霞の絶壁

@VscarecrowV

#1 初日(仮)

 ※注意※

 この小説は作成中です。大変に中途半端な作品となっておりますので

 そういうの苦手な方ブラウザバック推奨です。ていうか恥ずかしいから見ないで。

 読んだ方は改善点をあげてくださると嬉しいです。



 コトコト、コトコト。 「あ、いけない、煮えてる…」 鍋がたてる音で目が覚める。

この手の料理はスパイスのタイミングを測らないと...そんなことを考えながら、調理を再開する。少し危なかった。今夜はいいものを食べられそうだ。


 私はルナ。この大森林のほとりで一人暮らししている薬草売りだ。


「いただきます。」誰にともなく言う。うん美味しい。やはり買い出しに行ってよかった。こんなに美味しいスープのレシピを買えてよかった!「熱っ!」…一気に口に入れてしまった。ひりひり。舌がー。


さて、これからどうしようか。普通に寝たっていいんだけど、たまにはゆっくり、空でも見上げて、お茶でも飲んで、…やっぱり寝よう。明日もどうせ早いし。

梯子はしごをのぼり、布団に入る。「おやすみ」「にゃ」

なんとなく放った言葉に返事があった。「いたんだ、ほらおいで」

ルミは素直に布団に潜り込んできた。今夜の湯たんぽ確保。

ルミの暖かさも手伝って、ルナはすぐに夢へ落ちていった。猫ってあったかいよね…


 ぴちちちち、と心地よい目覚ましの音が聞こえる。「朝かー…」

カーテンの隙間からさす陽の光。角度的に昼も近そうだ。

「明日も早いんじゃなかったんですかね?」

自嘲気味に言う。ルミはもういなかった。自由なやつだ。


乾パンを、温め直した昨日の残りに浸してもそもそ食べつつ(意外といけた)、

今日することを考える。


深部付近のスパイス植生調査か。見つかれば暮らしがいくらか楽になる。

楽しみだ。…3日はかかる。とはいえしないわけにいかないので…


さあ、荷造りだ!テントに着替えに、あとは防寒着は…いるかな。

誕生日も過ぎた今日この頃、11月とはいえいつ雪が降ってもおかしくない。

「乾パンは…」「寝袋は…」ボソボソ言いながら荷造りを終え、「いざ行かん!」

景気付けだ。


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