに統治されていないところもあるとか。資産を持って王都に逃げ出し、領地を競売にかけた貴族もいるのです」


 このまま領地を統治していると赤字が増える一方なので、残った一族と家臣たちが領地を捨てて王都に逃げてしまったのか。


「王国に領地を返上すれば、法衣貴族として年金が貰えますからね。幸いといいますか、すでに多くの一族と家臣が討ち死にしていますので、領地を捨てることに反対する者も少なく、在地貴族から法衣貴族になるには家臣や一族の切り捨てが必要ですが、それもほとんど必要なくなりましたから」


 いよいよ会社が立ち行かなくなって、資産があるうちに会社を清算したようなものか。

 残された領民たちは不運だけど、誰か領地を買うかもしれない。

 その人が有能なら立て直せるかも……難しいか。

 簡単に領地を立て直せるのなら、そもそも領地を捨てるわけがないか。


「それが、暗黒竜の被害の爪痕が大きい北部なので……」


 そんな不良債権、誰も買わないわけか。


「王都にいる法衣貴族たちですけど、中には競売地を買い取って在地貴族になる野心がある者もいます」


 自分の会社や一軒家を欲しがる、サラリーマンみたいなものだな。

 維持するのは大変だけど。

 あっでも。

 大金を稼いだハンターが購入して、第二の人生を送る人もいなくはないと聞いたな。

 いくらハンターとして大金を稼いでも、所詮は成り上がり者、野蛮人とバカにする人も多い。

 領地を購入して貴族になるってのは、最後に名誉と地位を手に入れる手段だと聞いたことがあった。


「(俺には興味ないけど)」


「ハンターでも、競売地を購入できますよ!」


「アントン、俺に貴族に戻れってのか?」


 それはごめん被りたい。

 スキルのせいで人を勝手に貴族籍から抜いておいて、今さら戻れなんて、そんなムシのいい話はない。


「そこをなんとか! 実は、このアーベンからも近いバルサーク伯爵領の北部、ステリア子爵領が競売にかけられております」


「えっ? あそこが?」


 確か、バルサーク伯爵家とステリア子爵家って滅茶苦茶仲が悪かったはずだ。

 領地が隣接しているため領地境の争いは数知れず、長年争っていたから仲が悪いのも当然という。


「ステリア子爵家は、王都にトンズラしたんだ」


「ええ、今は王都から派遣された代官が統治していますけど、あそこはバルサーク伯爵領よりも犠牲者が多いので……」


 当主と息子三人、さらに家臣も兵士も、文字通り全滅したらしい。

 暗黒竜のブレスにより、全員黒焦げだったそうだ。


「残った一族が、領地の統治に責任持てなくて逃げ出したんだな」


 資産が残っているうちに、というわけか。

 賢明な判断じゃないか。


「ええ。それと、バルサーク伯爵家はフリッツ様がいますので……」


 仕返しされると思ったんだな。

 あいつならやりそうなのは事実だ。


「代官がいますから、今のところは大丈夫です。当初、フリッツ様はステリア子爵領を買い取ろうとしておりまして……」


 ところが、借金があるので不可能だった。

 それで、増税してまで借金をなくそうとしたのか。


「借金がある貴族家が、競売地を買い増すのは禁止なのですよ」


「それはそうですよ。もし統治が破綻したら、競売地が二つになるのですから」


 プラムの実家ラーベ王国にも同じような制度があるそうで、ルールもほぼ同じだそうだ。

 フリッツが無理にステリア子爵領を買い取った結果、バルサーク伯爵領まで破綻したら意味がないので、そういうルールがあって当然だよな。


「だからって、俺が買い取ってどうなるよ?」


 領地の統治なんて面倒だ。

 俺は自分のスキル、絶対無敵ロボ アポロンカイザーを極めたいのだから。


「プラム様、お助けを!」


「私は、師匠の決めたことに従うのみです」


 プラムは貴族どころか王族だったのに、城を追い出されてしまったのだ。

 余計に貴族には未練がないだろう。


「ダストン様なら必ずやステリア子爵領を統治できるはずです。いえ、それどころか発展すら可能だと私は確信しております!」


「そうか? 下手をしたら内乱だぞ」


 ムーアはそう言うけど、ステリア子爵領の隣はあのフリッツと母が統治するバルサーク伯爵領なのだ。

 もし俺がステリア子爵領を買い取ったなんて事実が知れたら、あの二人のことだ。

 軍勢を送り込みかねない。


