あれ?後輩、2エピソードと言ってるのに3句あるゾ?もちろん、たくさん読めて得しましたが。
初句には明確なイメージ的ハンデがあると思います。秋の夜空は、夏と冬の満天の星空にはさまれた星の寂しい季節ととらえられることが普通ですので、どうしても「瞬けり」が強く響きすぎるように感じられてしまいます。「点りけり」とか「生れをり」「現れり」など、より寂し気な表現にしたい気がします。またもう少し具体性も欲しい気が。
二句目はなぜ「祖父の背中追う」のかが見えないので、「蜩の山路や」という折角の魅力的な言葉が活かされきれていない恨みが。ですが、それより、添えられたエッセイ風の小文の素晴らしさ!あんまり見事で懐かし過ぎます。
三句目は、ほのかにしみじみと夜気が伝わってきますね。風情のある句だと思いました。
作者からの返信
先輩、コメントありがとうございます。
「八月蜩」と「八月廃遊園地」で2エピソード、ということです。
一句目は「瞬く」では秋の空にそぐわないと言うことですね。なるほど。確かにそうです。雑でした。ごめんなさい。
二句目は……ああ、そうか。なぜ、ですね。う~ん、句にすると難しいですね。う~ん。文章の方を褒めていただけて嬉しいです。
三句目、お褒めいただいて感激です。
二句目は「山路や」で切れたので繋がりが見えなかったかと推察します。これは語順を変えると、ピタッと箱に収まるような印象。
「蜩や祖父の背中を追う山路」的な?
作者からの返信
愛宕師匠、コメントありがとうございます。
それですね。劇的添削!
「蜩や祖父の背中を追う山路」
これしかありません。ありがとうございました。