第23話 憤り

ミルボラさんに子猫を預けて数日後

また職場の敷地に子猫が遺棄された


流石に立て続けに起こったた母店の店長は警察に連絡した


私の元へ子猫の情報が来たのは

警察に届けられた後で子猫たちを助けることができなかった


恐らく警察に届けられた子猫は保健所行きとなっただろうと思う

無力だ


しかし手を差し伸べるにも限界がある

私は悔しい気持ちを抑え、

”唯一助けることができたあの子のことを考えよう”

そう気持ちを切り返そうとしたが


子猫たちを遺棄した犯人にこの上ない憤りを感じた


動物を遺棄するのは

「動物の愛護及び管理に関する法律により

愛護動物を遺棄した者は1年以下の懲役又は100万円以下の罰金」

が課せられる


私の職場はスーパーということもあり

「人が多いから誰か見つけるだろう」

という安直な考えで遺棄して行くのだろうと思う


子猫のみならず生き物を捨てるやつに1度でいいから1発殴ってやりたい


「命をなんだと思ってるんだ」

「この子の生涯に寄り添う気がないのなら最初から迎えるな」


言いたいことは山ほどあるのにどこにも伝えることができない

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