「そこをなんとかお願いします! ステリア子爵領があれば……」


 これから重税で喘ぐであろう、領民たちが逃げ出せるわけか。

 しかしそれも、フリッツとの争いを誘引するであろう。


「そうなる可能性は高いですが、貴族同士の争いは王国は関与しません」


 貴族の領地は半ば独立国のようなものなので、手を出しにくいというのが現状なのだ。

 確か、他の貴族との争いに負けてしまって領地を追い出され、王都で復讐の機会を狙っている貴族もいるとか……。


「フリッツと母を、王都に追い出すのか?」


「そうしなければ、将来あの二人によってステリア子爵領もバルサーク伯爵領も終わりです! 突然先代様に勘当され領地を追い出された件と、我ら家臣はなにもできずただ見ているだけであった件は一生を賭けて償います! どうか、なんの罪もない領民たちをお救いください!」


「ダストン様! プラム様! 私からもお願いします!」


 アントンまで、俺に貴族に戻れというのか……。


「……」


 うーーーん、困った。

 俺は今さら、貴族になんて戻りたくないのだ。

 ハンターとして魔獣を狩ってレベルを上げ、いつか絶対無敵ロボ アポロンカイザーに乗りたいだけなのに……。

 そのためには、とにかくレベル上げが最優先……必ず絶対無敵ロボ アポロンカイザーに乗れるようになる保証はないけど、今はそれを信じて魔獣を狩るしかない。

 領主の仕事などしてられないのだ。


「バルサーク伯爵家から追い出されたあと、俺には人生の目標ができた。それは俺のスキルを極めること。そのためには、多くの魔獣を狩ってレベルを上げなければいけない。貴族としての責務を果たせないから無理だ」


「我々が命がけで補佐しますから!」


「私も微力ながらお手伝いさせていただきます!」


「そしてお前たちが、フリッツと母の二の舞になるんだな」


 俺が領主になってすべてをムーアとアントンに丸投げした結果、この二人が増長してフリッツや母と同じことをしない保証はない。

 もしそうなったら、俺が領主になった意味などなくなるであろう。


「もしそうなったら、俺が貴族に戻った意味はないな」


 人の心は弱いものだ。

 俺の代わりに領地をすべて仕切れる権限を与えられたら……。

 二人に近づいて、好き勝手に振る舞うような奸臣も出るかもしれない。

 そうなるくらいなら、このままなにもしない方がマシだろう。


「どうなんだ? ムーア、アントン」


 俺は二人に対し、強い口調で問い質した。


「そもそもお前らでは、フリッツに成す術がない」


 フリッツの剣術など、決して褒められたものではなかった。

 間違いなく、文官肌であるはずのムーアとアントンよりも弱いはず。

 それでもこの二人は、あれだけ大怪我をするまで折檻されても自分の身を守ることもできなかった。


「家臣根性どころか、奴隷根性だな。俺がいない時、もしフリッツと母がステリア子爵領になにかしてきた時、お前たちは委縮してなにもできず、また半殺しにされるだけだ。そして、俺の代理人だと信じて従っている領民たちをかえって不幸に陥れるだけだ。話にならない」


「そうですね……かえって、領民たちが悲惨な被害を被るかもしれません」


 あの二人の性格上、必ず自分たちに逆らった仕返しをするはずなのだから。

 つまり、この二人が考えた計画は最初から破綻しているのだ。


「俺は間違ったことを言ったか?」


「いいえ。ダストン様のおっしゃるとおりです。同時に安心しました」


「安心?」


「あなたは聡明でいらっしゃる。それにお強い。もし我らが専横を働いたら、容赦なく討ってもらって構いません。あなたは当主様になるのです。不埒な家臣など即決で斬ればいいのです」


「フリッツ様と奥様に逆らえなかった件は、あの時はまだバルサーク伯爵家の家臣だったからです。今なら二人とも躊躇なく斬れます。すでに我々はあの二人に仕えていませんので」


「お願いします! このままではバルサーク伯爵領の領民たちに多くの犠牲者が出てしまいます!」


「大言吐いた責任は取れよ」


「「ダストン様、ありがとうございます!」」


 まったくしょうがないな。

 もし駄目になったら、王国に領地を返上するか、他国に逃げてしまおう。

 どうせ俺とプラムは、魔獣狩りをやめるつもりなどないのだから。

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