二十三年 十月 モンゴルの犬ぞり

 今、零から読み返してみたのですが、書式がバラバラだった。☆の位置が句の前だったり後だったり。なるべく早く直します。すみません。


 さて、今回の写真はお題そのものの、犬ぞりです。

 雪原を走る犬ぞり。どうやらカメラマンはそりに乗って、犬たちを後から撮影していますね。そりの引き綱に繋がれたハスキー犬のような犬たちが七,八頭、こちらにくるんと巻いた尻尾を向けて勇ましく走って、……いや、歩いています。疲れたのでしょうか。右手には寒々とした針葉樹の森、遠景には白い山々。



☆ 犬ぞり走れ雪の静寂しじまを追い立てて


 ワンワンキャンキャン叫んでいる、この犬たちがいなかったら、雪原はどんなに静かな場所なのだろうと思ったら恐くなりました。走って走ってお家に帰ろう。並選。


☆☆ シリウスに吠え立てているそりの犬 


 雪原に夜が来ると、晴れ渡った空に天の川が流れます。おおいぬ座α星のシリウスは一等星。全天で太陽の次に明るい恒星です。ギリシャ神話では、猟師オリオンの連れた二頭の犬が、おおいぬ座のシリウスとこいぬ座のプロキオンです。

 下界の犬たちは、空から自分たちを涼しい顔で眺めているシリウスが気に触って「降りてこい!」と吠え立てるのでした。人選。

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