応援コメント

患者はふたり、医者はひとり」への応援コメント

  • タイトルを含めた叙述トリックが上手……! 完全に意表を突かれました。
    よく考えたら分かる(少女の描写は外面的だったが、男については内面的なことがかなり詳細に描かれていた)辺りも構成として素晴らしいです。
    少女の後悔も胸にくるものがありましたが、物語の最後に、自身を碌でもないと称していた男が、安らな表情で眠っているところが本当に秀抜です。きっと、最後に「優しくあれた」からこそ、彼は眠りに就けたのでしょう。
    最近読んだ作品の中でも群を抜いて面白く、胸を打たれました。
    素敵な小説をありがとうございます✨

    作者からの返信

    往雪さん、ご一読と感想コメントありがとうございました!
    そして返信が遅くなってしまい申し訳ありません…!

    描写に関して気づいて頂けて嬉しかったです!😊🙏
    少女は意識が朦朧としていて話を聞けないから外面的な描写しかないんだな、と思ってもらえるように気をつけながら書いておりました。

    男は碌でもない生き方をしている自覚があり自分自身のことが嫌いでしたが、最後に「自分は悪い子だ」と思っている少女がそれでも両親にはいい子だと言われるように、少女にとってはいい人だと認められて人生に幕を下ろしました。
    男本人はそれを知ることはできませんが、往雪さんの言ってくれたように最後に優しくあれたからこそ安らかな顔になれたのかもしれません。

    こちらこそ改めてありがとうございました!
    この感想を糧にこれからも色々と書いていきたいと思います!💪